世界中で大人気のゲーム、マインクラフト。
子供から大人まで、子供の知育ゲームとしても人気。
PC、コンシューマーゲーム機、スマホ、
タブレット、セットトップボックス・・・と、
様々な端末で遊べるようになり、
クロスプレイ対応で、異なる機種間で同時プレイまでできる。
ただ、その柔軟さ故に、複雑化していると感じました。
マルチプレイの方法も様々有り、オンラインサーバー、
Realmsサーバー、オフラインでのローカルネットワーク、
テレビでの画面分割プレイもできたりするわけで・・・
どのマインクラフトで何ができるのか?
ちゃんと把握しておかないと、
私みたいに、無駄に何本もマインクラフトを購入することになる。
各端末で販売されているマインクラフトの違いについて。
同じ統合版でも値段は違うし、オンライン料金も異なりますので。
BE版(統合版)とJAVA版の違い
現在販売されているマインクラフトは、BE版とJAVA版の2つ。
同じバージョンのマインクラフト同士で相互通信が可能なので、
BE版同士、JAVA版同士でマルチプレイできるってわけです。
現在、主流なのがBE版。
BE版=Bedrock Editionの略であり、日本では「統合版」とも言われてます。
統合版の名のとおり、多くのゲーム機・端末で採用されており、
クロスプレイ(マルチプラットフォーム)対応なのもBE版の方となります。
対応端末も豊富で、異なるハードで同時プレイ、ユーザー数も多いわけ。

従来のSwitch版、PS4版、スマホ版(PE版)も、
全て統合版(BE版)へと移行しています。
※PE版=Minecraft Pocket Edision→旧スマホ版。
BE版は、Microsoftアカウント「Xbox Liveアカウント」で管理するので、
サーバー構築、IPアドレス、ポート開放等とかとか、ややこしい仕組みも簡略化。
アカウント紐付けで、簡単にクロスプレイもできるようになってます。
一方、JAVA版は、パソコンでのみプレイ可能、
Windows、Mac、Linuxで動作し、本家マインクラフトとも呼ばれています。

JAVA版は、同時プレイ人数に制限が無く、MOD導入が可能。
拡張性は高いんだけど、その分パソコンスペックも必要。
なによりパソコンユーザー限定なので、敷居も高い。
多くのユーザーとクロスプレイしたいならメジャーなBE版。
今から始めるなら、とりあえずBE版が間違いないかと。
Java版とBE版の違いまとめ
対応端末 | 販売元 | 管理アカウント | 拡張機能 | 同時プレイ | マップ広さ | |
---|---|---|---|---|---|---|
Java版 | PC (Windows、Mac、Linux) | Mojang | Mojang アカウント | 無料(MOD) | 無制限 ※Realmsは最大10人 | 無制限 |
BE版 | Windows10、Switch、 PS4、Xbox One、 iOS、Android | Microsoft | Xbox Live アカウント | 有料 (スキン、リソースパック) | 最大8人 ※Realmsは最大10人 | 無制限 |
Windows10は、BE版にも対応しているので、
Windows10なら、BE版とJAVA版の両方でプレイできます。

左がBE版、右がJAVA版。
私は、AmazonでJava版のコード購入したら、両方手に入りましたけども。
→PC版のMinecraft(マインクラフト)のJava版を買ったらWindows10版も無料ダウンロードできた話。

番外版として、VR版マインクラフトも有りますが、
これはGear VRでのみ購入可能な統合版ベースのアプリ。
Oculus Rift、Windows Mixed Realityのみ対応しているので、
Windows10版を所持しているユーザーも、無料でマイクラVRを楽しめます。
※Oculus QuestもOculus Linkで使えます。
→Oculus Quest 2をPC用VR(Oculus Rift)として使う方法。Oculus Linkでできること。
HTC VIVE Proや、VALVE INDEX等のPC向けVRには未対応、
マインクラフトがSteamVRに対応してないってことです。
→Oculus Quest 2、Oculus Rift S、Valve Index、HTC Vive Proの比較。PCVRゲーム用VR HMDの違い。

BE版の種類、価格と月額料金の違い
多くの友人とプレイするなら、BE版なんだけども、
更に困るのが、BE版は多くのプラットフォームで販売されており、
BE版だけで種類がたくさん有ること。
対応機器により、販売価格は全然違うし、
オンラインプレイの月額料金も異なります。

BE版の価格とオンライン料金
互換性 | 価格 | オンライン料金 (1ヶ月) | オンライン 同時プレイ | 画面分割プレイ (ローカル) | |
---|---|---|---|---|---|
PC (Windows、Mac、Linux) | Java版 | 26.95ドル | 無料 | 無制限 | × |
PC (Windows 10) | BE版 | 3,150円 | 無料 | 最大8人 | × |
Nintendo Switch | BE版 | 3,960円 | 306円/30日 2,400円/365日 | 最大8人 | 最大4人 |
Playstation 4 | BE版 | 2,640円 ※スタンダード | 850円/1ヶ月 5,143円/12ヶ月 | 最大8人 | 最大4人 |
Xbox One | BE版 | 2,640円 ※スタンダード | 842円/1ヶ月 5,378円/12ヶ月 | 最大8人 | 最大4人 |
iOS (iPhone、iPad) | BE版 | 860円 | 無料 | 最大8人 | × |
Android | BE版 | 900円 | 無料 | 最大8人 | × |
Kindle Fire (Fireタブレット) | BE版 | 900円 | 無料 | 最大8人 | × |
Gear VR ※VR版のみ | BE版 | 690円 | 無料 | 最大8人 | × |
マインクラフトのソフト価格は、約3,000円前後。
スマホ&タブレットのアプリ版は、約900円と格安。
ニンテンドースイッチ版だけ約4,000円と高いけども、
スーパーマリオマッシュアップパックが収録済みです。

オンライン料金は、家庭用ゲーム機は全て有料。
これはマインクラフトに限った話ではないけども、
コンシューマ機ならでは制限です。
- Nintendo Switch:Nintendo Switch Online
- PS4:PS Plus
- Xbox One:Xbox Live Gold
一方、Windows10版や、スマホ・タブレット版なら、
無料でオンラインマルチプレイが可能。
Xbox Liveアカウントも無料だし、家庭用ゲーム機とのクロスプレイも無料。
クロスプレイの仕組みは変わらないわけで、不公平感がある。
というわけで、既に、スマホやタブレットを所持しているなら、
スマホアプリが一番コストパフォーマンスが高い。
スマホアプリ自体の価格がダントツに安いだけでなく、
Apple、Google共に、ファミリー共有(ファミリーライブラリ)機能が有るので、
1個分の料金で、家族アカウントも無料、最大6名まで遊べるから。
AmazonのKindle Fireアプリの場合、
子供のアカウント作成は不可能なので、親アカウントから子供用プロフィールで対応。
こちらも1つのアカウントで同時に最大6台まで遊べます。
ちなみに、Apple TV Editionや、Fire TV Editionも有りましたが、
Apple TV版は、App Storeから削除されてますし、
Fire TV版は、Fire TV自体の販売が終了してますので。

まぁ、買うならiOSアプリか、Androidアプリですね。
スマホ、タブレットの両方で遊べるので、1個くらい買っても損はない。
マルチプレイ、クロスプレイ対応の違い
家庭用ゲーム機では、オンラインクロスプレイは有料。
では、ローカルネットワーク(Wifi環境下)でクロスプレイする場合は、
無料かというと、そういうわけでも有りませんでした。
ニンテンドースイッチでは、
ローカルネットワーク環境でクロスプレイする場合でも、
オンライン月額サービス「Nintendo Swich Online」の加入が必要でした。

ニンテンドースイッチ同士でオフラインマルチプレイする場合は、
ローカルネットワークに切り替えないと行けないし、
そうなるとXbox Liveアカウントは切断されるわけで・・・
色々と融通が効かないのが、家庭用ゲーム機なんだな。

その代わり、家庭用ゲーム機(Switch、PS4、Xbox One)では、
画面分割ゲームプレイができるので、
1台ゲーム機→テレビ出力で最大4人まで同時プレイが可能。
昔ながらのアナログ的な楽しみ方ができます。
Realms Plus(公式サーバー)料金
マインクラフトをオンラインマルチプレイするにあたり、
加入を勧められるのが「Realms Plus(旧 Minecraft Realms)」。
月額930円で使える、マインクラフト公式の有料サーバーです。

マインクラフトは、誰かが作ったワールドに入って遊ぶ仕組み。
ワールドを作ったユーザー(ホスト)がゲーム起動しいないと、
他のユーザー(ゲスト)は、その世界には入る事ができないのですが、
Realms Plusは、オンライン上にワールドを作れるので、
24時間好きなときに、ワールドに入る事ができるわけ。
最大8名までのオンラインプレイも、
Realms Plusなら、最大11名(ゲスト10名)まで同時プレイ可能。
メンバーは最大20名まで参加できます。
Realmsサーバー1つに対して、造れるワールドは1つなので、
1つのワールドにつき930円。ゲストは無料で参加できます。
また、PCのJava版は、Java専用のRealmsとなるので間違えないように。
Java版のRealmsは、サーバーを立てる手間を省略、
手軽に導入できる分、自由度は低くなってます。
MOD導入は不可能だし、最大10人の制限もあるので・・・
Java版でマルチサーバーを立てるなら、
レンタルサーバーを契約した方が良いかと。
マイクラサーバーを構築するなら「ConoHa VPS」。
バージョン選択、Mod導入、11人以上でのプレイも可能。
専用テンプレートで、マルチサーバーを簡単に立てられるようになってます。

マインクラフトの違いまとめ
お互いの世界に行き来できるというのが、マインクラフトの楽しいところ。
マインクラフトは、誰と一緒に遊びたいのか?
友達や、周りのユーザーに合わせて購入するのが間違い無いかなと。
とりあえず遊ぶならiPad版。Android版。
スマホで買えばタブレットでもできるし、タブレット同士で遊ぶのも楽しい。
安いけど、できることは変わらない。難あるのは操作性だけども、
コントローラーあればゲーム機とホント変わらない。

ゲーム機とは違い、クロスプレイ無料なんで、
どこでも気軽にゲスト参加できるのも、スマホ版の良いところ。
家庭用ゲーム機でも、クロスプレイ可能になりましたが、
実際のところ、クロスプレイの仕組みは簡単なようで複雑。
パソコン慣れしていない親御さんだと、大変だし混乱します。
私もニンテンドースイッチでのクロスプレイには苦労しましたので。
→Switch版マインクラフトでスマホ版、PC版とのクロスプレイに苦労した話。オンライン、ローカルネットワークでマルチプレイする方法。
まぁ、その辺を含め、IT教育には良いのかな。
ゲームというと何だか悪いイメージがありますが、
子供のIT導入として、マインクラフトは有りなんじゃないかなと。
レゴのような想像力の育成、プログラミング教育も可能。
マルチプレイでWEBの仕組み、チャット、オンライン通話、
コミュニケーションの取り方も学べればこれ幸い。
Java版へ興味を持ってくれれば、パソコン教育にも繋がるかなと。
今は・・・ただひたすら整地してますけども。
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