パソコンを自作してるんだから、音質だってより良くしたい。
PCのオーディオ環境向上の為に、必要なオーディオ機器を揃えました。
ハイレゾ対応機器ってだけで高いっす。
痛い出費だけど、今話題のハイレゾ音源に挑戦したいってのもあったんで・・・。
財政難の為、スピーカーは現在使っているものを流用します。
実際、ハイレゾ環境構築しようと思ったら、
非常にややこしくて、複雑だったんで・・・覚え書きです。
オーディオ素人なんで、割と理解するのにも苦しみました。
高音質のハイレゾ音源とは?
High Resolution=ハイレゾリューション(高い解像度)
一般的に96kHz/24bit以上になれば、ハイレゾ音源って言うみたいね。
ハイレゾ音源は無圧縮で高音質って言ってるけど、
他の音楽データに比べ、どれくらい違うのか?
ハイレゾ音源と一般的な音楽データの音質として表記されてるやつ
- iTunes Match(256kbps AAC )
- レコチョクBest 高音質(320Kbps)
- 音楽CD(44.1kHz 16bit)
- ハイレゾ音源(96kHz 24bit)
- ハイレゾ音源(192kHz 24bit)
kbpsとkHzとbitって・・・単位違うじゃん。意味不明じゃん。
どーいう計算式だか知らないけど、CD音源の約3.3倍~6.5倍の情報量って事らしい。
iTunesで圧縮した音源は、320kbpsのMP3で、
音楽CD(WAV)の約20~30%の情報量。
→音楽CDをiTunesに取り込む際の最適な音質は?インポート設定の見直し。 | 俺の動画。
私はiTunesで圧縮した音源(320Kbps)でも、非常に高音質だと思っているので・・・
正直聞き分けられるかは、謎の領域。
ハイレゾはデータ量が多いんで、高音質って言っているけど、
再生する環境が良くなるから、良く聴こえるっていうのは有ると思う。
流行りのUSB-DACを使えば、256kbpsでも十分良い音になってしまうから。
サウンドカードとUSB-DACとアンプの違い。
音源が高音質であっても、それを再生する機器が対応していないと意味ない。
PCオーディオを高音質化って言ってるけど、どうすれば良いの?って話。
ハイレゾであろうが、圧縮した音源であろうと、
いずれにせよデジタルデータなので、音というアナログなモノに変換する必要がある。
そこで必要になるのが、DAC(Digital to Analog Converter=D/Aコンバータ)。
デジタルをアナログに変換する装置。
今時のパソコンは、
マザーボードにサウンドチップ内蔵(オンボードサウンド)が当たり前だけど、
これで高音質の音楽を再生するのは不可能だという事。
だったら専用のサウンドカード増設ってなるんだけど・・・
カードブッ差すのも面倒だし、サウンドカードっていう時代でも無い。
外付けのUSB-DACが普及してきた現在、じゃあそっち使うよねって流れ。
差すだけで手軽だし、サウンドカードと違い外付けの為ノイズも少なくなる。
USBでDACするんで、ノートパソコンでも使えます。
で、USB-DACで調べていると出てくるのが、
ヘッドホンアンプとプリメインアンプとかの「アンプ」っていう単語。
アンプっていうのは音量を増幅させる為の物だと思っていましたが、
どうやら音質調整の機能も有るようです。
サウンドカードとUSB-DACとアンプ違い
- サウンドカード:音を出力するのに必要。性能はピンキリ。
- USB-DAC:外付けサウンドカードみたいなもん。
- アンプ:音量増幅器であり、音質の調整もする。
※私なりに行き着いたイメージです。
よって、USB端子一つで高音質化できる、USB-DAC内蔵のアンプが現代の主流。
アンプのおかげで高音質化しているのか、DACのおかげで高音質化してるのか知らんけど。
DENON「DA-300USB」では無く「PMA-50」を選んだ理由。
USB-DAC内蔵のアンプを買ったら良いってのは分かったけど、
調べていると出てくる出てくる、様々なアンプ。
中でも有力だったのが、DENONのヘッドフォンアンプ「DA-300USB」ってやつ。
DENON USB-DAC ヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 シルバー DA-300USB-S
USB-DACであり、ヘッドフォンアンプでもあるって感じ。
ヘッドフォンアンプを使って、スピーカー出力したらいけないの?
プリメインアンプって何?ってなったんで、調べてみた。
アンプの違いを雰囲気でまとめ。
- プリメインアンプ:プリアンプ+メインアンプ
- プリアンプ(コントロールアンプ):音質、音量の調整をするアンプ。
- メインアンプ(パワーアンプ):プリアンプの信号を増幅。スピーカー出力するのに必要。
- AVアンプ:映像用の立体音響(サラウンド機能)の出力が可能。5.1ch、7.1chとかとか。
- ヘッドフォンアンプ:ヘッドフォン専用のアンプ。電力が小さく出力も弱い。
スピーカーで出力するには、ヘッドフォンアンプではパワーが足らない為、
別途プリメインアンプが必要となるわけだ。
で、最近発売されたのが、DENONのプリメインアンプ「PMA-50」。
プリメインアンプでUSB-DAC搭載って、素晴らしい。
正にPCユーザーのニーズに答えてくれた製品だと思う。
DENON プリメインアンプ USB-DAC搭載/ハイレゾ音源対応 プレミアムシルバー PMA-50-SP
DENON DA-300USBとPMA-50の違い
- DA-300USB:USB-DAC / ヘッドフォンアンプ
- PMA-50:USB-DAC / プリメインアンプ
DA-300USBとPMA-50のUSB-DAC性能は一緒みたいだけど、
DSD 5.6 MHz & PCM 192 kHz / 24 bit対応USB-DAC機能
DSD 5.6 MHz、PCM 192 kHz / 24 bit対応USB-DAC機能を搭載しました。PCのクロックを使用せず、PMA-50のマスタークロックで制御を行うアシンクロナス転送により、ジッターフリー伝送を実現しています。また、2系統の光デジタル入力と1系統の同軸デジタル入力も装備しており、さまざまなデジタル入力機器を接続することが できます。
一番の違いは出力。
PMA-50は、高出力可能なプリメインアンプにUSB-DACが載っている感じ。
新世代クラスDアンプ搭載
アンプ部にCSR社のDDFA®(Direct Digital Feedback Amplifier)テクノロジーを採用しました。DDFAテクノロジーは、高速かつ極めて精度の高いデジタル・フィードバック・ループを用いることにより、飛躍的な音質向上を実現した新世代のデジタル入力タイプのクラスDアンプです。デジタルソースについては、入力から最終段のPWM変調まで一貫してデジタルでの処理が可能であるため、変換による音質劣化が生じません。出力段と電源回路にはデノン独自のディスクリート回路を用い、徹底したサウンドチューニングをおこなっています。その結果、従来のクラスDアンプと比較して高S/N、低歪みなど優れた静特性とともに、高い忠実度と音楽性豊かな表現力を実現しました。また、50W(4Ω)という筐体サイズを超える高出力を備え、デノンの理想とする「繊細さと力強さを両立したサウンド」を存分にお楽しみいただけます。
しかも、DENON PMA-50は、ヘッドフォンアンプとしても高性能。
スピーカー出力用パワーアンプとは別に、ヘッドホン出力専用アンプも搭載してます。
高音質ヘッドホンアンプ搭載
ヘッドホンでも高音質な音楽再生を楽しめるように、スピーカー出力用パワーアンプとは別にヘッドホン出力専用アンプを搭載しました。電圧増幅段にはハイスピード、ローノイズな高速オペアンプ、出力バッファーにはディスクリート回路を採用し、ヘッドホンのパフォーマンスを十分に引き出します。また、インピーダンスの高いヘッドホンでも最適な音量が得られるように3段階のゲイン切り替え機能を搭載しています。 ※ ヘッドホンのプラグを差し込むと、スピーカー端子から音が出なくなります。
ヘッドフォンでも、スピーカーでも高音質で聴けるって点に惹かれたよね。
一台でヘッドフォンアンプ&プリメインアンプになるなら良いよね。
DENON プリメインアンプ USB-DAC搭載/ハイレゾ音源対応 プレミアムシルバー PMA-50-SP
というわけで、早速購入。
付属品はリモコンと、電源ケーブルと、USBケーブルと、マニュアル類。
パソコンとアンプを繋ぐ、USBケーブルは付属されてましたが・・・
なんかUSBケーブルって重要みたいだったんで、別途購入しときました。
オーディオクエストのUSBケーブルです。
audioquest オーディオクエスト オーディオグレード USB3.0ケーブル シナモン Cinnamon 0.75m USB3.0/CIN/0.75M
USBケーブルに約7000円は、けっこー勇気が入ったぜぇ・・・。
ハイレゾ音源対応のスピーカー ONKYO「GX-D90」の注意点。
質の良いアンプがあれば、あと必要なのはハイレゾ対応スピーカー。
スピーカーの値段も超ピンキリなので、とりあえずハイレゾってマークの付いてるモノで勘弁。
私は、パソコンのスピーカーがハイレゾ対応だったのでそのまま利用しました。
オンキョーのGX-D90です。
ONKYO GX-D90 アンプ内蔵スピーカー WAVIO/ハイレゾ対応 木目 GX-D90(Y) 【国内正規品】
スピーカーにもアンプ内蔵・・・だってよ。良いのかな?
とりあえず気にせず、設置したる。
GX-D90の付属のケーブルは、
アナログオーディオ端子ケーブル(ステレオRCAピン⇔ステレオミニプラグ)なので、
別途、アンプ(PMA-50)とスピーカー(GX-D90)を繋ぐ為の、スピーカーコードが必要でした。
スピーカーケーブルを、ネジネジして固定するタイプのヤツね。
「ピンプラグ⇔先バラ」タイプのVICTORの「CN-158A」を購入。
JVCケンウッド ビクター ピンプラグ-先バラ 2本1組 CN-158A
勢い余って「バナナプラグ」も購入してますが・・・これは不要かと。
※私は左右スピーカーを繋ぐケーブルも交換したので、2セット購入してます。
スピーカー側は、LとRにピンプラグを差すだけ。
アンプ側は、ネジネジ固定する必要があり、プラスとマイナスも間違えない様に。
CN-158Aは文字が書いてある方がプラスで、グレーのラインが入っている方がマイナスです。
スピーカーケーブルが正しく接続されてないと、PMA-50でエラー出て音が出ません。
赤いランプ点滅します。故障かと思って非常に焦ったよね。
パソコン側での設定は、
アンプPMA-50のドライバインストールして、
サウンドで、既定のデバイスに設定すれば音が出る。
あとは、サウンドのプロパティで、
「2チャンネル、24ビット、192000Hz(スタジオの音質)」を設定すれば、
ハイレゾ設定完了です。※Windowsの場合。
DENONアンプ有り無しで比較して聴きましたが、体感できるほど違います。
音は全然良くなったんだけど、ハイレゾ音源との違いはわからず。
そして、アンプ内蔵のアクティブスピーカーは、やっぱり駄目みたい。
パッシプスピーカーに交換します。
スピーカーをパッシブスピーカーへ。インシュレーターも追加。
アンプを繋げるスピーカーは、アンプ不要。
むしろアンプ内蔵のスピーカーは、アクティブスピーカーだから駄目だよ、
意味ないよって事で、ONKYOのスピーカーをブン投げました。
新しいパッシブスピーカーへ交換。DALIの限定ホワイトモデルさ。
DALI スピーカー ZENSOR1 WLTD [ホワイト ペア]
パッシブ方式のスピーカーって、アンプ無いから電源要らないのね。恥
アクティブスピーカーとパッシブスピーカーの違い
- アクティブスピーカー:アンプ内蔵、電源必要。
- パッシブスピーカー:アンプ無し、給電不要。
スピーカーの値段も全然違うし、確かに音は全然良くなったね。
iTunesの圧縮音源でも、非常に鮮明に聴こえる様になりました。
一方、ハイレゾ音源も聴き比べましたが、正直違いは微妙・・・
圧縮した音源だろうが無かろうが、音が良くなったのは確か。
ハイレゾ違う・・・かな?ハイレゾ聞き分ける難易度高ぇな。
スピーカーを置く場所でも音が変わるってことで、インシュレーターも購入。
audio-technica ハイブリツドインシユレーター AT6098
伸びる高域、厚みのある低域ってマヂっすか?
最終的にはこんな感じ。インシュレーター置くだけで高そうだな。
インシュレーターで、音が変わったような・・・気がしないでもない。
しかし、ハイレゾ音源の違いは、やっぱりわからない。汗
とりあえず、最初に比べたら、音は別物に変わってるわ。
まぁ、こんだけ音響設備に投資して気づいたのは、
ハイレゾ音源と圧縮音源の違いが、微妙すぎるってこと。
一方、音響設備変えれば、音源関わらず音は変わりまくるってこと。
ハイレゾ対応のヘッドフォン SONY「MDR-1A」を接続する際の注意点。
ハイレゾスピーカー環境が出来上がったら、
ハイレゾヘッドフォン環境も作りたくなるのが人間の性。
せっかく、PMA-50はヘッドフォン出力専用アンプも内蔵しているんだからね。
ヘッドフォンとの聴こえ方の違いも気になるから。
というわけで、ハイレゾ対応ヘッドフォンも購入しました。
ソニーのMDR-1Aです。
ソニー SONY ヘッドホン MDR-1A : ハイレゾ対応 密閉型 折りたたみ式 ケーブル着脱式/バランス接続対応 リモコン・マイク付き ブラック MDR-1A B
見た目も装着感、最高だったわけですが・・・
実際にアンプに接続しようとして気付いた・・・
標準プラグのケーブルが付属してないし、変換プラグも付けられない。
専用ケースとか、ステレオミニプラグ2本も要らないから・・・
で、早速標準プラグケーブルを探して、更に気付いた純正ケーブルの価格。
ソニー SONY ヘッドホンケーブル 3.0m 標準プラグ MUC-S30UM1
標準プラグケーブル「MUC-S30UM1」は約9000円です・・・
まぁコレが無いとアンプにも繋げられないし、音も良くなるって噂なんで仕方なく購入。
付属ケーブルに比べ、造りはしっかりとしてますけど!!
無事アンプPMA-50にも接続できました。
高い出費だった分、音は非常に良く聴こえます。
スピーカーとは、また違った感じだね。
やはりハイレゾとか関係無しに、良い音になってます。
ハイレゾ環境に挑戦して気付いた事・・・結局は自己満。
お金を出した分、良い音に聴こえるという不思議。
iTunesで圧縮した音源より、CD再生は良く聴こえる気がするけど、
CD音源とハイレゾ音源との違いは、ホント全く分からない。
ハイレゾ音源購入するなら、音楽環境に金かけた方が良いのは間違いない。。
コメント
[…] ※参考元→USB-DACとパソコンで超高音質化。ハイレゾ音源を再生する為に必要なオーディオ環境。 | 自作パソコンdeゲーム野郎 […]
最初にお断りですがオーディオに関して素人同然の私からのアドバイスなので余計な一言かもしれません。ご了承下さい。
DENONのUSB DACの購入おめでとうございます。このUSB DACを核にしてスピーカーやヘッドフォンを通してハイレゾが聞けるようになったことはとても喜ばしいのですが、ヘッドフォンにSONYの今売れ筋の密閉型を使用していると書かれていましたが、このヘッドフォンを室内・室外兼用とするならば問題ないのですが、もし室内限定での使用ならばなんだが勿体無い感じがします。このUSB DACはのヘッドフォンアンプ部はかなり優秀だとお店で聞きました。ならばもし少しの音漏れが許されるならば密閉型ではなくて開放型のヘッドフォンをを試されてみてはいかがでしょうか。オーディオ素人の私が視聴してもすぐに分かるほど密閉型とは全く違う、まるでスピーカーを通して聴いているかのような素晴らしい音が聴こえてきます。お持ちのSONY機より少しお高くなりますがAKGのQ701やゼンハイザーのHD598を視聴してみてはいかがでしょうか。特にQ701との組み合わせは今回のUSB DACと音のバランスが良さそうです(Q701は低音が弱く、DENONのUSB DACは低音が多い)。騙されたと思ってお店で一度視聴されることをお勧めします。きっとヘッドフォンに対する概念が変わると思います。それほど密閉型と開放型の音の違いは大きいです。ヘッドフォンの新たな世界を体験出来たら良いですね。
先程こちらにコメントを書きましたが書き忘れがあったので追加します。
先にお勧めした二機種の開放型ヘッドフォンのうちHD598はヘッドフォンアンプを選びませんが、Q701の方はかなり選びます。ネットの口コミを見ると多くの方が「DENONのUSB DACはヘッドフォンアンプ部の出力が弱いからQ701のような鳴らしにくいヘッドフォンを鳴らすのは無理」と書かれていますが、実際にお店でこの組み合わせを聴かせてもらったところ爆音以外の普通の人が聴く範囲の音量ならば全く問題なく出ていました。お店に居たDENONの販売員さんも「価格コムのレビューにいい加減な書き込みが多数書き込まれ、それを信じたお客様が購入の候補から外してしまう場合があるのでメーカーとしても大変困っている」と言っていました。なのでDENONのUSB DACのヘッドフォンアンプ部の出力の問題は一般的な使い方をする限りは何の問題もないそうです。
USB DACを採用しようとレビューなど見ていたらこちらの記事を見つけました。
たまたま全くおなじスピーカー(色違いですが)を使っているのでかなり参考になりそうです。
ひとつ気になった点なのですが、DACから接続するLRケーブルで、Rをバラ-ピン、Lをバラ-バラと、Rを介さずにLへ直接接続する方法ではダメなのでしょうか?
PC2台で使う場合も光接続はそのままDACに繋げそうですけども・・・
アンプのスピーカー出力をアンプ内蔵スピーカーのライン入力に繋いでるみたいですがインピーダンスも違いますし普通に壊れますよ…両方とも。
そもそもアンプ内蔵スピーカーは外部アンプを必要としなくていいからアンプ内蔵なのであってライン入力は装備していてもアンプからのスピーカー入力を備えている製品を見たことがありません。てかあるとしたら内蔵アンプ自体に意味が無くなるので普通のスピーカーでいいし…
ご指摘ありがとうございます!
早速、パッシブスピーカーに交換します!
通りすがりですが、スピーカーはアクティブじゃなくて普通にパッシブを繋いで下さい。
また再生アプリもハイレゾ対応の物を利用したほうがより高音質かと。foobarあたりは無料です。