HTC VIVE Pro、Pro Eye、Cosmos、Cosmos Eliteの違い。HTC製VR HMDのデメリット。

VIVE Proレビュー VR

PC向けでVRゴーグルとして、Oculusと共に登場したHTC VIVE。

2018年4月、HTC VIVEからVIVE Proへ進化し、

2019年には、VIVE Pro Eye、VIVE Cosmosも登場・・・

 

私も、HTC VIVE、VIVE PROと飛びつきましたけども、

ちょっと種類も増えすぎちゃってるし、

Valve IndexやOculus Quest2も出ちゃったんで、

敢えて選ぶ理由・・・弱い気がしました。

VIVEを選ぶデメリット、HTC VIVEを再レビューです。

歴代のHTC VIVEシリーズ

HTC VIVEは、2016年に登場してから、

複数のモデルを発売しており、

現在では、Vive Proシリーズの「Vive Pro」「Pro Eye」

Vive Cosmosシリーズの「Cosmos」「Cosmos Elite」が、

現行で個人向けに販売されている端末となってます。

IMG_9813

歴代HTC VRヘッドセット

  • 2016年:HTC Vive
  • 2017年:HTC LINK ※スマホ用
  • 2018年:Vive Pro
  • 2018年:Vive Focus ※スタンドアローン型
  • 2019年:Vive Pro Eye
  • 2019年:Vive Focus Plus ※スタンドアローン型
  • 2019年:Vive Cosmos
  • 2020年:Vive Cosmos Elite
  • 販売予定:VIVE Cosmos XR
  • 販売予定:Cosmos Play ※個人は購入不可

※赤字が現行モデル

 

HTC Viveでは、PCに接続せずとも使える、

「Vive Focus」というスタンドアローン機も登場してますけど、

全く普及もしてないし、ゲーム用途でも無いのでスルー。

2020年末に「Oculus Quest 2」が登場した今、

敢えてHTCでスタンドアローン型VRを選ぶ理由も無いです。

HTC VIVEのスペック比較

Vive Proシリーズの違い

HTC VIVEから、2018年に順当進化したVive Pro。

2019年には、新しいPro Eyeというモデルが登場したわけで、何が違うのか?

2016年の初代VIVEは、既に販売終了となってますけど、

その進化具合も含め比較しておきます。

IMG_1321

Vive Proのスペック比較

HTC VIVE Vive Pro Vive Pro Eye
発売日 2016年4月 2018年4月 2019年6月
解像度 2,160×1,200
(1,080×1,200 × 2枚)
2,880×1,600
(1,440×1,600 × 2枚)
ディスプレイ OLED(有機EL)
視野角 110度
リフレッシュレート 90Hz
VR HMD重量 約495g 約770g
価格 販売終了 139,545円+税
(Pro Full Kit)
162,880円+税
接続 USB 2.0
HDMI 1.4
DisplayPort 1.2
USB 3.0
DisplayPort 1.2
センサー SteamVRトラッキング
Gセンサー
ジャイロスコープ
近接センサー
瞳孔間調整(IPD)
SteamVRトラッキング
Gセンサー
ジャイロスコープ
近接センサー
瞳孔間調整(IPD)
アイトラッキング
トラッキング方式 アウトサイドイン
コントローラー VIVEコントローラー VIVEコントローラー(2018)
ベースステーション VIVEベースステーション1.0 SteamVR Base Station 2.0
ヘッドフォン Hi-Resヘッドフォン

 

HTC VIVEからVIVE Proで解像度が向上しており、

2,160×1,200ドット2,880×1,600ドットへ。

単純計算で約1.33倍ほど、解像度が向上してます。

IMG_1366

実際、使ってみても、映像はだいぶ綺麗になってると体感できた。

VIVEのデメリット網目感が薄くなり、

特に、文字がクッキリ読みやすくなったという感じ。

 

また、HTC VIVEでは無かったヘッドフォンも付属するようになり、

IMG_1350

HMDのコードも3本→1本になり、よりしなやかに動きやすくなりました。

IMG_1342

IMG_1337

フェイスクッション質も改善、

スカスカのスポンジ素材から、低反発系の肉厚素材になってます。

IMG_1376

IMG_1365

VR HMDに合わせて、付属のコントローラーとベースステーションも進化し、

トラッキングエリアも拡大しています。

 

2019年6月には、新たにPro Eyeが登場。

Vive ProとVive Pro Eyeの違いは、アイトラッキング機能が搭載されたこと。

それ以外のスペックは大差無く、外観もほとんど変わりません。

Pro Eyeでは、目の動きを感知できるようになったので、

アバターに瞬きを反映したり、ウインクさせたりとか・・・

ただ、アイトラッキング対応アプリもまだまだ限られてますので、

通常のVRゲーム用途なら、Vive Proで十分かなと。

Vive Cosmosシリーズの違い

Viveの最新シリーズが、Vive Cosmos。

2019年10月にVive Cosmos、2020年3月にCosmos Eliteが登場。

Vive Proシリーズと何が違うのか?まずは、スペック比較から。

 

Vive Cosmos スペック比較

VIVE Cosmos VIVE Cosmos Elite Vive Pro
発売日 2019年10月 2020年3月 2018年4月
解像度 2,880×1,700
(1,440×1,700 × 2枚)
2,880×1,600
(1,440×1,600 × 2枚)
ディスプレイ LCD(液晶ディスプレイ) OLED(有機EL)
視野角 110度 110度
リフレッシュレート 90Hz 90Hz
VR HMD重量 約665g 約770g
価格 89,882円+税 109,990円+税 139,545円+税
(Pro Full Kit)
接続 USB 3.0
DisplayPort 1.2
センサー Gセンサー
ジャイロスコープ
瞳孔間調整(IPD)
SteamVRトラッキング
Gセンサー
ジャイロスコープ
瞳孔間調整(IPD)
SteamVRトラッキング
Gセンサー
ジャイロスコープ
近接センサー
瞳孔間調整(IPD)
トラッキング方式 インサイドアウト アウトサイドイン
コントローラー VIVE Cosmosコントローラー VIVEコントローラー VIVEコントローラー(2018)
ベースステーション VIVEベースステーション1.0 VIVEベースステーション 2.0
ヘッドフォン ステレオ・ヘッドフォン Hi-Resヘッドフォン

 

Vive Cosmosで、従来のアウトサイドイン方式の外部トラッキングから、

ベースステーション不要のインサイドアウト方式へ。

あの面倒なベースステーションの設置作業も要らなくなったわけ。

HTC VIVE、Valve Indexのセットアップと注意点。賃貸住宅でベースステーションを設置する方法。

 

ただ、このトラッキング精度が酷過ぎて、不評のオンパレード。

同じインサイドアウトトラッキング「Oculus Rift S」と比べて劣りまくり。

 

結局、新型のCosmos Eliteでは、

ゴーグル性能そのまま、再びアウトサイドイン方式へ。

だけど、付属するコントローラーとベースステーションは、

初代HTC VIVEと同じ旧型モデルです。

Vive Proと比較して解像度こそ上がってますけど、

有機ELから液晶ディスプレイに成り下がってます。

 

Cosmos Eliteは値段が安い分、旧型Vive Proに劣るのさ。

重量こそ軽いけど、造りも簡略化、

Vive Proのような装着感も無いし、

Vive Proの方が頭にもフィットするからね。

IMG_1736

強いて言う利点は、フリップアップするくらい。

Cosmos・・・スンゲー微妙です。

コントローラー&ベースステーションの違い

VR HMDの進化と共に、理解しておいた方が良いのが、

コントローラー&ベースステーションの進化と、その違い。

 

2020年発売の最新モデル「Cosmos Elite」に、

初代コントローラーがセットで販売されてるのは、

初代ベースステーションには下位互換性が有るから。

コントローラーとベースステーションは、別に新型じゃなくても良いのです。

IMG_1328

VIVEコントローラーのスペック比較

旧型コントローラー 新型コントローラー(2018)
センサー SteamVR トラッキング SteamVRトラッキング 2.0
入力 多機能トラックパッド、グリップボタン、2段トリガー、システムボタン、メニューボタン
接続 マイクロUSB充電端子

ベースステーションのスペック比較

ベースステーション1.0 ベースステーション2.0
対応コントローラー 旧型コントローラー
新型コントローラー
新型コントローラー
対応ヘッドセット HTC VIVE
VIVE Pro
VIVE Pro Eye
Cosmos Elite
VIVE Pro
VIVE Pro Eye
Cosmos Elite
最小ルームスケール 2m x 1.5m
最大ルームスケール 4m×3.5m 6m x 6m
※10m×10m(4個利用時)

旧型ベースステーション1.0では、

新型ヘッドセット、新型コントローラーが使えるのに、

新型ベースステーション2.0は、

旧型ヘッドセット、旧型コントローラーは使えないっていう。

新型ベースステーション2.0には、上位互換性が無いわけです。

 

じゃあ、ベースステーション2.0は何が違うのかというと、

ルームスケールサイズが一番の違い。

最大4m×3.5m最大6m x 6mへ。

4個設置時には、最大10m x 10mとなる。

 

ただ、日本の一般家庭だと、旧型のルームスケールで十分。

最小の2m x 1.5mですら、確保するのが難しいのが事実です。

PC向けVR HMDを所持して気付いたVRゲームのデメリット

IMG_1368

あとは小型化静音化省電力化

省電力といっても、自動で電源OFFには設定した方が良い。

VR(HTC VIVE)の消費電力。自動で電源オフにする方法。

 

一方、コントローラーの方はというと、具体的な進化ポイントが謎です。

形状も、操作性も変わらず一緒ですからね。

というわけで、私が購入したのも、VIVE Proのアップグレードキット。

ベースステーションとコントローラーは初代をそのまま使ってます。

Cosmos Eliteと同じスタイル。

IMG_1323

 

ちなみに、Valve Index付属のベースステーションも、

SteamVR2.0準拠なので、

中身はHTC VIVE Proのベースステーション2.0とほぼ同じ。

Valve Indexのベースステーションで、

HTC VIVE ProのVIVEコントローラー(2018)も動きますし、

その逆も然り。

しかも、Valve Indexのベースステーション2.0の方が安いんですよね。

SteamVR Base Station 1.0 SteamVR Base Station 2.0 VALVE INDEX Base Station 2.0
単体価格 17,315円(税込) 25,575円(税込) 19,800円+税
トラッキング SteamVR トラッキング 1.0 SteamVRトラッキング 2.0 SteamVR トラッキング 2.0互換
対応端末 VIVE HMD
VIVE Pro HMD
VIVE Pro Eye HMD
VIVE Cosmos Elite HMD
Valve Index HMD
VIVE コントローラー
VIVE コントローラー(2018)
VIVE トラッカー (2018)
Valve Index コントローラー
VIVE Pro HMD
VIVE Pro Eye HMD
VIVE Cosmos Elite HMD
Valve Index HMD
VIVE コントローラー(2018)
VIVE トラッカー (2018)
Valve Index コントローラー

HTC VIVEのデメリット

値段が高く、PCスペックも必要

Vive Proの価格は、フルセット版で139,545円+税

Pro Eyeは、162,880円+税

Vive Cosmos Eliteは、109,990円+税だけど、

旧型コントローラー旧型ベースステーション

 

対するValve Indexは、125,800円+税ですが、

指認識のValve Indexコントローラー

SteamVR2.0に対応した新型ベースステーション付いてます。

 

インサイドアウト方式のVive Cosmosは、89,882円+税

対するOculus Rift Sは、49,800円でトラッキング性能は断然上。

 

Oculus Quest 2なら、税込み37,800円で買えますし、

PCも不要で単体起動しますからね。

HTC VIVEは、他社に比べてとにかく高額ってわけです。

 

VIVE Proの推奨PCスペックは、

GTX1060以上 or RX480以上と、HTC VIVEと要求スペックは変わりませんが、

GTX1060では、VIVE Proの高解像度は発揮できないと感じています。

HTC VIVEの時点でも、GTX1060では映像の乱れを経験してますから。

VR環境(HTC VIVE、Oculus Rift)に必要なPCスペック。

 

GTX1060では、せっかくVIVE Proにする意味も無いんじゃないかと。

当たり前ですが、ゲームにより要求スペックも異なるので、

GTX1070・・・よりは、GTX1080くらいは欲しいところ。

そうなると、更にお金も必要になるってことです。

Vive Cosmosって何なん?

HTC VIVE → HTC VIVE Pro → Pro Eyeまでは良かったですけど、

2019年のVaive Cosmosから超微妙な端末となりました。

Cosmosで進化せず・・・劣化してるんですよね。

2018年のProより安く販売されているのがその証拠。

無駄にシリーズを増やしただけであり、

Proなのか、Cosmos Eliteのどちらを買えば良いのか?良くわからない。

IMG_1349

Cosmosでインサイドアウト方式のトラッキングに失敗し、

アウトサイドイン方式に戻るも、

初代HTC VIVEのコントローラーとベースステーションの流用。

結局、アウトサイドイントラッキングになったCosmos Eliteって要らなくない?

 

Cosmos Eliteって名前で、上位版みたいに販売してるけど、

コントローラーとベースステーションは初代と一緒で、

初代HTC VIVEと大差無いモデル。

HMDもVive Cosmosのフェイスプレート交換しただけ

2020年の最新モデルなのに、2018年のVive Proよりも安い・・・

2年間、何も進化してないじゃんって。

 

今後は、Cosmos XRの販売も予定されているので、

Cosmosシリーズに統一されるのか?これも謎です。

 

まぁ、これは対するOculusが進化し過ぎてるってのも有る。

インサイドアウト方式に振り切ったOculusは、

外部センサー不要で、トラッキング性能が段違い。

 

Oculusは、Oculus Rift Sの販売終了も決定しており、

今後はOculus Questシリーズへ一本化。

わかりやすくて高性能なOculus選ぶよね。

※参考→Oculus Quest 2、Oculus Go、Gear VR、Oculus Rift Sの比較。歴代Oculus VR HMDの進化と違い。 | 俺の動画。

 

最新のOculus Quest 2は、PCへも接続できる高性能端末。

スタンドアローン機としてだけでなく、

USBケーブル1本でPCVRとして併用できる点でも最高なわけさ。

Valve Indexが登場してしまった

2019年11月、Valve社よりValve Indexが登場しました。

HTC ViveってHTCとValveとの共同開発のVR端末だったわけで・・・

SteamVRでVR体験するなら、Valve Indexを選ぶよね。

値段も全体的に安いし、Vive Proに比べて高性能でした。

VR HMD「Valve Index」購入レビュー。HTC VIVE Proと比較したメリット・デメリット。

 

有機ELじゃない事くらいで、解像度は上。

ベースステーション規格は一緒なので、互換性もアリアリ。

VIVEコントローラー、VIVEトラッカーも使えますので。

シェア率が低い

Steam使うなら、Valve製のValve Indexだし、

VRヘッドセットのシェアなら、FacebookのOculusがダントツ。

既にSteam上でのシェアだけで、Oculusが50%以上を占めている。

※2020年12月時点

※参考→Steam ハードウェア & ソフトウェア 調査

 

Oculus Questは、PC不要でゲームプレイできるので、

Steam利用せず、Oculusストアでゲームを買う人も多い。

というわけで、VRシェアとなると、もっともっと多いハズ。

さすがFacebook端末なのさ。

 

Steam、Oculus Storeではゲーム買うけど・・・

HTCのVIVEPORTなんて、使わないでしょ。

Oculusには、クロスバイというシステムが有るので、

Questで買ったゲームは、Riftでもプレイできたりする。

ですので、私はクロスバイ対応のVRゲームは、

Steamじゃなくて、Oculusストアで買ってます。

VRゲームは、Oculusから探している自分も居るし・・・

シェアを獲るってそういう事なんだなと。

 

Oculus Quest 2がスゴ過ぎて、真面目にビックリしたから、

Oculusシェアは、もっともっと広がると思ってます。

HTC VIVEシリーズまとめ

最新モデル「VIVE Cosmos Elite」が微妙なので、

敢えてHTC VIVEを選ぶなら、

アイトラッキングのある最上位モデル「Pro Eye」ですね。

有機ELは綺麗だし、アイトラッキングは他に無い

VRchatや、バーチャルキャストのアバターで視線追跡したい人向け。

ただ、VRってコンテンツ有りきの世界。

HTC VIVEって端末だけでは、普及は難しい気がしました

 

Steamを運営するValveからもVR HMDが出ちゃったわけで、

今からPC用のVR端末を買うなら「Valve Index」にした方が良い。

HTC VIVEじゃなくても「VIVE Tracker(2018)」は使えるし、

SteamVRやるなら、やはりValve Indexが最強でした。

VR HMD「Valve Index」購入レビュー。HTC VIVE Proと比較したメリット・デメリット。 

 

ワイヤレスでVRを楽しむなら「Oculus Quest 2」。

スタンドアローン機とは思えないトラッキング性能。

画質もスンゲー良いし、なにより値段がダントツに安い。

USBケーブル一本でPC接続(Oculus Link)すれば、

PCVRとしても使えるわけで、

SteamVRでも、Oculus Rift対応ゲームがほぼ完全に動作します。

Oculus Quest 2をPC用VR(Oculus Rift)として使う方法。Oculus Linkでできること。

PCも外部センサーも不要で、高画質VR。

今までのPC VRのデメリット、Oculus Questは消し込みまくり。

PC向けVR HMDを所持して気付いたVRゲームのデメリット 

 

他のVR端末は、PCが無いと動作しないVR端末、

PC起動の手間が有るわけです。

HTC Vive Pro Eye、Oculus Rift S、Oculus Quest 2、Valve Indexの比較。PCVRゲーム用VR HMDの違い。

 

気軽にVRできるって利点。

日々の日課としてフィットネスVRも欠かせなくなってるし、

毎日のように、Oculus Quest 2も起動している・・・

下手なエクササイズマシーンを買うより安上がり。

Switchでエクササイズしている場合じゃないね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました