BBQではなくキャンプで欲しくなるのが焚き火台。
焚き火台といえば、スノーピーク。
キャンプ場で見たことが無い人も居ないはず。
かくいう私も、SMLと3サイズ購入して、
現在は、Lサイズをメインで使用中。
ただ、焚き火台のオプションパーツは、あまり使わなくなりました。
その理由について。
焚き火台SMLのスペック比較
価格比較
スノーピークの焚き火台は、高品質ですが高額です。
特に値段が高いのがオプションギアの部分、
全部揃えたら、焚き火台の約3倍の価格になります。
焚き火台SMLの価格比較(税抜)
S | M | L | |
---|---|---|---|
焚き火台 | ¥8,600 | ¥12,600 | ¥15,600 |
グリルブリッジ (グリルネット) | ¥3,200 | ¥4,800 | ¥5,400 |
焼きアミ | – | ¥4,700 | ¥5,600 |
炭床Pro | ¥2,400 | ¥3,500 | ¥4,800 |
ベースプレート | ¥1,800 | ¥2,300 | ¥2,800 |
ベースプレート スタンド | ¥2,800 | ¥3,300 | ¥3,300 |
コンプリート 収納ケース | ¥3,800 | ¥4,800 | ¥5,800 |
合計 | ¥22,600 | ¥36,000 | ¥43,300 |
スノーピークの価格表記は、税抜き価格という点にも気をつけて。
焚き火台Lサイズ1点だと15,600円+税ですが、
焚き火台Lのオプションを全部揃えると43,300円+税、
税込みで約5万円です・・・テント買えますね。
MサイズとLサイズには、格安なスターターセットも有りますが、
こちらは、焼き網とグリルブリッジが付いていないので気をつけて。
MとL買うなら、スターターセットは避けられないけども。
スターターセットの価格比較(税抜)
S | M | L | |
---|---|---|---|
焚き火台 | ¥8,600 | ¥12,600 | ¥15,600 |
炭床Pro | ¥2,400 | ¥3,500 | ¥4,800 |
ベースプレート | ¥1,800 | ¥2,300 | ¥2,800 |
コンプリート 収納ケース | ¥3,800 | ¥4,800 | ¥5,800 |
合計 | ¥16,600 | ¥23,200 | ¥29,000 |
スターターセット | – | ¥19,800 | ¥24,800 |
まぁ、焚き火するだけなら、
焼き網とグリルブリッジは要らないので、ある意味良心的では有る。
BBQする際にも、他社の代用品で格安に済ませられますので。
サイズ&重量の比較
肝心の焚き火台サイズ。
私も悩んで、結局全サイズ買ったわけで。
一応、数値を比較しておきます。
焚き火台SMLのスペック比較
焚火台 S | 焚火台 M | 焚火台 L | |
---|---|---|---|
品番 | ST-031R | ST-033R | ST-032R |
価格 | ¥8,600 | ¥12,600 | ¥15,600 |
材質 | ステンレス | ||
サイズ | 285×285×高さ205mm | 350×350×高さ248mm | 450×450×高さ300mm |
収納サイズ | 350×410×25mm | 450×515×32mm | 560×640×32mm |
重量 | 1.8kg | 3.5kg | 5.3kg |
最初はMサイズ買ったんですけど35cm×35cmって意外と小さい。
Lでも45cm×45cm、全然デカくないから。
Sサイズ28.5cm×28.5cmと・・・ホントに小さいので別物です。
焼面だけでなく、高さも全然違うので、薪の入る量もだいぶ違います。
収納サイズ比較。左がL、右がS。Sは凄い小さい。
サイズ以上に違うのが重量。
焚き火台よりも、オプションパーツの重量が凄いです。
焚き火台SMLの総重量
S | M | L | |
---|---|---|---|
焚き火台 | 1.8kg | 3.5kg | 5.3kg |
グリルブリッジ | 1kg | 1.1kg | 1.6kg |
焼きアミ | – | 1.3kg | 1.6kg |
炭床Pro | 1.4kg | 2.4kg | 3.9kg |
ベースプレート | 0.9kg | 1.3kg | 1.9kg |
ベースプレート スタンド | 0.8kg | 1.8kg | 1.8kg |
コンプリート 収納ケース | 0.34kg | 0.48kg | 0.6kg |
合計 | 6.24kg | 11.88kg | 16.7kg |
値段と同じく約3倍の重量となります。
Lサイズだと16.7kg。成人男性でもキツイ重さです。
正直、焚き火台以外は、頑丈さはそこまで必要としないので、
持ち運ぶということを考えたら、
品質を落としてでも、軽い互換品を使った方が良いかなと。
Lサイズを選んだ理由
私は最初にMサイズを購入したのですが、
Lサイズに買い替えました。
Sは1~2人用、Mは2~3人用、Lは3~4人用ってなってますけど・・・
人数関わらず、焚き火するならLサイズをオススメします。
BBQコンロとしてなら、Mサイズで十分なのですが、
焚き火台として使う場合、Mサイズではちょっと小さいです。
左がM、右がL、写真ブレッブレですけども。
Sサイズでは、小枝で火遊びくらいしかできません。
キャンプ場で販売されている薪を置いてみると、
Mサイズでギリギリ収まらないし、Lサイズで丁度良い。
焚き火台の深さもだいぶ違うので、
Lサイズなら余裕を持って薪も組める。
焚き火を囲う囲炉裏テーブルに丁度良いのも、Lサイズ。
スノピのジカロテーブルも、Lサイズピッタリで造られているんだな。
実際のところ、コンロと併用する場合、
Lサイズでも足らない気分になる事も多い。
というわけで、サブのBBQコンロとして、
Sサイズの焚き火台も使うようになりました。
BBQコンロとして使うなら、Sサイズでも十分。
Sでも焼肉屋の卓上コンロより全然デカイので、
家族5人のキャンプで、これだけ使う時も有る。
チビチビ焼きながら、食材を替え、
焼き立てを食べるのが楽しいし、
一気に焼いても、子供が意外と喰わないってのも有る。
Sでも頑丈だから、ダッチオーブンも置けます。
また、Sサイズならコンパクトで軽いので、
子供に色々とやってもらうのにも良いサイズ。
調理も小さいだけで安心、専用で頑張る子供。
洗うのも子供の担当。
Sサイズはパーツも少なく軽いので、断然洗いやすいです。
焚き火台オプションパーツの役割と代用品
スノーピークの焚き火台は愛用していますが、
スノーピーク純正品のオプションは、
無理して揃える必要は無いと思ってます。
サイズが大きくなると、
オプション価格が上がるだけでなく重量も重くなるので、
Lサイズのオプションパーツほど使いづらい。
というわけで、実際に使っているアイテムへ。
焼きアミPro、グリルブリッジ
焼き網は、食材を焼くために使うわけで、
BBQしないなら焼き網は不要です。
スターターセットにも網は付いていませんからね。
スノーピーク焚き火台は、MとLは焼き網だけでは使えず、
別途、グリルブリッジも必要となる。
で、このグリルブリッジが要らないと思ってる。
高さ調節で火力が調整できるようになってるんですけど、
引っ掛けて高さ調節するので、食材を乗せたまま動かすのも厳しい。
結局の所、高さで火力調節ってのが面倒。
火力調節するなら炭を移動した方が早いわけで、
このブリッジが邪魔をして炭もいじりづらいのさ。
グリルブリッジって、重い鍋とかも置けるので、
凄い頑丈な造りなんですけども、この頑丈さも仇となっている。
そもそも、フライパンや鍋を火にかけるなら、
ゴトクでも良いし、吊り下げても良い。
なんならダイレクトに置いても良いわけだ。
ブリッジが無ければ、スペースが有効活用できる、
薪の出し入れもしやすくなり、焚き火での火力調整もしやすい。
グリルブリッジ部分のせいで、焼き網の面積も小さくなってるからね。
というわけで、焼き網&グリルブリッジ代わりとして定番なのが、
ユニフレームのファイアグリル用の焼き網。
ファイアグリル ヘビーロストル | ファイアグリル ラージ ヘビーロストル | |
---|---|---|
価格(税込) | ¥3,000 | ¥5,000 |
重量 | 1.3kg | 2.5kg |
サイズ | 335×335mm | 450×450mm |
材質 | ステンレス | ステンレス |
焚き火台Lなら、ラージヘビーロストルが45cm×45cmでピッタリ。
焼き網の値段だけ比較しても、スノーピークよりも格安。
焼き網も極厚で、焼き網サイズも大きい。
焼アミ Pro.M | 焼アミ Pro.L | |
---|---|---|
価格(税込) | ¥5,170 | ¥6,160 |
重量 | 1.3kg | 1.6kg |
サイズ | 389×352mm | 484×352mm |
材質 | スチール(クロームメッキ) | スチール(クロームメッキ) |
ヘビーロストルでも良いのですが、
網はセパレートした方が使いやすいので、
私は、縦長の焼き網×コンロを使ってます。
スノーピーク焚き火台のLサイズは、45cm×45cmなので、
片側45cm以上の網なら問題なく使える。
個人的には鋳鉄が好きなんですけど、重いし錆びるんで。
メンテナンスまで考えたら、軽くて錆びないステンレスが最強。
ゴトクはキャンピングムーン。
焼き網は、ユニフレームのユニセラロング用。
ユニセラロング用ロストルが長細くて、スンゲー使いやすい。
ゴトク、焼き網、ロストルで組み合わせて使ってます。
一応、スノーピーク純正の焼きアミProも、
グリルブリッジをどかして使えますけども。
頑丈なだけに重くて、洗いづらいから。
→バーベキューコンロの後始末と錆対策。スノーピーク焚き火台、焼き網、炭床の洗浄方法を考える。
重い鍋を乗せないなら、使い捨ての焼き網でも良いと思う。
大きなサイズの焼き網も100円均一で売ってます。洗う手間も無くなる。
この辺は、仕上がりよりも気分の問題ですね。
炭床Pro
火を燃やし続ける為には、空気の通り道が必要ということで、
炭床を炭の下に敷く。
というわけで、他社の炭床でも代用が可能です。
炭床サイズが近ければ、ユニフレームの底板でも、
キャンピングムーンの炭床でも良いと思います。
強度ということを考えなければ、
100円均一の焼き網でも代用は可能です。
ただ、私は、炭床はスノーピークの純正品を使ってます。
スノーピークの炭床は、通気性が有りつつ頑丈な鋳鉄製。
頑丈で重い分、炭も安定して組めるし、
金属の重さと蓄熱性も比例しますからね。
無駄な燃焼を抑え、炭を最後まで効率よく使い切る。
炭の寿命が長くなる炭床って話も聞きました。
炭や薪って高いですから、炭床で熱効率が変わるなら安いと思う。
ちなみに、Lサイズの炭床は、Lサイズを選びがちですが、
グリルブリッジを使わない場合、Lサイズでは大きいです。
網と炭の距離が近くなりすぎる。食材までの距離も無い。
炭も重ねらず、大きい炭も置けない。火力調整も難しくなる。
ダイレクトに網置きするなら、ワンサイズ下げた方が良い。
Lサイズの焚き火台なら、丁度良いのがMサイズ。
あくまでBBQスタイルの場合ですけど。
焚き火をメインで楽しむなら、L焚き火台にSサイズ炭床でも良い。
ベースプレート、ベースプレートスタンド
ベースプレートは、芝サイト以外では必要無いと思ってましたが、
意外と有った方が良いなと感じました。
焚き火台の中央は、穴になっているので、
穴から食材の油もけっこう落ちるんですよね。
ベースプレートがあれば、拭くだけでOK。
スタンドが固定される分、焚き火台も安定するし、
炭を捨てるときも、ベースプレートごと持ってくとラクに運べます。
芝サイトでは、ベースプレートだけでも良いですが、
放射熱、輻射熱を考えると、ベーススタンドも必須となります。
まぁ、そういった芝サイトのキャンプ場では、
予めブロックとか置いて有ったりもしますけど。
自宅のウッドデッキとかでやる場合も、スタンドは無いと焦げます。
他人の家でやる場合も気をつけて。
要らない木材とかで代用しても良いとは思いますけども。
コンプリート収納ケース
焚き火台には、一応付属ケースが付いてますが、
ペラッペラなので、正直使うに耐えません。
持ち運ぶなら「コンプリート収納ケース」は必須です。
こればっかりは純正品が間違い無いです。
Lサイズ+オプションともなると15kgオーバー重量を運ぶわけで、
適当な袋を使って運ぶ途中で破れたりするのも怖いですからね。
まぁ、あの重さなので・・・なんにせよキツイですけど。
肩に食い込みまくり。
スノーピーク焚き火台サイズまとめ
BBQで使うならMサイズでも良いですけど、
家族でのキャンプや、焚き火台として使うならLサイズです。
焚き火台の値段は、大して変わりませんからね。
値段が高いのは、オプションパーツ。
だったらオプションは、代用品で済ませれば良いんじゃないかなと。
スノーピーク純正パーツを避ければ、
荷物も軽くなるし、気軽に使う気にもなる。
極厚ステンレスは、メンテナンスもラク。
→バーベキューコンロの後始末と錆対策。スノーピーク焚き火台、焼き網、炭床の洗浄方法を考える。
造りを考えたら、スノピの焚き火台は格安。
スノーピークの中でもコスパの高い商品です。
P.S.
焚き火だけを楽しむなら、ソロストーブという選択肢も有る。
二次燃焼で簡単に炎も作れるし、湿った枝でも燃えまくります。
→Solo Stove ソロストーブ キャンプファイヤーレビュー。二次燃焼焚き火台のメリット・デメリット。
ただ、二次燃焼は熾火調理のBBQには不向きなので、
焚き火に何を求めるか?ってのは考えておいた方が良い。
そういった意味でも、スノーピークは万能なんですよね。
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