カングーを購入して後悔したこと、乗り続けて気づいたメリット・デメリット。

カングーのメリット・デメリット

カングーを購入してから早2年、
今でこそ買って後悔していませんが、
最初は戸惑うことも多く、思った以上にクセの有る車でした。

試乗したくらいでは分からないことだらけ。
カングーで失敗しないために、カングー信者の私が、
敢えてデメリットを挙げまくりたいと思います。

輸入車、しかもフランス車なわけで、買うなら覚悟して。
日本で乗るなら、日本車がラクですよ。やっぱり。

※2023年、日本でも新型カングーの発売決定となりましたが、
私が乗っているのは、ゼンEDC(6段AT)ベースのカングークルール、
2016年〜2022年に発売された、排気量1200ccのデカングーです。
以下、最新カングーのレビューでは無いことをご了承くださいませ。

目次

カングーのメリット

見た目が良い

カングーに限らず、車を買うとなると見た目が最重要。
室内が広い「ミニバン」という車は、非常に人気であり、
シエンタ、フリード、アルファード、ヴェルファイア、エルグランド、
よく見かけるし、デザインも似たような形ばかり。

アウトドアブームで、カングーの知名度が上がったとはいえ、
見かけることはまだまだ稀。珍しいが故に目立ちます。

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丸っこいフォルムも唯一無二。横顔も素晴らしい。
特に素晴らしいのが、カングーの後ろ姿。お尻です。

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カングーというよりも、そもそもルノーというメーカーがマイナー。
ルノーの菱形エンブレムすら、あんまり見かけない。

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外車の中でも、特にオシャレなイメージの強いフランス車。
フランスといえば、ファッションのパリコレ。
ディオール、ルイヴィトン、エルメス・・・世界的なブランドも多い。
どこへ行くにも車で身を包む、ファッションアイテムの一つ。
カングーって響きも素晴らしい。

乗り心地が良い

商用車と思って馬鹿にしてましたけど、乗り心地は良いです。
まず、沈みこまない固めのシートがとても良い。
腰痛持ちで、柔らかいソファがダメな私。でも全然疲れない。

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シートの微調節も効くので、座高を高めに設定できるし、
フロンド窓ガラスの面積も大きく、視界を遮るものなく見やすい。

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シート固いくせに、足回りは柔らかく、
サスペンション機能が優れているのか、
路面の凸凹の衝撃を上手く吸収、揺れづらく安定感が有る。

車高が高いのに揺れず、
運転者の私だけでなく、同乗者の乗り心地も良好。
後部座席の子供も、酔いにくいと仰ってます。
まぁ、馬力が弱く、急発進しにくいってのは有るとも思うけど。

また、クルーズコントロールというスピードを一定に保つ機能が有るので、
高速道路等の長距離運転でも疲れづらいです。

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一定の速度を維持してくれるだけで、だいぶラク。
捕まらないように速度を維持するって意外と疲れるわけで、
長距離運転ならではの疲労感も無くなりました。

ただ、クルーズコントロールは、
自動運転機能では無いので、勘違いしないように。

広くて小回りが効く

背が高いので、思った以上に広く感じますし、
横幅も広いので、後部座席も3人座っても余裕有ります。
この幅、この高さって他に無いので、
見た目以上に広く感じる。
この全長、サイズ感で、最大荷室容量600リットルも他に無い。

背が高すぎないので、キャリアを乗っけても大丈夫。
例えば、YAKIMAのメガウォーリアーなら、
2.1mの高さのトンネル、駐車場まで入れます。

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また、全長は短いので小回りが利きます。
狭い路地でのUターン、キャンプ場内の狭い駐車場での切り返し、
カングーならできるのです。

外車にしては安い

外車(輸入車)なのに安いです。
新車でも国産の高級ミニバンより安く手に入ります。

新車価格で約250万円
カーナビ、バックモニター等、
諸々の定番オプション付けて、初期費用含めて300万ちょっと。
同じくフランス車ミニバンの「ベルランゴ(シトロエン)」、
「リフター(プジョー)」と比べても、だいぶ格安。
50万円~100万円くらいの差が有るのです。

輸入車ってだけで高いイメージ。
見た目オシャレなので、高そうにも見えるし、
国産車だと、なんとなく価格帯も把握してますからね。

カングーの価格まで把握している人は稀であり、
このギャップがまた良い。
浮いたお金でカスタムしても良いし、キャンプ用品も買えるのさ。

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重くて頑丈

カングーは重くて頑丈な外車。
交通事故や災害時にぺしゃんこにならないっていう、安心感が有る。
ドアも分厚く、銃弾にも強そう、
日本車は軽量化の為、ドアもボディも薄いですからね。

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ヨーロッパには、速度無制限の道路も多くあり、
高速道路での安全性も段違い。まぁ、その分重いのですけども・・・
高速道路で軽自動車とか、私は怖くて乗れません。

カングーのデメリット

内装はヒドイ

カングーは、積載量は多いですが、収納は多く有りません
天井が高いだけで、内装はお粗末であり、
使い勝手もイマイチ、全体的にチープ感が漂います。
カングーは商用車、いわゆるバンなのです。
日本車の内装は、とてもよく考えられてますから・・・
痒いところに手が届かない、その不便さを痛感します。

特に、前座席の収納・・・全く有りません。
小物はマジで全然置けません。助手席に携帯すら置けない。

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ドリンクホルダーも酷い、ショート缶しか入らないサイズ。
丸いペットボトルすら入りません。

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アームレスト下の収納も、何を入れるのか分からないほどの深さ。
入れたら取り出すのも大変。

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ドアの収納。入れたら転がっちゃって、なんなのこの形状。

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オーバーヘッドコンソールという天井収納も酷い。
奥に長くて、見えない部分は凸凹。
天井高い故に奥に入ったら最後。縦長のものを突っ込むしかない。

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後部座席のオーバーヘッドボックスなんて、扉は3箇所で分かれてるのに、
中は繋がっちゃってるから、蓋を付ける意味、仕切る意味も謎。

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リアキャリアの仕切り板「トノボード」もペラペラ。
耐荷重は、均等荷重で50kg
真ん中に荷物乗っけたら歪むからね。

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床も毛羽立つカーペット素材なので、乗るほどに毛羽立ちます。
床も凸凹、床がフラットって当たり前じゃない。

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リアキャリアも同じ素材なので・・・
フローリング化は必須だと思います。簡単にできます。

カングー荷台(リアキャリア)の床をフローリングマット化してみた

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思った以上に積めないので。ルーフキャリアも有った方が良い。
見た目も良くなるし、これも自分で取り付けられますので。

カングーにルーフラックを装着。YAKIMAメガウォーリアーの取り付け方法。

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我が家は、ルーフキャリア無いとキャンプ無理。
車体の全長は短く、収納が無いので、思ってたよりも積載できません。

カングー積載量と収納方法。キャンプ道具を車へ積むコツ。

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純正オプションも多々ありますけども、高いわりには質もイマイチ。
自分でカスタムした方が良いし、カスタム前提の車。
カングーは安いから、気兼ねなく改造すべきです。

カングーカスタムDIYまとめ。デカングーをオシャレにカスタマイズしてみた。

あと、後部座席がリクライニングしません
リアシートは、前側に倒れるのみ。
せっかくリアキャリア広いのに、シート倒して寝れないのは残念。
子供居る家族は、コレ痛いと思います

ブレーキダストが多い

欧州車は、ブレーキパッドと一緒にブレーキローターも摩耗する構造、
ブレーキ制動力が高い故に、
ブレーキダストの量が多いので、車のホイールはスグ真っ黒になります。

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洗車しても数日後には真っ黒になるわけで、
オシャレホイールにする意味よ。
ホイールキャップを白く塗装したのは私です。

カングーホイールキャップの塗装手順。ホイール塗装して気づいた注意点。 

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ブレーキ音が鳴る

ブレーキダストがブレーキディスクに付くことにより、
ブレーキ音も鳴りまくります
カングーにブレーキ音は付き物。
「キキー」っていう異音は、故障では無いのです。

特に、冬場はブレーキ音鳴りまくりです。
なぜか夏場はブレーキ音が鳴りづらくなります。
ディーラーでも伺いましたが、冬に鳴く理由は謎なんですって。
なんじゃそりゃ。

ディーラー整備士だけでなく、車屋の整備士にも伺いましたが、
ブレーキ鳴きは、ブレーキダストだけでなく、錆も原因であり、
雨の後は、すぐ錆も発生するので、
ブレーキ音も鳴りやすくなるとのこと。
屋外保管の車だと、1日2日で錆だらけって話でした。

ブレーキ鳴きって、お互い非常に不快なのですが、
解決方法は、カングーに乗るしかありません。

ブレーキを使うほどに、ディスク表面が削られるので、
頻繁に乗るほどブレーキ音は出なくなるわけで、
長距離ドライブすると、帰って来る頃には音も鳴らなくなる。
・・・けど、またスグに鳴るようになる。の繰り返しです。

ブレーキディスクを削ってもらうことで、
一時的に鳴らなくもなりますが、
スグにブレーキ音は鳴り始めるので無駄なのです。

スライドドアが重い

カングーのスライドドアは、日本車のスライドドアとは別物。
ドアが非常に重く手動であり、自動化も不可能です。
思いっきり力を入れないと閉められませんし、
初めての人がドアを締めると、ほぼ半ドア。
子供は大変だし、思いっきり閉める故に危険でもあります。

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しかも、スライドドアは完全に開けるか、締めるかしかできず、
ちょっと開けた状態で固定しておくこともできません。
開けたハズの重いドアに挟まれる。これも小さい子ども危ない。

そして、ドアを開けると窓の開閉も不可能となる仕様、
窓を締め忘れたーってときに地味に面倒です。

観音開きドアの難点

リアキャリアの観音開きドアが、カングーの利点ですが、
このドアも一癖あります。
開いた見た目は、非常にオシャレなのですけども。

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観音開きのバックドアも、途中で止まらず、
固定できるのは、真っ直ぐに開いた状態のみ。

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180度に大きく開くこともできるのに、
180度に開いた状態では固定できず、閉まってきてしまいます。

また、ドアを締める順番も決まっており、
左→右ドアの順で開けて、
ドアを閉める時も、右から閉めないと駄目です
右側だけ開けたい時に困るし、左側だけ締めたい時も困ります。

観音開きって屋根が無いので、雨が降った時も困る。
開けた状態で過ごすなら、日除けタープも欲しくなるのよ。

カングーリアキャリアのシェードカーテン。バックドア用の日除けタープを自作してみた。

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あと、観音開きの意外な盲点として、
真ん中に仕切りが有るので、ルームミラーの視界も遮られます。
純正のルームミラーも小さいので、大型ミラーに交換したほうが良い。

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定番なのはALBERTブルーインナーミラーです。

本格的なアウトドアは無理

アウトドアのイメージの有るカングーですが、
4WDモデルは有りません
前輪で駆動するFF車のみ、
車体も重いので、雪道で安心な車では有りません。
冬キャンプゴリゴリは、厳しいと思ってます。雪降ると焦ります。

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カングーには、悪路用のエクステンデッドグリップ機能が有りますが、
これって、他社でお馴染みトラクションコントロール機能ですからね。

また、カングーはワイパーが立てられません。
積雪時は、ワイパー上げておきたい。
埋もれて不具合や、ゴムが凍結して切れても嫌ですよね。

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ちなみに、2年目の点検でワイパー交換となりました。
そんなもんなんでしょうか?

加速が遅い

以前のカングーは、排気量1600ccでしたが、
2016年のカングーゼン(EDC)から、排気量1200ccへ。
排気量に対して、車体は非常に重いので、走り出しが遅い。
アクセルが重いので、車体が重いのを感じます。

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坂道も重く、山道や狭い路地では苦労するし、

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高速に入る時は、ベタブミでもキツイ。首都高とか怖すぎる。

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結局は、アクセル踏み込むということで、
排気量が減ったところで、燃費は良くなってません。
カングーの燃費が悪いのは、間違いないです。

ルノーカングー燃費とハイオクコスト。高速道路と市街地走行で燃費の違い。 

車幅が広い

カングーの全長は短いとはいえ、車幅は1830mm
日本車のミニバンに比べると、だいぶ幅が広く、
アルファード、ヴェルファイア級。デリカよりも幅広。
狭い道では、かなり気を遣います。

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ミニバンの車幅比較

  • カングー:1830mm
  • トヨタシエンタ:1695 mm
  • ホンダフリード:1695 mm
  • 三菱デリカ:1795 mm
  • ヴォクシー、ノア、エスクァイア:1695 mm
  • アルファード、ベルファイア:1850mm
  • ハイエース::1695 mm
  • ハイエースワイド::1880mm

車体も丸いから腹が引っかかるし、ミラーも球体で見づらい。
ドアミラーもデカくて、車体から飛び出てますからね。
車幅(全幅)ってドアミラーは含まれ無いって知ってました?
ミラー to ミラー幅だと、日本のミニバンより幅広だよね。

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そんな私は、ミラーぶつけて交換もしているわけです。

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おかげでミラーを塗装できたんで良かったですけど!

カングーサイドミラー(ドアミラー)をトリコロール化。ミラーカバーを塗装してみた。

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ちなみに、ライバルのフランス車、
ベルランゴ、リフターに比べたら、カングーはコンパクト。
長さ、車幅、高さ、全て小さいです。

  • カングー:全長4280×全幅1830×全高1810mm
  • ベルランゴ:全長4405×全幅1855×全高1840mm
  • リフター:全長4405×全幅1850×全高1890mm

エアコンが効かない

カングーは、エアコンなかなかどうして効かないです。
車内が広いからって言葉では片付かないレベル。
本気で故障を疑いましたが正常でした。

内張りも無いので、保温力が弱く、
夏場は特に厳しく、最低温度の15度設定でも全く冷えません。
燃費も悪くなる理由の一つですね。

しかも、エンジンを入れると、必ず外気取り込みモードになります
ディーラーで確認しましたが、これは仕様です。
外気取り込み状態では、エアコンも全く効きませんので、
エンジンONしたら、外気導入モードをオフ!内気循環にする!
エアコン効かせたいなら、ECOモードもオフにすべき。
アイドリングストップでエアコンオフにされちゃいます。

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エアコン排出口も前座席にしか有りませんので、
夏場の後部座席は灼熱です。子どもが文句を言いがち。
後ろが涼しくなる頃には、前は寒いわけで、これがホントの温度差ってやつ。

久しぶりに日本車乗ると、冷えまくりに驚く。
日本車って驚くほど冷えるし、操作パネルからして全然違うよね。
友達の家の車はハイテクって・・・いや、ウチがアナログなだけ。

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リモコンキーが別

カングーは、リモコンキー未対応です。
本来はリモコンキーに対応しているけども、
日本では電波法の関係とかで、リモコン部分が使えなくなってます。

というわけで、リモコン専用のコブラキーが付属します。
通称おたまじゃくし。
しかも、おたまじゃくしでは、アンサーバック機能が使えません。
車の鍵が開いても車のライトが点灯しないのです。
空いたのか?締めたのか?反応しないから、どっちも分からないのです。
電波も弱いし、そもそも2個も鍵持つのか?っていう。

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というわけで、皆さんワイヤレスキーを改造して、
鍵1個でカングーを開け締めしているハズです。

ヤフオクでキーレス化用パーツが売ってますけど。
自己責任にてお願いします。

システムが古い

エアコン、リモコンキーだけでなく、
全体的なアナログ感が否めず、
一昔前のシステムという感じの車です。

高速道路では、ライトの自動点灯無し、
ヘッドライトの明るさも暗いし、
エンジンをオフにしても、ミラーは勝手に閉じてくれませんし、
エンジンをオンにするにも、
キーシリンダーに鍵を差して回す必要がある。

室内ランプも暗く、ランプも切れやすいようで、
2年持たずにランプ切れて交換になりました。
あと、ハンドルもスゲー重いです。

維持費、修理費が高い

カングーの車両価格は安いですが、
維持コストとなると、やはり国産車よりも高いです。
ガソリンがハイオクで、燃費が悪いってのは序の口。

ルノーカングー燃費とハイオクコスト。高速道路と市街地走行で燃費の違い。

ディーラーメンテナンス費用が高く、
フランス車ということで、今までの常識が通じないのも嫌
パーツ代、工賃もディーラー費用で、
結局、ディーラーの言われるがままお金を払うしかない

参考までに、メンテナンス費用の実例。
初回3ヶ月点検では、オイル交換とオイルエレメント交換で約1.5万円
純正オイルは「Renault-Castrol GTX RN-SPEC 5W-30 RN17」、
オイル交換距離は、5,000km毎を勧められました。

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1年目の12ヶ月点検費用は、約25,000円
2年目の12ヶ月点検では、オイル交換、オイルエレメント交換、
ワイパーブレード、エアコンフィルター交換・・・
部品代が約25,000円に対し、点検費用&工賃が約35,000円、
合計で約60,000円の費用でした。

3年目は車検ですが、ディーラーでお願いすると約20万円以上
しかも、1週間待ちで、代車も無しで数日預け・・・マジで無い。
さすがに地元の車屋にお願いしましたら、約7万円で済んでビックリ。
ルノーディーラーは高いだけでなく対応も宜しくない、
だけど、ディーラー以外で頼むのは不安なの。

ディーラー店舗も少なく、ディーラーに行く手間もあるし、
対応に不満が有っても、選ぶほどルノーディーラーも無いのです。

私が購入したディーラーは、新車購入でバックモニターがズレまくり。
ガソリンも入ってない状態で渡されるんかーいって。
日本車ディーラーに慣れていると、色々と文化の違い?を感じてしまいました。

ドアミラー修理をした時も、純正パーツの取り寄せで約2週間待ち、
しかもディーラーが発注パーツ間違えて更に1週間、しかも2度手間。
そして、ディーラー工賃含めて約5万円ぶっ飛びました。
ルノー純正パーツ自体が高額であり、
マイナーメーカーのルノーは、パーツ自体も品薄なのです。

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日本車よりも故障しやすい?とは言い切れませんが、
ブレーキの仕組み、各パーツの耐久性を考えても、
定期的にメンテナンスが必要なのは明らか。
日本車でこんなにパーツ交換されることも無かったし、
ブレーキランプ交換するのも大変なのです。

カングーテールランプの交換方法。ブレーキランプがつかないので自分で交換してみた。

鍵一つしたって、ワイヤレスキーも鍵穴も特殊なので、
スペアキーを一つ作るだけで、大変な金額とられます。

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ちなみに、国産車のカギなら一般的な街の鍵屋でも複製可能なのですが、外車の鍵は断られます。
地元の鍵屋でイモビライザー内臓キー(国産車)は8,800円で複製できましたけど、
カングーの鍵複製は、やはり無理でしたからね。

新モデルが別物

2002年~2009年の初代カングー(コカングー)、
2009年~2022年のカングー(デカングー)と、愛くるしいデザインでしたが、
次に発売される新型カングーで、フルモデルチェンジ。
2023年モデルから、形が大きく変わることが決定しています。

カングー独特の丸っぽさはなくなり、
今流行りの未来っぽい直線的デザイン。よくある形に。
しかも、円安の影響で本体価格は+100万円
約400万円でこれ買うの?っていったら、私なら買いません。

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正直、カングーらしさは無くなったし、
フランス車ならではの格安さも無くなってしまったわけ。

アウトドアブームで売れてたのに、近未来デザインになっちゃって、
でも内装は・・・ルノーですからね。言わずもがな劣る。
欧州では大衆車、無駄に高額ってのは理解しておくべきです。

同じようなデザインなら、シトロエンのベルランゴや、
プジョーのリフターを選びたい。きっと乗り心地も上でしょう。

新モデルが別物となると、デカングーはこれで最後。
ある意味貴重では有るのですけども、
需要が無くなると、今後のサポートという点で不安も感じているのです。

カングーまとめ

カングーは見た目が全てあり、性能で買う車では無いです。
これはディーラーでも言われたので、間違い無い。

アウトドアのイメージありますけど、そもそも商用車。
荷物が積みやすいというより、ただスペースが広いだけ。
収納においては、日本のミニバンのが優れまくってるし、
快適性でも、国産車には敵いません。

日本車ばかり乗ってきた私にとって、
カングーの不満をあげればキリも無いのですが、
結局の所、カングーには今まで以上の愛着が有るわけで、
デメリットは、全て無視しています。ガン無視です。

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見た目が可愛ければ、多少の不都合は目もつむる。
手がかかれば愛着も沸き、思い出も増える。
車が被ることが嫌というよりも、
むしろ親近感が湧くのも不思議なところ。

他のカングー見つけて、子供が騒ぎ出す。
カングー見つけてテンション上がる。
全く想像できませんでしたから。

2019年カングージャンボリーでは、1,714台ものカングーが集結。
こんな車は他に無い。そういうことなんじゃないかな。

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この記事を書いた人

ファミコン世代のゲーマー。暇があればゲームしたい。
PCゲームをやる為にパソコンもいじりだし、
VR、オーディオ、カメラ・・・と日々浪費中です。

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