世間ではPlayStation VRが登場で、騒がれているVR。
人がやっているのを見ると、どうしても欲しくなる・・・
というわけで、遂にVRデビューしました。
漢なら黙ってPC向けのSteamVRです。
→Oculus Quest 2、Valve Index、HTC Vive Pro 2の比較。PCVRゲーム用VR HMDの違い。
以前は、HTC Viveを使ってましたが・・・・
→HTC VIVE Pro、Pro Eye、Pro 2、Cosmos、Cosmos Eliteの違い。HTC製VR HMDのデメリット。
現在は、VIVE Pro→Valve Indexへ乗り換えました。
→VR HMD「Valve Index」レビュー。「HTC VIVE Pro 2」と比較したメリット・デメリット。
勢いで買ったは良いが、到着してからてんやわんや。
買ってから気付く、設置場所が無い事と、面倒なベースステーションの設定。
非常に苦戦しましたので・・・VRやる為の下準備について。知っておいて。
VRの付属品が多過ぎて意味不明
HTC VIVEが到着して、最初に思ったのが、意外とデカいなこの野郎。
開封で一気にテンション上がる。これが異世界への入り口かぁあああ!!
テンション上がりまくって、何にも考えなしに取り出した私。
・・・早速わけわからなくなる。
付属しているデカいマニュアル(A3サイズ)見ても、
英語まみれで、何すれば良いのか分かんないじゃんかよぉー。
包まれたビニール袋を一通り破いて、
パーツ毎に接続ケーブルを並べる作業。
配線が分からないと、設置も出来ないよね。
ルームトラッキングVRには最低2m×1.5mが必要
最初にVR(HTC VIVE)をする為のスペースを確保する事にした。
VRをやる場所が決まらないと、何もできない。
ルームトラッキングVRは、2m×1.5mが最低限必要なスペース。
このスペースが動ける範囲であり、
コントローラーを振り回す範囲も考えなければいけないという事。
また、HTC VIVEは微妙に大がかりな作業。
なるべく決まった場所でVRをやれる場所。
VR環境構築したら、動かさないで良い場所を選ぶ必要も有る。
同梱品も非常に多いし、
ベースステーション設置も面倒だから、毎度収納&設置も無理。
畳1畳が182cm×91cm。約2畳分が必要って事。
一般家庭で、天井から床まで何も無いスペースを用意するのは大変。
実際ゲームをやってみて思ったんだけど、
適当にスペース取ってると、ぶつかりまくるし、怪我もする。
VRは異空間に入るという事。
方向感覚だけでなく、部屋に居る感覚すらも無くなります。
→PC向けVR HMDを所持して気付いたVRゲームのデメリット
動きまわるゲームをやるなら、
最大領域3m×4m(3.5m×3.5m)が理想。
最低でも2m×2mは必要だと思う。
2畳程度では、腕を伸ばしておしまい。狭すぎるから。
ベースステーションの固定方法
VRスペースが確保できたら、次はベースステーションの設置。
ベースステーションがHTC VIVE設定の肝であり、
設置方法にとにかく悩みました。
HTC VIVE ベースステーション設置の注意点
- ベースステーションは、対角線上に設置
- 頭より高い位置。床から2m以上が理想
- ベースステーションは120度の視野、角度30~45度で固定
- 2つのベースステーション間の最大距離は5m
- ベースステーションに必要な配線は電源のみ
- 電源コードは全長3m、ACアダプターが邪魔
ベースステーション付属の固定具は、壁に穴開けてネジ止めするヤツ。
いやいや、我が家は賃貸住宅だから。
ディアウォール設置ネジ止めする
賃貸住宅でもディアウォールさえあれば、壁に穴があけられるという話。
※参考→ラブリコとディアウォールの違いとデメリット。ツーバイ材の柱でDIYする際の注意点。 | ビジネス幼稚園
ディアウォール設置して、柱固定も考えましたが・・・
付属していた固定ネジが予想以上に長い。
ツーバイ材の長い方でも貫通しそう。
モチロン固定できれば良いので、
付属のネジを使う必要も無いとは思いますが・・・気分的に辞めました。
カメラ三脚は高さが微妙→ライトスタンド+雲台
ベースステーションには、カメラマウンタ用のネジ穴が有る。
ということで、カメラ用の三脚に固定してみました。
カメラ三脚なら、自由雲台で角度調節もOKなんだけど・・・
Manfrottoの5段タイプでも全伸高155cm。
5段も伸ばすと、もの凄い場所もとるし、高さも足りない・・・
無理やり細長くして、ギリ使える感じ。
高さ170cmくらいでも、問題無く動作&認識してくれました。
どうやら3脚よりも、ライトスタンドに設置するのがメジャーなやり方らしい。
ライトスタンドなら高さも十分だし、設置スペースも少なくて済む。
NEEWER プロ ライトスタンド 6.23ft(190cm) アルミ製 【並行輸入品】
首振りしないライトスタンドの場合、雲台も必要となるので忘れずに。
ミニ三脚を利用して高い位置の棚に置く
部屋コーナーの高い位置に棚が有れば、そのまま三脚を置くだけでOKになります。
・・・とはいえ、部屋コーナーの高い位置に棚が有る事は稀。
仕方ないので、天井近くに棚を造ってみました。
棚の位置が高い場合、普通の三脚では高過ぎるし、ゴツくて邪魔過ぎる。
ミニ三脚をオススメします。
Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B カメラ用
カーテンレールに固定する
どんな部屋でも天井近くに有るモノといえば、カーテンレール。
カーテンレールに固定さえできれば、良いんじゃないかと。
コードが束ねられた針金ワイヤーで、固定具を無理やり固定してみる。
多少グラつくけど、ベースステーションの動作には全く問題無かった。
カーテンレールが壁に近すぎて、角度調節が微妙だったんだけど・・・
問題無く認識してくれました。
穴が目立たないピン「かけまくり」を利用する
賃貸住宅で壁用の強力フックといえば、穴が目立たないピン。
強力石こう用画鋲のハイパーピン「かけまくり」。
1フック2ケ所固定で7kgまでイケるので、
フックの代わりにベースもしっかり固定できます。
直接固定するのが一番スッキリします。
本来は、壁側に取り付けるんですけども、
私は、天井にも使っちゃってます。
負荷のかかる方向が変わるので自己責任で。
ちょっと、下に引っ張ると抜けそうになるけど、
ベースステーションは軽いから、大丈夫かな・・・。
難点は、一度決めたら場所を変えられない事。
あと、目立たないとはいえ穴が開くこと。
画鋲で指したくらいの跡は残りますので・・・この辺も自己判断で。
突っ張り棒×カメラホルダー
突っ張り棒と、カメラ用のホルダーなら安定感抜群で固定できます。
床と天井の間を突っ張るので、長めのモノを。
2本セットで安かったです。
平安伸銅工業 強力極太タイプの突っ張り棒 ホワイト 耐荷重65~25kg 取付寸法113~193cm NGP-110
突っ張り棒に固定する為のカメラホルダー。
本来はバイクとか、自転車用のはさみ込式のヤツ。
MyArmor カメラホルダー カメラスタンド オートバイ・バイク・自転車 ハンドルに カメラ/ GoPro/デジカメ/ドライブレコーダー を 固定 自由雲台 三脚 はさみ込式 (カメラマウントのみ)
部屋の角に設置したいと思います。
突っ張り棒って、ホントは横向き用なんだろうけど、縦向きに設置します。
ポール用のクランプ型ホルダーなので、ポール形状の物なら何でもOK。
突っ張り棒を挟み込んで、しっかりと固定できます。
ホルダー固定できたら、あとはベースステーションをネジ込むだけ。
角度調節も良い感じに設定できます。
部屋の角なので場所も取らない。
モチロン突っ張り棒は、横向きにも設置できますので・・・
部屋幅や部屋の形との相談で。
一見するとスピーカーみたい。サラウンドシステム?って言われます。
変幻自在&強力磁石のゴリラポッドが最強
色々と試した挙句、
最終的に行き着いたのは、フレキシブル三脚のゴリラポッド。
JOBY フレキシブルミニ三脚 ゴリラポッドマグネティックN ブラック/レッド 014063【国内正規品】
3脚部分の形状が変わるので、様々な場所に固定可能。
巻き付けたり、引っかけたり、
先端には強力マグネットも付いているので、磁石がくっつけばOK。
私はカーテンレールにくっつけて使用しています。
ベースステーション2か所の場所をとるのも難しいのに、
常時固定しておくのは、一般家庭では無理が有る。
磁石固定なら、外すのも簡単。片づけるのも簡単になります。
VRやらない時は、片方は収納してしまう。
もう一方のベースステーション側、突っ張り棒にくっつけてます。
現在は「突っ張り棒×カメラホルダー」+
「ゴリラポッド×カーテンレール」で落ち着いてます。
ベースステーション電源ケーブルの配線
ベースステーションは無線で認識してくれるのですが、
電源は有線でケーブル接続する必要が有ります。
電源ケーブルの配線も考えて設置しないといけないという事。
穴がいっぱいあるけど、使うのは右側の電源ケーブルのみ。
電源ケーブルは3mとやや長めですが、高さ2m位置に接続するので・・・
近くにコンセントも無いとキツイです。
また、ベースステーションの電源ケーブルはACアダプタなので、
コンセント部分のスペースも占有します。
HTC VIVEだけでもコンセントが多く必要ですが、PC周りの電源は多く必要なので・・・
複数口の電源タップだけでなく、延長コードも必要になる可能性は高い。
パナソニック(Panasonic) 延長コードX(安全設計扉・パッキン付) 2m WHA4912WP 【純正パッケージ品】
私はACアダプタ部分を、スリムな延長コードでカバーして使ってます。
ちなみに、ベースステーションだけでも、結構電源を消費します。
ヘッドセットとPCの配線
ヘッドセットとリンクボックスを接続し、PCへ接続します。
ヘッドセット側のケーブルとリンクボックスの差し込み口は、
オレンジ色で、分かりやすく色づけされているので簡単。
PC側には、HDMIとUSBを接続し、
ACアダプターで、電源を引っ張ります。
リンクボックスでPC側に接続するケーブル
- HDMI:HDMI1.4以上 ※DisplayProt1.2でも可能
- USB:USB2.0以上
- 電源:ACアダプター
下側がVR。上側がPCです。
DisplayPortでも接続できますが、HTC VIVEにはHDMIケーブルしか付属してません。
HTC VIVEにはイヤホン付属していますが、
イヤホン端子なので、好みのヘッドフォンも接続可能。
せっかくなので、ハイレゾ対応した時のヘッドフォンを使う事にした。
Viveコントローラーは配線の必要は無し。
付属のUSBコードは充電用です。
VR HMDのセットアップ
HTC VIVE環境の準備が整ったので、遂にPC起動します。
私はSteamのヘビーユーザーなので、Steamがインストールされている事は前提。
Steamを起動すると「VR ヘッドセットを使用しますか?」て表示された!
「STEAM VRをインストール」とあるので、指示に従って早速インストール!!
無事インストール完了したのに、SteamVRが利用不可能!?
HTC VIVEの初期不良か!?マジなのか!?
すっげ焦ったけど。
PC再起動したら、ちゃんと認識してくれました。汗
続いてコントローラのペアリング。
「SteamVRメニュー」より、
「デバイス」→「コントローラのペアリング」をクリック。
指示に従って、片方づつペアリングしていきます。
最後にルームセットアップ。
「SteamVRメニュー」より、「ルームセットアップを実行」をクリック。
HTC VIVEを体感したいので「ルームスケール」で設定する。
指示に従って、障害物を片付け、
トラッキング確立、モニター位置指定、床の位置指定して、
最後の最後に、Viveコントローラーで、歩きながら使える範囲を設定します。
リアルタイムで画面にコントローラー位置が表示される。この時点で面白い。
割と広くスペースを取ったつもりでも、
プレイエリアのサイズは2.2m×1.5mというギリギリの結果。
予想以上に場所の確保って難しい。
とはいえ、セットアップは無事完了。
早速チュートリアルにて、VR体験ができます!
チュートリアルの時点で感動します。
映像だけでなく、コントローラーの振動、ヘッドフォンの音と、
異空間に居るような体験始まりました。
ちなみに、ヘッドセットも、コントローラーも、
ベースステーションから見える位置に置くと、勝手に認識して。
ベースステーションから見えない位置に置くと、見失います。
また、ベースステーションの電源は、勝手に切れてくれないので、
別途、電源の設定するか、
面倒だけど、手動でコンセント抜いた方が良いです。
私は、コンセントをIoT化して、スマホからオンオフしてます。
→VR(HTC VIVE)の消費電力。自動で電源オフにする方法。
PC用VRのセットアップまとめ
色々と面倒なのがPCVRのデメリット。
設定も手間だけど、片付けも手間。
VRプレイにはPCにグラフィック性能も必要だし・・・
→VR環境(HTC VIVE Pro、Valve Index、Oculus Rift S)に必要なPCスペック
実際プレイしてみて、様々な難点も感じております。
→PC向けVR HMDを所持して気付いたVRゲームのデメリット
手軽に楽しむなら、Oculus Questという選択も有ります。
PCもベースステーション不要で、トラッキング性能も文句無し。
USBケーブル一本でPCVRとしても使えるし・・・
フルトラしないなら、ワイヤレスで最高でした。
→Oculus Quest 2をPC用VR(Oculus Rift)として使う方法。Oculus Linkでできること。
いや、マジでPCVR要らないくらい、超高性能でビビります。
最新モデルは37,180円と超格安だし、難点はFacebookアカウント問題だけ。
→Oculus Quest 2レビュー。PC用VRと比較したメリット、デメリット。
動き回るならケーブルは無い方が良いし、
手軽なフィットネス端末としてもコスパ最高でした。
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