カングー購入時に、純正マルチルーフレールを付けたのは、
車の上にルーフラック(ルーフキャリア)を取り付けたいから。
かさばるアウトドア用品を、
そのまま載せられる網カゴ状のバスケット。
商用車からキャンパー仕様へ。
便利なだけでなく、カッコ良さも倍増しますから。
カングーに載せるルーフラックに悩む
カングーにマルチルーフレールで、
様々なルーフキャリアが取り付けられるわけで、
選べるがゆえに悩むのが、
カングーに合うルーフラックはどれなのか?って。
カングー純正ルーフキャリアといえば「ヘビーデューティキャリア」でしたが、
これはデザインがイマイチで・・既に廃盤。
2019年に、新しい「ルーフバスケットラック」が登場。
※参照→Renault KANGOO Accessories
純正バスケットは、ディーラーで実物も見てきたんですが、
ショートは、なんだか小さいし、
ロングは、税込みで10万円オーバー。
カングー車体に比べ、バスケット幅も狭いので・・・
個人的に、ちょっとバランスが悪い気がした。
カングーといえば、YAKIMAのメガウォーリアーがテッパンですが、
見た目のデザインだけでなく、サイズ感的に丁度良かったです。
純正バスケットに比べ、値段もスゲー安いですからね。
ちなみに、調べて気づいたんだけど、
ルノー純正の「ルーフバスケットラックショート」は、
Terzo(テルッツォ)製であり、
Terzoの「ルーフバスケットラック EA310」と同じモノみたい。
参考までに、ルーフバスケットスペックも載せておきます。
ルーフバスケットラック ロング
- サイズ:縦172cm×横105cm×高さ22cm
- 重量:約21kg
- 耐荷重:約50kg
- 価格:92,500円+税
ルーフバスケットラック ショート
- サイズ:縦132cm×横105cm×高さ22cm
- 重量:約16kg
- 耐荷重:約50kg
- 価格:70,000円+税
Terzo ルーフバスケットラック(EA310)
- サイズ:縦132cm×横105cm×高さ22cm
- 重量:約16kg
- 耐荷重:約50kg
- 価格:64,700円+税
YAKIMA メガウォーリアー
- サイズ:縦132cm×横122cm×高さ16.5cm
- 重量:約16kg
- 耐荷重:約60kg
- 価格:49,800円(税込)
ルーフラック取付後の車高
ルーフラックを取り付ける最大のデメリットは、
カングーの車高が高くなること。
カングーの車体サイズは、全長428×全幅183×全高181cm。
カングー純正マルチルーフレールの高さが約10cm。
メガウォーリアーの高さが約16.5cm。
メガウォーリアーを取り付けると、
単純計算で181cm+10cm+16.5cm=約207.5cmとなります。
高さ2.1m制限の駐車場でギリギリのサイズ。
高さ2m制限の駐車場は使えなくなるわけです。
私の住んでいる地域には、
高さ制限2.1mの駐車場や、トンネルも多く有るので、
高さ16.5cm→全車高2.1m未満となるメガウォーリアーが最適だったなと。
全高2.05m制限の立体駐車場で、ギリギリ入りましたから。
ルノー純正のルーフバスケットラックだと、
高さ22cmも有るから、車高面でも不安だよね。
また、バスケットを取付けすると、
洗車する際に、車上部が洗えなくなるっていうデメリットも有る。
あとは・・・車体重量が増えるんで燃費も悪くなるかな。
ちなみに、「メガウォーリアーエクステンション」で、
バスケットを長くすることも考えてましたが、
メガウォーリアー設置後に、延長パーツは要らないと判断しました。
エクステンションで伸びるサイズは55.9 cm。
バスケット長さが約132cm→約188cmへ伸びますが、
延長する前のサイズの時点でかなり大きかったです。
50Lのトラスコトランクカーゴ載せても、余りあるスペース。
縦置きなら3個、横並びでも2個もおける。
そもそも、純正マルチルーフレールの耐荷重が40kgまで。
メガウォーリアーの重量だけで16kg有るので、
実質の積載重量は24kgまでって感じ。
カングーは車高も高いので・・・重いものを降ろすのも大変だからね。
カングールーフラック取り付け方法
というわけで、カングーにYAKIMAのメガウォーリアーを取り付けました。
ラック組み立て→ルーフレール展開→キャリア固定という流れ。
純正のルーフラックでもなく、YAKIMAのマニュアルも英語だったんで、
ちょっと苦戦しましたが・・・理解してしまえば簡単です。
ルーフラックを組み立てる
メガウォーリアーが梱包されたダンボール箱。
室内では場所をとるので、外にて開梱。
ダンボールオープン。
ラックは、左右でセパレートで収納されてます。
付属品を全て開封。
細かい金具とかパーツ類。マニュアルは英語です。
左右に別れたバスケットは、
接続部分に固定ネジが取付けられているので、
最初はネジを外す作業から。
ネジを外したら、左右を繋げて、
外したネジで固定する。
続いて、ラックの前側部分に、
YAKIMAのロゴが入ったプレート「フェアリング(風よけ)」を取り付けます。
プレートは、ポールに固定具をハメてネジ留めするだけ。
固定する場所も3ヶ所のみ。
左右部分をピッタリ合わせたら、
背面側からボルトを回して固定。
下側を固定しているだけなんだな。
賛否両論有るYAKIMAロゴ。
テカテカしているプラスチック素材なんで、ちょっと安っぽい。
上からカッティングシート貼って、ロゴ隠ししている人も多い。
ロゴが嫌なら、YAKIMAロゴを裏面にして固定することもできますし、
風よけも気にしないなら、別に付けなくても良いんじゃないかと。
ルーフレールの展開する
カングー純正マルチルーフレール(37,905円+税)に、
ルーフキャリアを取り付ける場合、
マルチルーフレールの使い方を理解する必要があります。
使い方といっても簡単。工具も入りません。
このルーフレールは、片側がクリップ状となっているので、
このクリップ部分を持ち上げると、簡単に外せます。
レールが上がったら、反対側のレール方向へ。
後ろ側のレールは、片側がスライド稼働する仕組み。
スライドさせたら、反対側の穴に差し込むだけ。
後ろ側から見ると、こんな感じ。
ルーフラック固定位置を確認する
ルーフレールの準備をしたら、ルーフラックを載せたいところですが、
面倒でも事前にどこを固定するか?
しっかりと確認しておいた方が良いです。
メガウォーリアーの説明書によると、
ラック固定には最低76cmの間隔が必要・・・
カングールーフレールの間隔を調べてみると約70cmしかない。
皆さんカングーに取り付けしているようですが、
公式スペック上ではアウトですね。
で、この70cmで固定する場所をどこに持ってくるか?
バスケット中央あたりで固定したいところですが、
中央で固定すると、カングーの車体中央にバスケットが来てしまうので、
取り付けた際の見た目が悪くなりました。
というわけで、ちょっと前側で固定した方が良いです。
最終的に固定したのが、以下の画像位置。
前から2列目と前から9列目(後ろから5列目)
あと、もう一点注意点は、固定する金具の向き。
ルーフレール横側固定幅は、71cm以上あるので、
中央ポール2本に対して、外側に固定しなければ駄目。
最初、下の画像の用に固定したんですけど、これは間違い。
下の画像が正しい固定方法です。
ルーフレールに固定する土台部分だけ、
先に固定しておくと、載せる際にあたふたせずに済みます。
4ヶ所固定すると、こんな感じ。
横から見た画像。
固定する部分が分かりやすいってだけでなく、
土台がクッション代わりにもなるので、
ルーフレールとルーフラックの傷防止にも繋がります。
ルーフラックをルーフレールに載せる
ルーフラックは約16kg、重くデカイので、
一人で積み上げるのはちょっと厳しいです。
二人でも上からスポンと置くのは無理なサイズ。
ラックを二度三度置きながら、位置調整するので、
車上には、大きめのタオルとか敷いた方が良い。
ルーフレールもルーフキャリアも傷つきやすいんで、
直置きでスライド移動させたら傷つきますので気をつけて。
土台位置を合わせたら、タオル回収です。
ルーフラックをルーフレールに固定する
車体中央に来るように、左右位置の調整。
私は遠くから目視で確認しながら微調整しましたが、
端から10cm弱くらいで、取り付ければ中央にバスケットが来ます。
固定部の端から長さを図ってみると、右側が10cm。
左側は10cm弱・・・数ミリの誤差はご了承下さい。
左右を合わせたら、あとは固定するだけなのですが、
固定部分は前後でも微妙にズレます。
ルーフラックの間隔と、ルーフレールの間隔が違うんだね。
マニュアルを確認してみると、多少のズレは問題無いんだと。
というわけで、前後で微妙にズラして、
なるべく真ん中に来るように固定。
前側の固定位置。
後ろ側の固定位置。
中央がズレると、ネジ長さも変わるんだな。
厚みが有る方から締めた方が良さそうね。
固定完了。
同じように4ヶ所ガッチリ固定です。
ちなみに、固定する時も、
固定部の下にタオルは敷いたほうが良いです。
固定する時は、手からネジもポロポロ落ちるし、
ネジを回せばネジ穴からカスも出てくるので、車体も汚れます。
ルーフラックにアクセサリーバーを固定する
メガウォーリアーには、アクセサリーバーも同梱されていたので、
このバーも固定します。
アクセサリーバーを取り付けることで、
自転車やスキー板も固定できるようになる・・・らしい。
まぁ、その他アウトドア用品を固定するにも、
中央にバーが有った方が固定しやすいかなと。
で、アクセサリーバーの固定位置ですが、
トランクカーゴを載せる事を想定して、
トランクカーゴを載せてから、位置を決めました。
後ろ側から荷降ろしするので、バーはちょっと前側に固定。
左右を付属ネジで固定するだけなんで、取付も簡単です。
メガウォーリアー純正ネットも購入しましたが、
ネットはガッツリ固定できるけど、固定の手間が有ります。
フックも多いと、車体にぶつかりがちだし、
ネットは絡まるという難点も有りますので。
細かいものをネットで固定するよりも、
防水バッグにまとめて詰め込んで、紐で固定した方が手間が無い。
ラチェット式の荷締めベルトは、金具が車を傷つけがちなので、
固定紐で愛用しているのはジャングルコード。これマジ万能です。在庫有れば。
ルーフラック取り付け方法まとめ
積載容量の多いカングーですが、意外と収納スペースが無いわけで、
キャンプするならルーフラックは必須です。
かさばるキャンプ用品を、あまり考えずに積み込める。
キャンプって雨降っちゃうと、撤収も大変ですからね。
濡れたテントやタープも、そのままビニール袋に入れて帰ったり、
家で乾かす為に、綺麗に畳む必要も無い。
詰め込めないというプレッシャーからも開放されるし、
後部座席も荷物で埋まることなく、荷崩れの心配も無し。
実際、キャンプ道具の半分は車の上に積んでるので・・・
もぅ、ルーフキャリアが無いとキャンプにも行けないのさ。
ルーフキャリアを付ければ、今度はハシゴも付けたくなる沼。
リアラダーは便利ってだけでなく、見た目も最高。車に乗れるってのも楽しいから。
しっかりと荷降ろしするなら、脚立も有った方が良いですが、
カングーならタイヤに乗ったり、リアキャリアに足も乗っけられる。
リアキャリアをフローリング化すれば、泥汚れも気にならない。
→カングー荷台(リアキャリア)の床をフローリングマット化してみた
こちらもカスタマイズ簡単だし、
カングーはカスタマイズしてこその車。
→カングーカスタムDIYまとめ。デカングーをオシャレにカスタマイズしてみた。
オシャレな外観とは裏腹に、内装は結構ヒドイですからね。
コメント
コメント一覧 (2件)
私もブルードラジェを先日契約し、ただいま納車待ちです。
家族でキャンプも行くため、色々と参考にさせていただいてます。
キャリアもこちらのブログを見まして、同じものを購入しました!
2点教えていただきたいのですが、キャリアバックはどこのメーカーの商品でしょうか?
あとAmazonで確認したところ、ジャングルコードはキャリアの幅より短いと思いますが、
端から端まで届くのでしょうか?(伸びる素材だったりしますか??)
お手隙の際に教えていただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたします。
ブルートラジェ再販されましたね。納車楽しみですね。
>>キャリアバックはどこのメーカーの商品でしょうか?
キャリアバッグは、Amazonベーシックの安いやつです。
私は、アマゾンロゴを黒く塗りつぶして使ってます。
→Amazonベーシック ルーフトップカーゴバッグ ブラック 容量425L
>>ジャングルコードはキャリアの幅より短いと思いますが、端から端まで届くのでしょうか?
ジャングルコードは、伸び縮みするので、
キャリアの端から端まで届きます。
キャリア固定以外にも、使えるので重宝してます。