バーベキューの3大スパイスと言われる、
マキシマム、ほりにし、黒瀬のスパイス。
一通り試してみましたけども、
全く異なる味のBBQスパイスでした。
まぁ、どれも美味しいのですけども、
妥当な価格かといえば、ちょっと疑問。
勝手にレビューしたります。
マキシマム
宮崎県にある中村食肉が販売する魔法のスパイス「マキシマム」。
いかにもスパイスっていう、レトロな外観。
内容量140gで540円が正規価格です。
ガーリック、しょうゆ、カツオ、オニオン、ナツメグと入ってますが、
他のスパイスと大きく違うのは、クミンが入っていること。クミン!
クミンが入っているだけで、一気にカレー風味になるので、
カレースパイスといっても過言では無いでしょう。
ガーリックやナツメグも入っており、塩気も強いので、
肉との相性が良いのは間違いない。食肉店が発売なわけだし。
カレー風味なんて魚にも合うよモチロン。
ただ、個人的にはカレー風味は、やっぱりカレースパイスだと思っちゃうので、
ポテトとかに振りかけて、子供に与えています。
他のスパイスよりも穴が大きいから気をつけて。
大量に振りかけがち。すぐなくなりがち。
ほりにし
和歌山県のアウトドアセレクトショップ「Orange」が販売する「ほりにし」。
なんで「オレンジ」ではなく「ほりにし」という名なのかというと、
ショップのカリスマバイヤー堀西さんが考案したから。知らんて!
アウトドアスパイスというわけで、オールマイティなスパイスです。
内容量100gで希望小売価格842円と、スパイスにしては割高。
率直な感想を言わしてもらえば、お菓子です。
スナック菓子みたいな味。子供に言わせればインスタントラーメンの味だとよ。
スパイスというよりも、ザ・化学調味料です。
他のスパイスよりも、なんか入ってる物が多く、
体感的に塩分比率は、圧倒的に少なく感じました。
他のスパイスの倍量かけないと薄く感じる。減りが早いぜ堀西!
私の友人はハーブハーブ言ってましたけども、
スパイスやハーブというよりも、マジで化学調味料だと感じました。
塩分よりも、味の素系なので、
肉というよりも野菜に合いますね。これだけで炒め料理が完成する。
チャーハンとか野菜炒めとか。これだけでOK。
粒同士が固まりやすく、他のスパイスよりも湿気がち。
香味野菜のことを「ミルポア」って言うらしいけど、
ミルポアパウダーって、やっぱ化学調味料だよねって思ってる。
顆粒ブイヨンみたいなやつでしょう。知らんけど。
まぁ、ゴリゴリ化学調味料は間違いなく万能であり、
たしかにキャンプで持ってったら役に立つけども、
俺はスパイスとは認めたくない。認めないぜ!
ほりにし辛口
ほりにしには、辛口タイプの「ほりにしレッド」も出ました。
味は「ほりにし」ベースで旨いのでは有るのですけど、
辛味が加わる分、なんか違う。
入ってるものも青唐辛子、山椒・・・微妙に違います。
思ったよりも辛く、辛いというだけで試したくなるけども、
辛くなってしまうと「ほりにし」の万能感も薄れるわけで、
キャンプに持って行くことは無いのです。
値段はそのまま、辛味調味料が増えた分、なんか損した気にもなるし、
辛くしたいなら、別かけにした方が良い。
日本が誇る辛味スパイスといえば「七味」。
八幡屋礒五郎の辛味には、色々な味もありますので。
黒瀬のスパイス
福岡県北九州市にある「かしわ屋くろせ」が販売する「黒瀬のスパイス」。
なんだか鶏肉専門店の老舗らしいです。
他のスパイスと比べると、コショウが効いている。
塩分も強めで、醤油ベースの塩気です。
1本110gで550円なのですけど、通販サイトでは価格高騰していますね。
ラベルに「牛豚鶏魚に」って書いてあるとおり、
肉にも魚にも合うでしょう。
塩分が強く、胡椒に強めに、醤油の香り×ガーリック。
そりゃ間違いないでしょう。
個人的に、肉料理はコレが一番好き。
ただ、ピリピリとした辛味も強く、万人受けはしないかな。
私は強めの胡椒が好きな人間なので。
定番の「塩コショウ」の胡椒強めって感じで使ってます。
極上スパイス 喜(よろこび)
肉のふくしまこと、福島精肉店のスパイス。
こちらも老舗の肉専門店のブレンドスパイスであり、
3大スパイスに次いで有名。
80gで605円と、他よりも小瓶サイズですが、
3大スパイスよりも知名度低いので、値段はそこまで高騰してない。
他スパイス同様の香料だけでなく、カツオ風味パウダーも入ってますが、
他のスパイスに比べると、塩分が強めあり、
ちょっと振りかけるだけで、しっかりと味が付く。
香料よりも、塩分比率が高いので、風味よりも塩分を感じる。
マキシマムよりも塩分が強く、カレー感は無く使いやすい。
ちょっと旨みが増した「味塩コショウ」と言った感じ。
他のスパイスと同じように使うと塩っ辛くなる。
塩分強いだけで旨くなるので、
肉、魚、野菜と万能に使えるとは思うけども、
スパイス弱めなので癖が無い→インパクトは弱い気がした。
博多華味鳥 10種の極スパイス
水炊きの料亭「博多華味鳥」 プロデュースの「10種の極スパイス」。
60gと少なめで、価格540円。
主に鳥料理に合うスパイスという事ですが、
クミンベースなので、肉料理全般にいけます。
ターメリック、コリアンダー、フェネグリーク、クミン・・・って、
カレー作るんか?カレーお馴染みのスパイスだらけ。
マジでカレー風味。コレが料亭で出してる味なのですかい?
同じくクミンベースのマキシマムに比べると、
塩分少なく、スパイス風味が強い感じ。
肉料理に掛けるなら、たくさんかける必要も有るので、
より、カレー感も強くなっていく。
そして、振りかけ穴が小さいので、スパイスの出が悪く、
めっちゃ振らないといけないの。
左下のが「10種の極スパイス」です。
私はキャップ外してザザザっと使ってました。
内容量も少なく、ちょっと割高ですからね、
だったらマキシマムにするぅー。
BBQスパイスまとめ
どれも美味しいスパイスでは有るのですけども、
私が選ぶならば「ほりにし」か「黒瀬のスパイス」です。
ただ、いずれのスパイスも全く別物であり、好みはある。
そして、約1,000円出してリピート購入するかといえば・・・無い。
美味しいけど、ちょっと値段が高い。ネタ要員ですよね。
確かにこれ一本で、スパイス要らずになるのは便利ですけども、
これ一本買おうと思えば、世界のスパイスミックスも色々試せるわけで、
バーベキュースパイスに限らず、色々と試したら人生は楽しくなる気がした。
ガーリックパウダー、五香粉、マジックソルト、ハーブソルト・・・
定番のスパイスは格安だし、やはり間違いない。
まぁ、味塩コショウ+ニンニクで何でも旨くなると思ってるし、
挽きたてスパイスは、また別物。
ピンクペッパーも香りが全然違いますので、
黒瀬のスパイスが好きなら、
是非ともミルでピンクペッパーをガリガリしてくれ。
あと、スパイスにこの値段を出すなら、
日本が誇る「焼きタレ」も試すべきでは?ってのも有る。
肉料理なら、やっぱり名店の「焼肉のタレ」は素晴らしい。
タレだけでも旨いし、メーカーで味も全く異なる。
3大スパイスに比べても、だいぶ安いから、色々と楽しめる。
Amazonで気軽に取寄せられるのも良いよね。
モランボンの「ジャン」は、我が家で殿堂入り。
子どもはチャンピオンも好きだけど、個人的には創味が好き。
ちなみに、同じスパイスミックスですけど、
塩分比率も全然違うので、同じように使うと失敗します。
各スパイスで、出てくる量も異なるので気をつけて。
「マキシマム」は穴が大きく、粒がサラサラなので出まくります。
「ほりにし」は、穴が大きいけども、固まって出づらいし、
「ほりにし」は、塩分も弱め。
味覚も好みも人それぞれ、
あくまで個人の感想ということにも気を付けて。
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