世間ではPlayStation VRが登場で、騒がれているVR。
人がやっているのを見ると、どうしても欲しくなる・・・
というわけで、遂にVRデビューしました。
漢なら黙ってPC向けのSteamVRです。
→2024年最新おすすめVRゴーグル。Meta Quest 3、PICO 4、Vision Pro、PlayStation VR2、Valve Index、HTC VIVE Proの比較と違い。
以前は、HTC Viveを使ってましたが・・・・
現在は、VIVE Pro→Valve Indexへ乗り換えました。
→HTC VIVE Pro、Pro Eye、Pro 2、Cosmos、Cosmos Eliteの違い。HTC製VR HMDのデメリット。
→VR HMD「Valve Index」レビュー。「HTC VIVE Pro 2」と比較したメリット・デメリット。
勢いで買ったは良いが、到着してからてんやわんや。
買ってから気付く、設置場所が無い事と、面倒なベースステーションの設定。
非常に苦戦しましたので・・・VRやる為の下準備について。知っておいて。
VRプレイする場所を考える
ベースステーションを設置する前に、
まず、考えるべきが、どこでVRをプレイするのか?
どこにVR環境を構築するのか?ということ。
これ適当に考えると、あとで部屋が大変なことになります。
SteamVRのSteamVR Trackingは、
2つのベースステーションを対角線上に設置する必要があり、
その中央でVRゴーグルを装着してプレイするということ。
それぞれ別の場所に3つのデバイスを設置し、
VRにはPCも接続する必要もあり、その配線も考えなければならない。
しかも、ルームトラッキングVRには、最低2m×1.5mもスペースが必要なのです。
このスペースが動ける範囲であり、
コントローラーを振り回す範囲も考えなければいけないという事。
畳1畳が182cm×91cm。約2畳分の何も無いスペースが必要って事。
これは、なかなか難易度が高いです。
VR環境の構築も面倒であり、毎度収納&設置も無理だから、
なるべく決まった場所でVRをやれる場所じゃないと困る。
VR環境構築したら、動かさないで良い場所を選ぶ必要も有るのです。
→PC用VRゲーム環境を整えて気付いた、PC接続型VRゴーグルのデメリット
一般家庭で、天井から床まで何も無いスペースを用意するのは大変。
実際ゲームをやってみて思ったんだけど、
適当にスペース取ってると、ぶつかりまくるし、怪我もする。
VRは異空間に入るという事。
方向感覚だけでなく、部屋に居る感覚すらも無くなります。
動きまわるゲームをやるなら、
最大領域3m×4m(3.5m×3.5m)が理想。
最低でも2m×2mは必要だと思う。
2畳程度では、腕を伸ばしておしまい。狭すぎるから。
というわけで、ベースステーションを固定する場合も、
なるべく省スペースになるように、なるべく上から吊るのが得策です。
ベースステーションの固定方法
ベースステーションが、SteamVRの肝であり、
固定方法は、とにかく悩みました。
VR用ベースステーション設置の注意点
- ベースステーションは、対角線上に設置
- 頭より高い位置。床から2m以上が理想
- ベースステーションは120度の視野、角度30~45度で固定
- 2つのベースステーション間の最大距離は5m
- ベースステーションに必要な配線は電源のみ
- 電源コードは全長3m、ACアダプターが邪魔
ディアウォール設置ネジ止めする
ベースステーション付属の固定具は、壁に穴開けてネジ止めするヤツ。
我が家は賃貸住宅だから、壁に穴が開けられるのないから困ってるわけ。
で、賃貸住宅でも柱を作れるという魔法のアイテム「ディアウォール」を活用しました。
ディアウォール設置すれば、柱固定ができるようになる。
※参考→ラブリコとディアウォールの違いとデメリット。ツーバイ材の柱でDIYする際の注意点。 | ビジネス幼稚園
ベースステーションに付属する固定ネジが予想以上に長いので、別途ネジも必要ですけど。
ベースステーション自体も軽いので、短いネジでも十分。ガッチガチに固定できます。
付属ネジが長すぎるんだよね。
ライトスタンド+雲台
ベースステーションには、カメラマウンタ用のネジ穴が有る。
ということで、カメラ用の三脚にも固定できます。
カメラ三脚なら、自由雲台で角度調節もOKなんだけど・・・
Manfrottoの5段タイプでも全伸高155cm。
5段も伸ばすと、もの凄い場所もとるし、高さも足りない・・・
無理やり細長くして、ギリ使える感じ。
高さ170cmくらいでも、問題無く動作&認識してくれました。
どうやら三脚よりも、ライトスタンドに設置するのが一般的な方法らしい。
ライトスタンドなら高さも十分だし、設置スペースも少なくて済む。
首振りしないライトスタンドの場合、雲台も必要となるので忘れずに。
ミニ三脚で棚に置く
部屋コーナーの高い位置に棚が有れば、そのまま三脚を置くだけでOKになります。
・・・とはいえ、部屋コーナーの高い位置に棚が有る事は稀。
上述したディアウォールと併用して、天井近くに棚を造るのも有りですね。
棚の位置が高い場合、普通の三脚では高過ぎるし、ゴツくて邪魔過ぎる。
ミニ三脚なら微調整も簡単です。
カーテンレールに針金固定
どんな部屋でも天井近くに有るモノといえば、カーテンレール。
カーテンレールに固定さえできれば、良いんじゃないかと。
コードが束ねられた針金ワイヤーで、固定具を無理やり固定してみる。
多少グラつくけど、ベースステーションの動作には全く問題無かった。
カーテンレールが壁に近すぎて、角度調節が微妙だったんだけど・・・
問題無く認識してくれました。
穴が目立たないピン「かけまくり」を利用する
賃貸住宅で壁用の強力フックといえば、穴が目立たないピン。
強力石こう用画鋲のハイパーピン「かけまくり」。
1フック2ケ所固定で7kgまでイケるので、
フックの代わりにベースもしっかり固定できます。
直接固定するのが一番スッキリします。
本来は、壁側の横方向に取り付けるんですけども、
私は、天井にも使っちゃってます。
負荷のかかる方向が変わるので自己責任で。
ちょっと、下に引っ張ると抜けそうになるけど、
ベースステーションは軽いから、大丈夫かな・・・。
難点は、一度決めたら場所を変えられない事。
あと、目立たないとはいえ穴が開くこと。
画鋲で指したくらいの跡は残りますので・・・この辺も自己判断で。
突っ張り棒×カメラホルダー
一家に1台はある突っ張り棒。
突っ張り棒に、カメラ用ホルダーで固定するのがリスクなくてラク。
カメラホルダーを使うので、ベースステーションの安定感も抜群です。
床と天井の間を突っ張るので、長めのモノを。
突っ張り棒に固定する為のカメラホルダー。
本来はバイクとか、自転車用のはさみ込式のヤツ。
本来、突っ張り棒は、横向きに使うものですが、縦向きにも設置できます。
部屋の角に設置すれば、邪魔にもなりません。
ポール用のクランプ型ホルダーなので、ポール形状の物なら何でもOK。
突っ張り棒を挟み込んで、しっかりと固定できます。
ホルダー固定できたら、あとはベースステーションをネジ込むだけ。
角度調節も良い感じに設定できます。
部屋の角なので場所も取らない。
モチロン突っ張り棒は、横向きにも設置できますので・・・
部屋幅や部屋の形との相談で。
一見するとスピーカーみたい。
サラウンドシステム?って、よく言われます。
フレキシブル三脚ゴリラポッド
色々と試した挙句、
最終的に行き着いたのは、フレキシブル三脚のゴリラポッド。
3脚部分の形状が変わるので、様々な場所に固定可能。
巻き付けたり、引っかけたり、
先端には強力マグネットも付いているので、磁石がくっつけばOK。
私はカーテンレールにくっつけて使用しています。
ベースステーション2か所の場所をとるのも難しいのに、
常時固定しておくのは、一般家庭では無理が有る。
磁石固定なら、外すのも簡単。片づけるのも簡単になります。
VRやらない時は、片方は収納してしまう。
もう一方のベースステーション側、突っ張り棒にくっつけてます。
現在は「突っ張り棒×カメラホルダー」+
「ゴリラポッド×カーテンレール」で落ち着いてます。
ベースステーションの配線方法
ベースステーションは無線で認識してくれるのですが、
電源は有線でケーブル接続する必要が有ります。
電源ケーブルの配線も考えて設置しないといけないという事。
穴がいっぱいあるけど、使うのは右側の電源ケーブルのみ。
電源ケーブルは3mとやや長めですが、高さ2m位置に接続するので・・・
近くにコンセントも無いとキツイです。
また、ベースステーションの電源ケーブルはACアダプタなので、
コンセント部分のスペースも占有します。
HTC VIVEだけでもコンセントが多く必要ですが、PC周りの電源は多く必要なので・・・
複数口の電源タップだけでなく、延長コードも必要になる可能性は高い。
私はACアダプタ部分を、スリムな延長コードに変換して使ってます。
ちなみに、ベースステーションだけでも、結構電源を消費します。
ベースステーションの電源は、勝手に切れてくれないので、
別途、電源の設定するか、手動でコンセント抜いた方が良いです。
私は、コンセントをIoT化して、スマホからオンオフしてます。
→VR(HTC VIVE)の消費電力。自動で電源オフにする方法。
VR HMDの配線方法
ヘッドセットの配線同様に厄介なのが、PCとVRゴーグルの配線。
VRゴーグルは、電源だけでなくPCとの接続(HDMIとUSB)も必要なので、
ケーブル本数も多く、配線を考えておかないとVRプレイにも支障が出ます。
HTC VIVEのリンクボックス、下側がVR。上側がPCです。
パソコン本体付近に電源タップを置いて、
全てのケーブルが同じ方向に向くようにすることで、ケーブルも絡まりづらくなる。
さらに、ケーブルのわずわらしさから解放するために、
VRゴーグルのケーブルを天井に吊り下げるという方法。
なるべく地面につかないようにすることで、
ゲーム中にケーブルを踏むこともなくなるし、掃除もラクになるのです。
具体的な方法は、突っ張り棒を天井付近に固定して、
S時フックでケーブルを引っ掛ける、これだけで意外と快適になります。
もっとこだわるなら、天井に吊り下げ用のVR専用アイテムを使う。
コードを上から引っ張る強さで、より快適にVRプレイできるようになるし、
天井にテープ固定もできる商品なのですが、突っ張り棒に固定するという方法でも使えます。
ちなみに、ViveコントローラーやValve Indexコントローラーは、
ワイヤレス接続なので配線の必要は無いですが、
プレイし終わったら充電できるようにしておいた方が良い。
付属のアダプタでは、2つコンセントが必要で場所もとるので、
USB充電ハブを使った方が良いですね。
PCVRの設置&配線方法まとめ
色々と面倒なのがPCVRのデメリット。
設定も手間だけど、片付けも手間。
実際プレイしてみて、様々な難点も感じております。
→PC用VRゲーム環境を整えて気付いた、PC接続型VRゴーグルのデメリット
VRプレイにはPCにGPU性能も必要であり、
グラフィックボードも年々高額になっていますからね。
→VR環境(HTC VIVE Pro、Valve Index、Oculus Rift S)に必要なPCスペック
手軽に楽しむなら、Meta Quest 2という選択も有ります。
PCもベースステーション不要で、トラッキング性能も文句無し。
USBケーブル一本でPCVRとしても使えるし・・・
フルトラッキングVRしないなら、スタンドアローンVRで十分な気もしています。
→Oculus Quest 2をPC用VR(Oculus Rift)として使う方法。Oculus Linkでできること。
いや、マジでPCVR要らないくらい、超高性能でビビりました。
値段も圧倒的に安いし、難点もFacebookアカウントくらいでしたから。
→Oculus Quest 2レビュー。PC用VRと比較したメリット、デメリット。
グラフィックもトラッキングもPCVRの方が上なんだけど、手軽さには敵わない。
手軽なフィットネス端末としても良い。
最近は、Meta Questを起動することも多いのでした。
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