PC向けのVRゴーグルとして、Oculusと共に先陣を切ってきたHTC VIVE。
2018年、HTC VIVEからVIVE Proへ進化し、
2019年には、VIVE Cosmosシリーズ、
2021年には、VIVE Pro 2、VIVE Flow、
2023年には、VIVE XR EliteというMRデバイスまでも登場。
ちょっと種類も増えすぎて、何が違うのか分かりづらいし、
HTCさんが迷走している感じも否めません。
Valve IndexやMeta Quest 3が出てしまった今、
敢えてHTC VIVEを選ぶ理由も弱い気がしました。
正直、HTC VIVEのVR製品は、どれも厳しいなと感じたので、
HTC VIVEを再レビューしたいと思います。
歴代HTC VIVE製品と現行モデル
HTC VIVEシリーズの違い
HTC VIVEは、2016年に登場してから複数のモデルを発売しており、
現在では、Vive Proシリーズの「VIVE Pro」「Pro Eye」「Pro 2」、
Vive Cosmosシリーズの「Cosmos」「Cosmos Elite」、
VRグラスの「VIVE Flow」、オールイン型の「VIVE XR Elite」が、
現行で販売されている端末となってます。
HTC Viveでは、「Vive Focus」というモデルも登場してますけど、
Focusシリーズはビジネス向けなので、我々消費者には関係ナス。
「Focus 3」を購入するなら、最新の「VIVE XR Elite」を購入すべき。
VRだけでなくARにも対応できるMRデバイスです。
歴代HTC VR製品
製品名 | 発売年月 | 発売価格 | VRタイプ | トラッキング方式 |
---|---|---|---|---|
HTC VIVE | 2016年4月 | セット:111,999円+税 | PC用VR | アウトサイドイン方式 |
HTC LINK | 2017年8月 | HMD:39,800円+税 | スマホ用VR ※HTC U11専用 | アウトサイドイン方式 |
VIVE Pro | 2018年4月 | HMD:94,000円+税 セット:162,880円+税 | PC用VR | アウトサイドイン方式 |
VIVE Focus | 2018年10月 | セット:66,750円+税 | スタンドアローンVR ※法人向け | インサイドアウト方式 |
VIVE Pro Eye | 2019年6月 | HMD:94,000円+税 セット:186,120円+税 | PC用VR | アウトサイドイン方式 |
VIVE Focus Plus | 2019年6月 | セット:89,750円+税 | スタンドアローンVR ※法人向け | インサイドアウト方式 |
VIVE Cosmos | 2019年10月 | セット:89,882円+税 | PC用VR | インサイドアウト方式 |
VIVE Cosmos Elite | 2020年3月 | HMD:67,100円+税 セット:109,990円+税 | PC用VR | アウトサイドイン方式 |
VIVE Pro 2 | 2021年6月 | HMD:103,400円(税込) セット:178,990円(税込) | PC用VR | アウトサイドイン方式 |
VIVE Focus 3 | 2021年6月 | セット:179,000円(税込) | スタンドアローンVR ※法人向け | インサイドアウト方式 |
VIVE Flow | 2021年12月 | HMD:59,990円(税込) | スマホ用VRグラス | インサイドアウト方式 |
VIVE XR Elite | 2023年4月 | セット:179,000円(税込) | スタンドアローンXR ※PC接続も可能 | インサイドアウト方式 |
HTC VIVEは、2019年の「VIVE Cosmos」から、インサイドアウト方式へ。
スタンドアローン(単体起動)のVRゴーグルに力を入れている印象です。
ただ、2020年末に「Meta Quest 2」が登場してしまった今、
敢えてHTC VIVEで、スタンドアローンVRを選ぶ理由は薄いです。
最新のXRゴーグル「VIVE XR Elite」も、
「Meta Quest Pro」や「Meta Quest 3」に敵わない。
VIVEがいくら高性能な製品を作っても、それを活かすアプリが無い。
Metaというプラットフォームが圧倒的なのです。
→Meta Quest 3、Quest 2、Quest Proの比較。メタ社VRデバイスの進化と違い、買うべきモデル。
それでも、HTC VIVEシリーズで使うなら、
PCで使うフルトラッキングのVRゴーグル。
アウトサイドイン方式の「VIVE Pro」シリーズです。
PC VRゲームのVRシステム「SteamVR」は、VIVEでも使えるし、
初代HTC VIVEから同じトラッキングシステムを使うのも変わらず、
目と口までトラッキングが可能な製品って限られますからね。
VRトラッキングの違い
製品名 | 単体起動 | トラッキング方式 | フェイストラッキング | アイトラッキング | フルボディトラッキング |
---|---|---|---|---|---|
Meta Quest 2 | 〇 | インサイドアウト | × | × | |
Meta Quest 3 | 〇 | インサイドアウト | × | × | |
Meta Quest Pro | 〇 | インサイドアウト | 〇 | 〇 | × |
VIVE XR Elite | 〇 | インサイドアウト | ※別売り対応 VIVEフェイシャルトラッカー (XRシリーズ) | ※別売り対応 VIVEフェイシャルトラッカー (XRシリーズ) | ※別売り対応 VIVEトラッカー (Ultimate) |
PICO 4 | 〇 | インサイドアウト | × | × | × |
Valve Index | × | アウトサイドイン 要ベースステーション | × | × | ※別売り対応 VIVEトラッカー等 |
VIVE Pro | × | アウトサイドイン 要ベースステーション | ※別売り対応 VIVEフェイシャルトラッカー | × | ※別売り対応 VIVEトラッカー等 |
VIVE Pro Eye | × | アウトサイドイン 要ベースステーション | ※別売り対応 VIVEフェイシャルトラッカー | 〇 | ※別売り対応 VIVEトラッカー等 |
VIVE Pro 2 | × | アウトサイドイン 要ベースステーション | ※別売り対応 VIVEフェイシャルトラッカー | × | ※別売り対応 VIVEトラッカー等 |
PlayStation VR2 ※PC接続不可 | × | インサイドアウト | × | 〇 | × |
コントローラー&ベースステーションの違い
SteamVR Tracking(Lighthouse)を可能にするのがSteamVR Base Station、
SteamVR Base Station ≒ VIVE Base Stationであり、
Valve Index Base Stationも、SteamVR Tracking2.0に準拠の互換製品。
よって、VIVEベースステーション2.0 ≒ Valve Index ベースステーションです。
Valve Indexでも、VIVEコントローラー2.0(2018)とVIVEトラッカーは使えるってこと。
ベースステーション1.0と2.0の主な違いは、ルームスケールの範囲。
ベースステーション1.0は、下位互換性が有るので、
初代VIVE HMDだけではなく、Valve IndexやVIVE Proのコントローラーも使えますが、
逆に、ベースステーション2.0は、上位互換性が無いので、
初代VIVEコントローラーや初代HMDは使え無いという落とし穴。
SteamVRベースステーションの違い
HTC VIVE ベースステーション 1.0 | HTC VIVE ベースステーション 2.0 | VALVE INDEX ベースステーション | |
---|---|---|---|
発売日 | 2016年4月 | 2018年4月 | 2019年11月 |
トラッキング | SteamVR Tracking 1.0 (Lighthouse 1.0) | SteamVR Tracking 2.0 (Lighthouse 2.0) | SteamVR Tracking 2.0 (Lighthouse 2.0) |
最小ルームスケール | 2m x 1.5m | 2m x 1.5m | 2m x 1.5m |
最大ルームスケール | 4m×3.5m | 7m x 7m ※10m×10m(4個利用時) | 7m x 7m ※10m×10m(4個利用時) |
対応コントローラー | VIVE コントローラー VIVE コントローラー (2018) Valve Indexコントローラ | VIVE コントローラー (2018) Valve Indexコントローラ | VIVE コントローラー (2018) Valve Indexコントローラ |
対応ヘッドセット | HTC VIVE VIVE Pro VIVE Pro 2 VIVE Pro Eye VIVE Cosmos Elite Valve Index MeganeX | VIVE Pro VIVE Pro 2 VIVE Pro Eye VIVE Cosmos Elite Valve Index MeganeX | VIVE Pro VIVE Pro 2 VIVE Pro Eye VIVE Cosmos Elite Valve Index MeganeX |
対応トラッカー | VIVE トラッカー (2018) VIVE トラッカー3.0 (2021) Tundra トラッカー | VIVE トラッカー (2018) VIVE トラッカー3.0 (2021) Tundra トラッカー | VIVE トラッカー (2018) VIVE トラッカー3.0 (2021) Tundra トラッカー |
VIVE ProシリーズとVIVE Cosmosシリーズは、
付属コントローラーとベースステーションのモデル違いで、販売価格も異なります。
旧モデルセットなら安く済ませられる。
HTC VIVE付属セットの違い
商品名 | 販売価格 | VR HDM (VRゴーグル) | 付属ベースステーション | 付属コントローラー |
---|---|---|---|---|
VIVE XR Elite | 179,000円(税込) | VIVE XR Elite ヘッドセット | – | 専用コントローラー |
VIVE Flow | 59,990円(税込) | VIVE Flow | – | – |
VIVE Focus 3 | 179,000円(税込) | VIVE Focus 3 ヘッドセット | 専用コントローラー | |
VIVE Cosmosシリーズ Cosmos Elite HMD | 63,810円(税込) | Cosmos Elite ヘッドセット | – | – |
VIVE Cosmosシリーズ Cosmos Elite | 119,100円(税込) | Cosmos Elite ヘッドセット | VIVEベースステーション1.0 | VIVEコントローラー1.0 |
VIVE Cosmosシリーズ Cosmos | 87,200円(税込) | Cosmosヘッドセット | – | 専用コントローラー |
VIVE Proシリーズ Pro 2 HMD | 103,400円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | – | – |
VIVE Proシリーズ Pro 2 | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
VIVE Proシリーズ Pro 2 Lite | 170,624円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEコントローラー1.0 | VIVEコントローラー1.0 |
VIVE Proシリーズ Pro Eye | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
VIVE Proシリーズ Proフルキット | 137,000円(税込) | VIVE Pro HMD | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
VRヘッドセットのスペック向上に伴い、
VR用のコントローラーやベースステーションもスペックアップしており、
VIVE用トラッカー製品も増えており、互換製品もややこしい。
VIVEアクセサリーの進化とともに対応製品まとめておきます。
VIVEアクセサリーの対応製品
製品名 | 発売年月 | 対応製品 |
---|---|---|
VIVEベースステーション 1.0 | 2016年4月 | – |
VIVEコントローラー 1.0 | 2016年4月 | ベースステーション1.0 ベースステーション2.0 |
VIVEトラッカー | 2017年3月 | ベースステーション1.0 ベースステーション2.0 |
VIVEベースステーション 2.0 | 2018年4月 | – |
VIVEコントローラー 2.0(2018) | 2018年4月 | ベースステーション2.0 |
VIVEトラッカー 2.0(2018) | 2018年3月 | ベースステーション1.0 ベースステーション2.0 |
VIVE Cosmos外部トラッキング・フェースプレート | 2020年5月 | VIVE Cosmos Elite |
VIVEトラッカー3.0 | 2021年4月 | ベースステーション1.0 ベースステーション2.0 |
VIVEフェイシャルトラッカー | 2021年4月 | VIVE Pro VIVE Pro Eye VIVE Pro 2 |
VIVEリストトラッカー | 2022年8月 | VIVE Focus 3 VIVE XR Elite |
VIVE Focus 3 アイトラッカー | 2022年9月 | VIVE Focus 3 |
VIVE Focus 3 フェイシャルトラッカー | 2022年9月 | VIVE Focus 3 |
VIVEトラッカー(Ultimate) | 2023年11月 | VIVE Focus 3 VIVE XR Elite |
VIVEワイヤレスドングル | 2023年12月 | VIVE Focus 3 VIVE XR Elite |
VIVE フェイシャルトラッカー (XRシリーズ) | 2024年1月 | VIVE XR Elite |
ベースステーション2.0では、最大ルームスケールサイズが増えてますが、
日本の一般家庭だと、旧型のルームスケールで十分。
最小の2m x 1.5mですら、確保するのが難しいのが現実です。
→PC用VRゲーム環境を整えて気付いた、PC接続型VRゴーグルのデメリット
新型ベースステーションは、小型化、静音化、省電力化もしていますが、
省電力といっても自動で電源OFFにならないので・・・手動で電源をオフる必要がある。
→VR(HTC VIVE)の消費電力。自動で電源オフにする方法。
コントローラーの性能はというと、新型の具体的な進化ポイントが謎。
形状も操作性も変わらないから、最新モデルも旧型コントローラーをセット売りしているんだと思う。
過去に旧型使っていたなら、HMD(ヘッドセット)だけ新しくするってのは有りかなと。
私も初代ベースステーションとコントローラーを使ってます。
HTC VIVEのスペック比較
VIVE Proシリーズの違い
HTC VIVEから、2018年に順当進化した「Vive Pro」シリーズ。
2019年には、アイトラッキング付きの「Pro Eye」が登場し、
2021年6月には、最新モデル「Pro 2」が販売開始。
現在販売されているのは、最新モデルの「Pro 2」と、
旧モデルの「Pro」と、Proにアイトラッキングを付けたモデル「Pro Eye」です。
Pro 2のみ付属品違いで販売されており、「Pro 2 HMD」がVRゴーグルの単体販売、
「Pro 2」が第二世代のフルキットセット、「PRO 2 Lite」が初代のフルキットセットです。
VIVE Pro現行モデルの価格と付属品
商品名 | 販売価格 | VR HDM (VRゴーグル) | 付属ベースステーション | 付属コントローラー |
---|---|---|---|---|
Pro 2 HMD | 103,400円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | – | – |
Pro 2 | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
Pro 2 Lite | 170,624円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション1.0 | VIVEコントローラー1.0 |
Pro Eye | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
Proフルキット | 137,000円(税込) | VIVE Pro ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
2016年の初代VIVEは、既に販売終了となってますけど、
その進化具合も含め、スペック比較しておきます。
VIVE Pro シリーズ比較
VIVE Pro 2 | VIVE Pro Eye | VIVE Pro | HTC VIVE | |
---|---|---|---|---|
発売日 | 2021年6月 | 2019年6月 | 2018年4月 | 2016年4月 |
発売時価格 | HMD:103,400円(税込) セット:178,990円(税込) | HMD:94,000円+税 セット:186,120円+税 | HMD:94,000円+税 セット:162,880円+税 | セット:111,999円+税 |
解像度 | 両目:4,896×2,448 片目:2,448×2,448 | 両目:2,880×1,600 片目:1,440×1,600 | 両目:2,880×1,600 片目:1,440×1,600 | 両目:2,160×1,200 片目:1,080×1,200 |
ディスプレイ | LCD(液晶ディスプレイ) | OLED(有機EL) | OLED(有機EL) | OLED(有機EL) |
視野角 | 120度 | 110度 | 110度 | 110度 |
リフレッシュレート | 120Hz | 90Hz | 90Hz | 90Hz |
センサー | Gセンサー ジャイロスコープ 近接センサー 瞳孔間調整(IPD) SteamVR Tracking V2.0 | Gセンサー ジャイロスコープ 近接センサー 瞳孔間調整(IPD) SteamVR Tracking V2.0 アイトラッキング | Gセンサー ジャイロスコープ 近接センサー 瞳孔間調整(IPD) SteamVR Tracking V2.0 | Gセンサー ジャイロスコープ 近接センサー 瞳孔間調整(IPD) SteamVR Tracking V1.0 |
HMD重量 | 約815g | 約770g | 約770g | 約495g |
接続 | USB Type-C (USB 3.2 gen1) DisplayPort 1.4 | USB 3.0 DisplayPort 1.2 | USB 3.0 DisplayPort 1.2 | USB 2.0 HDMI 1.4 DisplayPort 1.2 |
アイトラッカー | 非対応 | 内蔵 | 非対応 | 非対応 |
フェイシャルトラッカー | オプション対応 | オプション対応 | オプション対応 | 非対応 |
トラッキング方式 | アウトサイドイン SteamVRトラッキング | アウトサイドイン SteamVRトラッキング | アウトサイドイン SteamVRトラッキング | アウトサイドイン SteamVRトラッキング |
ヘッドフォン | 内蔵 Hi-Resヘッドフォン | 内蔵 Hi-Resヘッドフォン | 内蔵 Hi-Resヘッドフォン | 別付け |
2021年6月に、最上位モデル「VIVE Pro 2」が登場。
VIVE Pro → VIVE Pro 2で解像度が大幅に向上しており、
2,880×1,600→4,896×2,448の5K解像度へ。
単純計算で約1.7倍ほど、解像度が向上してますが、
ディスプレイの質は、有機EL→液晶ディスプレイへグレードダウンしています。
基本的な形状は、VIVE Proと変わっておらず、
ハイレゾヘッドフォン内蔵しているのも同じです。
5K/120Hzで利用するためには、DisplayPort 1.4が必要ということで、
DisplayPort1.2→DisplayPort 1.4へ進化していますが、
スペック上、5K120Hz出力は不可能であり、5Kでは90Hzとなる模様。
また、Pro 2 フルセットで209,000円となっていますが、
同梱するベースステーションとコントローラーの性能は、
2018年に発売されたのVIVE Proから変わっていません。
そして、「Pro 2」には「Pro Eye」とは違い、アイトラッキングも付いていません。
これが、2019年発売「Pro Eye」が、最新「Pro 2」と同じ価格で販売されている理由。
「VIVE Pro Eye」は、旧型モデル「VIVE Pro」にアイトラッキングが付いただけなのですが、
この目の動きを感知できるってのが、VIVEの唯一無二の利点なのです。
アバターに瞬きを反映したり、ウインクさせたりとか可能になる。
えぇ・・・完全に「VIVE Pro Eye」は「VRChat」向けのモデルです。
逆に言えば、通常のVRゲーム用途なら「VIVE Pro 2」を選んだ方が良いし、
なんなら「VIVE Pro」でも良いと思ってる。
VIVE Pro→VIVE Pro 2で高解像度化してますが、
5K解像度に対応したVRゲーム自体が少ないし、
5Kで高フレームレート出力するには、超高性能なGPUも必要となります。
→VR環境(HTC VIVE、Oculus Rift)に必要なPCスペック。
VIVE Pro 2では、5K90Hzが可能といえど、
フル解像度出力するには、RTX20シリーズ以上のスペックが必要なわけ。
ヘッドセットをフル解像度で動作させるには、NVIDIA GeForce RTX 20 シリーズ(Turing)、 AMD Radeon 5000(Navi)シリーズ以上の性能および DSC(ディスプレイストリーム圧縮)のサポートが求められます。
VIVE Pro 2 システム要件
結局のところ、VRゲームに5K解像度(4,896×2,448)って過剰なスペック。
4K120fpsで、PCゲームやりますか?って話。
PC負荷も計り知れないし、まだまだ対応できるVRゲームも揃って無いのです。
ちなみに、別売りの「VIVEフェイシャルトラッカー」は、
VIVE Proシリーズ全ての製品「VIVE Pro」「VIVE Pro Eye」「VIVE Pro 2」に対応しています。
口の動きをキャプチャーするなら、アイトラッキングも欲しいけどね。
「VIVE Pro 2」のアイトラッキングは、オプションで可能となるハズでしたが、
「Droolon F2 Eye-Tracking module」は、未だに日本で発売されず、
Droolon F1の精度もイマイチだったし、オプションとなるとスペーサーも邪魔でしたからね。
VIVE Cosmosシリーズの違い
コンシューマー向けVR機として、過去に強化していた「VIVE Cosmos」シリーズ。
2019年10月に「VIVE Cosmos」、2020年3月に「VIVE Cosmos Elite」が登場しましたけど・・・
完全に失敗したシリーズでした。
VIVE Proシリーズと何が違って、何がダメだったのか?
スペック比較すれば分かる、その微妙さ。
VIVE Cosmos スペック比較
VIVE Cosmos | VIVE Cosmos Elite | VIVE Pro 2 | Vive Pro | |
---|---|---|---|---|
発売日 | 2019年10月 | 2020年3月 | 2021年6月 | 2018年4月 |
発売価格 | セット:89,882円+税 | HMD:67,100円+税 セット:109,990円+税 | HMD:103,400円(税込) セット:178,990円(税込) | HMD:94,000円+税 セット:162,880円+税 |
解像度 | 両目:2,880×1,700 片目:1,440×1,700 | 両目:2,880×1,700 片目:1,440×1,700 | 両目:4,896×2,448 片目:2,448×2,448 | 両目:2,880×1,600 片目:1,440×1,600 |
ディスプレイ | LCD(液晶ディスプレイ) | LCD(液晶ディスプレイ) | LCD(液晶ディスプレイ) | OLED(有機EL) |
視野角 | 110度 | 110度 | 120度 | 110度 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz | 120Hz | 90Hz |
センサー | Gセンサー ジャイロスコープ 瞳孔間調整(IPD) | Gセンサー ジャイロスコープ 瞳孔間調整(IPD) | Gセンサー ジャイロスコープ 近接センサー 瞳孔間調整(IPD) SteamVR Tracking V2.0 | Gセンサー ジャイロスコープ 近接センサー 瞳孔間調整(IPD) SteamVR Tracking V2.0 |
HMD重量 | 約665g | 約665g | 約815g | 約770g |
接続 | USB 3.0 DisplayPort 1.2 | USB 3.0 DisplayPort 1.2 | USB Type-C (USB 3.2 gen1) DisplayPort 1.4 | USB 3.0 DisplayPort 1.2 |
トラッキング方式 | インサイドアウト | アウトサイドイン | アウトサイドイン | アウトサイドイン |
ヘッドフォン | ステレオ・ヘッドフォン | ステレオ・ヘッドフォン | Hi-Resヘッドフォン | Hi-Resヘッドフォン |
「VIVE Cosmos」では、従来のアウトサイドイン方式→インサイドアウト方式へ。
外部トラッキング不要ということで、面倒なベースステーションの設置作業も要らなくなったわけ。
→HTC VIVE、Valve Indexの配線とベースステーション設置方法。賃貸住宅でPCVR(SteamVR)のプレイ場所を考える。
ただ、このトラッキング精度が酷過ぎて、不評のオンパレード。
同じインサイドアウトトラッキング「Oculus Rift S」や「Oculus Quest」と比べて劣りまくり。
結局、新型の「VIVE Cosmos Elite」では、
ゴーグル性能そのまま、再びアウトサイドイン方式へ。
だけど、付属するコントローラーとベースステーションは、
初代「HTC VIVE」の旧型モデル(ベースステーション1.0)です。
だったら「VIVE Pro」のフルキットの方が良いよねって話。
VIVE Cosmos 現行モデルの価格と付属品
商品名 | 販売価格 | VR HDM (VRゴーグル) | 付属ベースステーション | 付属コントローラー |
---|---|---|---|---|
Cosmos Elite HMD | 63,810円(税込) | Cosmos Elite ヘッドセット | – | – |
Cosmos Elite | 119,100円(税込) | Cosmos Elite ヘッドセット | VIVEベースステーション1.0 | VIVEコントローラー1.0 |
Cosmos | 87,200円(税込) | Cosmosヘッドセット | – | Cosmos専用コントローラー |
Pro 2 HMD | 103,400円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | – | – |
Pro 2 | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
Pro 2 Lite | 170,624円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション1.0 | VIVEコントローラー1.0 |
Pro Eye | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
Proフルキット | 137,000円(税込) | VIVE Pro HMD | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
「Cosmos Elite」の方が値段は安いですが、造りも簡略化、
スペック全般で「VIVE Pro」に圧倒的に劣ります。
「VIVE Pro」と比較して解像度こそ上がってるけど、
その他は、全ての部分で劣るのです。
廉価版というより劣化版、2年経過して劣化版を出すという・・・謎。
全体的な質も劣っており、Vive Proのような装着感も無い。
Cosmosは軽いけど、VIVE Proの方が頭にもフィットするからね。
強いて言う利点は、フリップアップするくらい。
次期モデルも「Cosmos XR」ではなく「VIVE XR Elite」と名称を変更したわけで、
Cosmosシリーズ・・・間違いなく無くなるでしょう。
VIVE Flowの違い
2021年12月、VIVE Flowという製品も出しています。
これはVRゴーグルではなくVRグラス。視聴に特化したのVRメガネです。
ゲーム向けVRデバイスではなく、動画視聴向けのデバイス。
一応、6DoFトラッキングは付いてますけど、ボディトラッキングはできません。
Bluetoothでスマートフォンペアリングして操作する仕組みであり、
スマホ操作が前提のVRデバイス。コントローラーというよりリモコンです。
メガネ型の軽量フォームファクタというコンセプトは良いのですが、
対応デバイスがAndroidスマートフォンに限られる。
「VIVE Sync」は「Meta Link」のようなPC接続ができないのです。
→Oculus Quest 2をPC用VR(Oculus Rift)として使う方法。Oculus Linkでできること。
そして致命的なのが、VIVE Flow対応のコンテンツが皆無なこと。
Meta Questとは違い、VIVE製品は「VIVEPORT」というアプリストア使うわけで、
マイナーアプリしかないのです。スペック云々の前に楽しむ為のコンテンツが無いのよ。
動画配信サービスは、Androidスマートフォンからのミラーリング対応って・・・
「Netflix」や「Amazonプライムビデオ」アプリもないし、
ミラーリング故に映像も汚くなるという本末転倒っぷり。
VR動画を視聴するにも「YouTube」専用アプリは無いわけで、
「FANZA(DMM)」を筆頭とする、
アダルトVRサービスにも「VIVE Flow」は未対応ですからね。
VIVE XR Eliteの違い
VIVEの最新モデルはVRゴーグルではなくなりました。
VRだけでなくMRデバイスとして使える「VIVE XR Elite」ゴーグルです。
スタンドアローン機ですが、PC用VRとしても使えるハイブリッド機。
VIVE XR Elite | VIVE Cosmos Elite | VIVE Pro 2 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2023年4月 | 2020年3月 | 2021年6月 |
発売価格 | セット:179,000円(税込) | セット:109,990円+税 | HMD:103,400円(税込) セット:178,990円(税込) |
解像度 | 両目:3840×1920 片目:1920×1920 | 両目:2,880×1,700 片目:1,440×1,700 | 両目:4,896×2,448 片目:2,448×2,448 |
ディスプレイ | LCD(液晶ディスプレイ) | LCD(液晶ディスプレイ) | LCD(液晶ディスプレイ) |
視野角 | 110度 | 110度 | 120度 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz | 120Hz |
センサー | 4xトラッキングカメラ 16 MP RGB カメラ 深度センサー 加速度センサー ジャイロスコープ 近接センサー | Gセンサー ジャイロスコープ 瞳孔間調整(IPD) | Gセンサー ジャイロスコープ 近接センサー 瞳孔間調整(IPD) SteamVR Tracking V2.0 |
HMD重量 | 約625g | 約665g | 約815g |
有線接続 | USB Type-C(USB 3.2 gen1) USB Type-C(USB 3.2 gen1) ※1つはパワーポート用 | USB 3.0 DisplayPort 1.2 | USB Type-C(USB 3.2 gen1) DisplayPort 1.4 |
ワイヤレス接続 | Bluetooth 5.2 + BLE Wi-Fi 6 | – | – |
トラッキング方式 | インサイドアウト | アウトサイドイン | アウトサイドイン |
バッテリー駆動 | 最大15時間 | – | – |
オーディオ | 内蔵スピーカー | 内蔵ヘッドフォン | 内蔵ヘッドフォン |
VR(仮想現実)とAR(拡張現実)を組み合わせたのがMR(複合現実)。
VR、AR、MRを総称して「XR(クロスリアリティ)」と言っているわけですが、
実際のところ、AR、MRに対応できるかは、ソフトウェア(アプリ)次第。
VIVEストアアプリが酷いというのは、他のVIVE製品と同じく、
VIVE Flow同様に単体起動には難があるので・・・
スタンドアローン機として快適に使えません。
PC用VRデバイスとして使うとしても、
「VIVE Sync」の完成度も低く、動画視聴や仮想ワークスペース用途にも難がある。
結局のところ、SteamVRアプリを経由して使うハメになる。
トラッキング性能もダメダメで、付属コントローラーの質も低いので、
VRゲームで使うつもりなら、アウトサイドイン方式の「VIVE Pro 2」を選ぶべきですね。
XRといえば聞こえは良いけども、結局どれも中途半端。
スタンドアローン機としてはシェアNo.1の「Meta Quest 3」に劣るし、
PC用VRゲーム機としてもSteam公式デバイスの「Valve Index」には敵わない。
→VR HMD「Valve Index」レビュー。「HTC VIVE Pro 2」と比較したメリット・デメリット。
MR機として使うなら、Meta Quest Proもありますからね。
同等の価格なら「Meta Quest Pro」が間違いない。
「VIVE XR Elite」の登場により、値段も安くなりましたから。
HTC VIVEのデメリット
モデルが多すぎて複雑
HTC VIVE → HTC VIVE Pro → Pro Eyeまでは良かったですけど、
2019年の「VIVE Cosmos」あたりから急に残念な製品となりました。
しかも、そこから「Cosmos Elite」「VIVE Pro 2」「VIVE Flow」「VIVE XR Elite」と、
新製品を出しているのですが、旧モデル「Cosmos」「VIVE Pro」「VIVE Pro Eye」も併売。
既にモデルチェンジした「ベースステーション」や「コントローラー」も売り続け、
挙句の果てには、新製品と旧モデルをセット販売で、更に複雑化しちゃってる。
例えば、Vive Proシリーズだけで「VIVE Pro」「Pro Eye」「Pro 2」の3種類があり、
ベースステーションとコントローラーも新型と旧型で2つのモデルがある。
それぞれ組み合わせセット販売しているのも意味不明。
「Pro 2」「Pro 2 Lite」「Pro 2 Lite」「Pro 2 Eye」「Proフルキット」・・・
結局のところ、どれを買えば良いのかも分からないし、
実際、現行販売されているモデルのほとんどは旧型モデル。
買ってはいけない地雷製品も多すぎるのです。
商品名 | 販売価格 | VR HDM (VRゴーグル) | 付属ベースステーション | 付属コントローラー |
---|---|---|---|---|
VIVE XR Elite | 179,000円(税込) | VIVE XR Elite ヘッドセット | – | 専用コントローラー |
VIVE Flow | 59,990円(税込) | VIVE Flow | – | – |
VIVE Focus 3 | 179,000円(税込) | VIVE Focus 3 ヘッドセット | 専用コントローラー | |
VIVE Cosmosシリーズ Cosmos Elite HMD | 63,810円(税込) | Cosmos Elite ヘッドセット | – | – |
VIVE Cosmosシリーズ Cosmos Elite | 119,100円(税込) | Cosmos Elite ヘッドセット | VIVEベースステーション1.0 | VIVEコントローラー1.0 |
VIVE Cosmosシリーズ Cosmos | 87,200円(税込) | Cosmosヘッドセット | – | 専用コントローラー |
VIVE Proシリーズ Pro 2 HMD | 103,400円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | – | – |
VIVE Proシリーズ Pro 2 | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
VIVE Proシリーズ Pro 2 Lite | 170,624円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEコントローラー1.0 | VIVEコントローラー1.0 |
VIVE Proシリーズ Pro Eye | 209,000円(税込) | VIVE Pro 2 ヘッドセット | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
VIVE Proシリーズ Proフルキット | 137,000円(税込) | VIVE Pro HMD | VIVEベースステーション2.0 | VIVEコントローラー2.0(2018) |
「Cosmos Elite」の旧型「Cosmos」までも併売しているし、
「Cosmos Elite」買うなら「VIVE Pro」シリーズを買うべきというのは、上述したとおり。
失敗作を売り続けるのは不親切極まりないし、在庫処分価格でもないですからね。
Valve IndexとMeta Questの台頭
初代HTC VIVEが何でこんなにバカ売れしたのかといえば、
HTCとValveとの共同開発のSteamVR端末だったわけ。
それが、2019年11月にValve社より「Valve Index」が登場してしまいした。
Valveといえば、Steam運営の企業。世界最大手ゲームプラットフォームがSteamであり、
PCのVRゲームもSteamが独占状態なわけで、
SteamVRでVR体験するなら、公式デバイスの「Valve Index」を選ぶのも必然。
HTCが「VIVE Cosmos」という迷走デバイスを販売したのも「Valve Index」が登場したからでしょう。
「Valve Index」は、リフレッシュレート144Hz対応しており、
視野角も約130度。映像の滑らかさ、VRへの没入感が高いというのは言うまでもなく、
専用コントローラーの質も素晴らしく、なにより価格が圧倒的に安かったのです。
→VR HMD「Valve Index」レビュー。「HTC VIVE Pro 2」と比較したメリット・デメリット。
また、2020年には、VRシェアNo.1のライバルMeta(旧Oculus)から、
スタンドアローンで超高性能な「Meta Quest 2(旧Oculus Quest 2)」までも登場。
Metaは、インサイドアウト方式の「Oculus Rift S」や、
スタンドアローン機の先駆け「Gear VR」「Oculus Go」も作っており、
外部センサー不要でもトラッキング性能は段違い。
スタンドアローンVRへ振り切ったMetaは、
PC用VR「Oculus Rift」の販売も終了しMeta Questシリーズに一本化したのも凄い。
複雑で高額なVIVEより、わかりやすくて安いMetaを選びたいとも思った。
→Meta Quest 3、Quest 2、Quest Proの比較。メタ社VRデバイスの進化と違い、買うべきモデル。
しかも、Meta Quest 2は、単体起動だけでなく、PC接続もできる高性能デバイス。
USBケーブル一本でPC接続できる「Quest Link」もよくできた仕組み。
SteamVRでも、Oculus Rift対応ゲームがほぼ完全に動作するのもビビりました。
この辺のソフトウェアの秀逸さも、HTCには真似できないなと。
→Oculus Quest 2をPC用VR(Oculus Rift)として使う方法。Oculus Linkでできること。
結局、HTCは、PC用のVRもダメ、スタンドアローンVRもダメで、
MRデバイスの「VIVE XR Elite」も作ったわけですが・・・
結局のところソフトウェアが追いついていないわけで、
「Meta Quest Pro」に敵わないのは言うまでもなく。
シェア率が低い
PCゲームのSteamVRで使うなら、Valve製のValve Indexと思いきや、
Steamのシェアでも、Metaの「Meta Quest 2」は圧倒的。
2024年現在、SteamVRのヘッドセット利用率では、Meta製品のVRが60%以上を占める。
Meta Quest 2だけで37.87%、対するHTC VIVEは5.4%ですからね。
→2024年最新おすすめVRゴーグル。Meta Quest 3、PICO 4、Vision Pro、PlayStation VR2、Valve Index、HTC VIVE Proの比較と違い。
Meta Quest 2は、PCを使わずともゲームプレイできるので、
Steamではなく、Oculusストアでゲームを買う人も多い。
というわけで、VRシェアとなると、もっともっと多いのは間違いない。
さすが世界最大手企業Meta(旧 Facebook)のVRデバイスなのです。
Steam、Meta Quest Storeではゲーム買うけど・・・
HTCの「VIVEPORT」なんて使わないでしょって話。
HTC VIVEを使うなら、HTCのプラットフォームにも縛られるのです。
そもそも、知ってますVIVEPORT?
Steamには、家族でゲームを共有する仕組み「Steamファミリー」も有るからね。
コンテンツ数の違いだけでも無いのです。
→Steamファミリー、ファミリーライブラリシェアリング、Remote Play Togetherの違い。PCゲームを家族で共有する方法。
一方、Meta Quest Storeには、Oculusクロスバイというシステムが有ります。
Meta Quest用に買ったゲームが、PC用(Rift用)のVRゲームとしてもプレイできる。
どちらか1本買えば、両方できる仕組みです。
VRゲームは、SteamVRか、Meta Quest Storeで買うか?悩むのですが、
クロスバイ対応のVRゲームは、Steamじゃなくて、Oculusストアで買うことも増えている私。
Oculusから探している自分も居るし・・・シェアを獲るってそういう事なんだなと。
Oculus Quest 2がスゴ過ぎて、真面目にビックリしたから、
Oculusシェアが拡大するのは必然だなと。もちろんデバイススペックも素晴らしいからね。
うっかり2台買いするほどです。
→Oculus Quest 2レビュー。PC用VRと比較したメリット、デメリット。
HTC VIVEシリーズまとめ
VRゲームデバイスの先駆者として、何かと話題になるHTC VIVEですが、
今となっては、他社に比べて優れているのはフェイストラッキングだけですね。
しかも、最新の「VIVE Pro 2」ではアイトラッキングは搭載されず、
有機EL(OLED)でも無くなってしまうという。
そして、VRゲームには、オーバースペックな5K90Hz対応へ。
私がVIVEに求めていたのは、トラッキングだったのに、
スペック上の解像度だけを上げてしまう・・・
だれがそのモデル求めているんだ?というミスマッチも感じた。
そんな中、敢えてHTC VIVEを選ぶなら、
アイトラッキングのある旧モデル「VIVE Pro Eye」。
「VIVE Pro 2 Eye」・・・早く開発してくれって話です。
有機ELは綺麗だし、アイトラッキングは他に無い。
VRChatや、バーチャルキャストのアバターで視線追跡したい人向け。
ただ、VRってコンテンツ有りきの世界。
デバイススペックだけは難しいのは否めない。
Steamを運営するValveからも「Valve Index」が出ちゃったわけで、
今からPC用VRデバイスを買うなら、こっちにした方が良い。
「Valve Index」でも「VIVEトラッカー」は使えるし、
SteamVRやるなら、なんだかんだで「Valve Index」が最強なのよ。
→VR HMD「Valve Index」購入レビュー。HTC VIVE Proと比較したメリット・デメリット。
ワイヤレスでVRを楽しむなら「Meta Quest 3」が圧倒的です。
スタンドアローン機とは思えないトラッキング性能であり、
解像度も高くて、画質も良いし、なにより値段が圧倒的に安いから。
Meta Questの強みは、Quest LinkでPCVRとしても使えること。
PC利用時も外部センサーも不要で、精度の高いトラッキングを実現。
今までのPC VRのデメリット、Oculus Questは消し込みまくり。
→PC用VRゲーム環境を整えて気付いた、PC接続型VRゴーグルのデメリット
他のVR端末は、PCが無いと動作しないVR端末、
PC起動の手間が有るわけです。
気軽にVRできるって利点。
日々の日課としてフィットネスVRも欠かせなくなってるし、
毎日のように、Meta Questも起動している・・・
下手なエクササイズマシーンを買うより安上がり。
Switchでリングフィットしている場合じゃないね。
コメント