キャンプで毎度頭を悩ませるのが、
どのように車にキャンプギアを積むかということ。
カングーは車体もデカく、積載量も大きいのですが、
端から端までピッチリ詰め込まないと意味が無い。
積み方に正解なんてありませんが、
綺麗に積めないと気持ちが悪いわけで、
どうやったら気持ち良いのか?
一つの収納方法として、参考になれば幸いです。
カングー荷室の積載サイズ
カングー荷室の最大積載重量は530kg。
荷室の積載サイズは、幅1,121mm、高さ1,115mm、奥行き611mm。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/2020-10-23_10h58_17_thumb.png)
カングーは天井が高いので、
収納のコツは、その高さを最大限に活かすこと。
積載容量が多いだけ、収納なんて全く考えられて無いのもカングーです。
→ルノー「カングー」に乗り続けて気づいたメリット・デメリット
キャンプ用品を積むなら、棚を上手く使わない駄目。
とはいえ、付属のトノボードは耐荷重が低いので・・・
![DSC05817 DSC05817](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2019/10/DSC05817_thumb.jpg)
頑丈な棚は作った方が良い。
作るといっても、ツーバイ材をカットするだけで作れますので。
→カングーリアキャリアにベンチ&テーブルを作成。ツーバイ材の頑丈トノボード。
![IMG_5272 IMG_5272](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_5272_thumb.jpg)
リアキャリアの床も起毛素材なので、キャンプ用品の出し入れには不向き。
マットを敷いた方が滑りも良く、汚れも気にならなくなりますので。
これも簡単に作れます。
→カングー荷台(リアキャリア)の床をフローリングマット化してみた
![IMG_0130 IMG_0130](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_0130_thumb.jpg)
ファミリーキャンプだと、リアキャリアだけでは到底入りきらないので、
ルーフキャリアも積むことになる。
荷物が積めるは正義であり、絶対有った方が良い。
積載スペースが増えれば、キャンプの積み込み&撤収も早くなりますので。
→カングーにルーフラックを装着。YAKIMAメガウォーリアーの取り付け方法。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2019/11/IMG_1555_thumb.jpg)
リアキャリアを付けるなら、リアラダーも欲しくなる。
ハシゴは、脚立よりも高い位置にアクセスできる。
手が届く・・・ってだけでなく、見た目も最高なのでした。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2022/02/2022-02-22-15.54.05-3.jpg)
実際に積めるキャンプ道具量
というわけで、実際、我が家でどれくらいキャンプギアを積んでいるのか?
車から入れる前に全部広げてみました。
5人家族なので、道具も増えに増えて困る。
大物は、ほぼルーフラックに載せてしまうので・・・
車内に積むのは半分くらい。この程度しか車には入りません。
クーラーボックス1個、コンテナボックス×2個、テント1幕、焚き火台、
あとは椅子&テーブル類、食器、ハミ出た小物類です。
上記は、夏シーズンの積み込みアイテムですが、
夏よりも、冬の方が荷物は多くなり、
電気毛布、羽毛布団、ポータブル電源と、暖房器具が増えます。
特にデカイのが、ストーブと灯油、あとは羽毛布団ですね。
我が家は、冬でも寝袋は使わず、羽毛布団スタイル。
→寝袋の役割と必要性。家族キャンプは羽毛布団の方が快適な理由。
冬では、夏ほど重要じゃないのが、クーラーボックス。
というわけで、冬のクーラーボックスは、小さいソフトタイプへ。
外の方が寒いので、冷やす必要もあんまり無いのですよね。
また、夏場ほど水も使わないので、ウォータージャグのサイズも小ぶりに。
氷専用の「YETI Rambler 1/2ガロン」も、
冬場は、熱湯専用ボトルとして使ってます。
車にキャンプ用品を積載するコツ
全ての荷物を把握する
後から、あれも入れるんだったーってなるとパニックですし、
一旦、入れるべきモノを全て並べて、荷物量を把握するってのは大事。
部屋の片付けで、一回全部出すってのと同じイメージ。
ついでに写真を撮っておけば、次回からもイメージがしやすくなる。
季節で変わるキャンプギア、新しいギアが増えた時も、
写真を使って頭の中で車載テトリスできる。
車へ収納する場所が決まれば、
撤収時も順番を考える必要も無いし、荷物を忘れることも無くなる。
定位置に荷物が無いって気づくのさ。
ルーフキャリアバッグが最強
ルーフキャリアに乗っける収納アイテム。
最初は収納ボックス使ってましたけども、
現在はルーフキャリア用の防水バッグを愛用しています。
ボックスだと、ギアを入れると超重くなるから、
車の上まで持ち上げるのも大変だし、下ろすのも超大変なんですよね。
中に入る容量を考えても、バッグの方が有利。
バッグなら大物もそのまま入るし、出し入れもしやすい。
一個ずつ脇から取り出せるので、踏み台の高さも必要無い。
カングーならリアキャリアに乗って取り出せるし、
横からもぺったんこ踏み台で、なんとか届く。
3段脚立とか邪魔だし、持って行きたくない。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/2020-10-23_10h31_13_thumb.png)
あと、バッグの良いところは、形状を変えられること。
後から無理やり別のバッグを乗っけたりなんてことも出来る。
上からロープで縛るなり、ネットで固定するなりすれば問題も無い。
ただ、ルーフバッグって、ただの大きな袋なので、
何も考えずに積むと、形が崩れて、収納しにくくもなります。
綺麗に積むことにより、より積み込みやすくなるというわけで、
車の上に固定する前に、地上でシミュレーションしておくべき。
なるべく隙間なく、端から端まで詰めることで、形も崩れず、後から荷物も入れやすくなる。
また、バッグ固定に使っている紐は、
Tribeone(トリビオン)のジャングルコードに落ち着きました。
ゴムなのに強度の有る編み紐。
長さ調節が簡単なのに、しっかり固定できます。
キャンプでも、適当に引っ掛けて物干しに使えるし、
ペグダウン代わりに車に引っ掛けたり、色々と便利です。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_9233_thumb.jpg)
ラチェット式の荷締めベルトは、
長さの融通も効かず、固定金具も重くて危険。
ゴムネットで固定するのもスンゲー面倒でしたので。
![DSC08537 DSC08537](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC08537_thumb.jpg)
車上は手も届きにくいので、なるべくシンプルに固定できた方が良い。
ロープワークできるなら、太めのロープで南京縛りとかでも良いかなと。
大きい物から積む
我が家での車への積載ルールは、大きい物から積むこと。
そして、大きい物は、全てルーフキャリアに載せること。
並べたアイテムの中から、デカイものから車の上へ載せていく。
我が家で一番嵩張るのは、インナーマット兼お布団のソトネノキワミ。
→DOD「ソトネノキワミ」レビュー。使って気づいたメリット・デメリット。
寝具ついでに羽毛布団とかブランケットとか。
我が家は寝袋だけでなく、
インナーマットも使いませんので、かさ張る寝具もまとめて載せてる。
→インナーマットとグランドシートの必要性と代用品。寝袋マットやコットとの違い。
カングーの荷台(リアキャリア)って、奥行き約60cmしか無いので、
長尺なアイテムも、全てルーフキャリアに乗っけた方が良い。
タープとか、スノーピークのローチェアショートとか。
あと、ユニフレームの焚き火テーブルLサイズも、
ルーフバッグの隙間、上側に突っ込んでます。
大物だけどボックス類は、全てリアキャリアへ。
重いものが下段、なるべく左右で重さが均等になるように。
クーラーボックスは、途中で買い出し→取り出すことも意識して。
上段は縦長に積む
上段は縦長の物を、縦向きに置いて、ズレ落ちないように。
下手に積むと、山道で後部座席から悲鳴も上がる。
奥(フロント側)に縦長のアイテムを置いて壁を作る。
バックドア側に短い物を置く。
横側は積み重ねても、左右の窓枠に突っ込めば落ちづらいし、
窓枠の隙間に、小物類も結構入ります。
ヘリノックスチェアとか、エアティックダウンとか。上から押し込む。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_0682_thumb-1.jpg)
トラスコ中山のトランクボックスは、
蓋をひっくり返せば、蓋を滑り止めにして更に上にも積めるようになったり。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1798_thumb.jpg)
ただ、蓋をひっくり返すのは、ボックス上部に空きが無いとできませんけど。
設営・撤収の順番を考える
カングーは、ドアの隙間ギリギリまで収納できるので、
バッグドアの右側を閉じつつ、最終調整。
設営で最初に必要になるのは、テーブル、タープ、踏み台、椅子あたり。
使うものが一番外側に来るように最後に収納する。
薄型のテーブルや椅子は、ドアとの隙間に収納もできるから。
私が、バックドア付近に入れるのは、組み立てが簡単なテーブル。
使っているのは、スノーピークの「ワンアクションローテーブル」。
テーブルは荷物置きとしても使うので、
一つあるだけで設営も撤収もラクになる。
また、トノボードをドア側ギリギリサイズで作れば、上段の隙間も使えますが・・・
→カングートノボードを自作カスタマイズ。作成手順と必要だったモノ。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_0685_thumb.jpg)
ピッタリ造ると、ボードが干渉して大物が入れられなくなるので、
私は小さい棚を使ってます。ツーバイ材で作る簡単な方です。
→カングーリアキャリアにベンチ&テーブルを作成。ツーバイ材の頑丈トノボード。
上段は、後ろ側にちょっとくらいハミ出ても落ちてこないし、
私は、むしろ下段に大きな物を置きたいのです。
コールマンの「コンパクトフォールディングチェア」を隙間に並べて終了。
あと、バックドアには、マグネットフックを付けてます。
収納袋とか、開けてからその辺に散らかすと、訳わからなくなるので。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_0215_thumb.jpg)
ちなみに、雨が降ったらテントやタープは濡れたまま撤収するので、
90Lサイズのビニール袋も常備してます。
適当にビニール袋に入れて、屋根上に投げ入れるだけ。
ルーフキャリアなら別に濡れても問題ないし、
テント用の防水バッグとか、バッグ自体がかさ張りますからね。
車内の収納を活用する
カングーの収納って意味分かんない造りなので、
一つのギアボックスだと思って、しっかりと向き合った方が良い。
ちょっとカスタマイズすれば、収納スペースも大幅に増えますので。
→カングーカスタムDIYまとめ。デカングーをオシャレにカスタマイズしてみた。
まず、運転席上部と後部座席上部にあるオーバーヘッドコンソール。
スンゲー使いづらいアレ。
いずれも奥に長い造りなので、そのまま収納したら全て見失う。
というわけで、縦長の物を縦に突っ込むか、
縦長のバッグや袋を使って、小物類を収納してます。
車収納なら、いつでもスグに取り出せるので、
なるべく優先順位の高いギアを積むようにしています。
レジャーシート、グランドシート、ゴミ袋、折りたたみ傘、ティッシュ、
後部座席は、ロープ類、カラビナ、洗濯バサミ、ポールフック、S字フックとかとか。
オーバーヘッドコンソールは、蓋をしめると全然入らないので、
蓋も開けっ放しのハミ出しながら収納してます。
ヘリノックスのアクティビティケースは、丁度よくハミ出る。
お値段も手頃だし、キャンプでもそのまま吊るせるので気に入ってる。
後部座席下には、若干のスペースが有るので、
子供のサンダルを入れっぱなし。水遊び、お風呂と有ると便利。
以前は、ナイフとかハンマーとかも車に常備してましたけども、
銃刀法違反で捕まった友達が居たので・・・
キャンプじゃない日常では携帯しない方が無難だと思ってます。
アームレスト下の収納は、深すぎるのでスンゲー使いづらいのですが、
なぜか2Lペットボトルがピッタリ2本入ります。
キャンプ時じゃなくても、ペットボトル2本を常備している我が家。
ペットボトルの上に荷物を置くと、ちょうど良い収納スペースにもなる。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_3782_thumb.jpg)
他の収納は、全く使えないカングー。
天井は高いけど、収納できる場所が無いので、
フックを大量に増やして、天井スペースも活用しています。
→カングー室内天井にフックを増設。荷室の上部にネット用の収納スペースを作る。
![IMG_5200 IMG_5200](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_5200_thumb.jpg)
ここで役に立つのもジャングルコード。
我が家は大判マット(スノピのリビングシート)で仕切りを作って、
衣類とか、枕とかを隙間にバシバシ突っ込んだりしてます。
![](https://jisaku-game.com/wp-content/uploads/2021/05/20210502073550_thumb.jpg)
後部座席には余裕を持つ
後部座席の足元には、踏んでも良い頑丈なボックス類を置いてます。
オガ炭と備長炭と火消しツボ。あとは、最初に使うペグとハンマー
長尺な物も置けますけども、
カングーは中央が競り上がってるので、収まりが悪いんですよね。
なんだかんだで、行く間際で荷物は増えていくので、
予備スペースとして、後部座席には詰め込まないようにしてます。
帰りも荷物は必ずと言っていいほど増えるし、
長時間ドライブなら座席は広い方が快適ですからね。
子ども同士も座席争いで喧嘩ないように。
キャンプ用品の積載まとめ
車への積載はパズルゲーム。
積んでは出しを繰り返し、最高の組み合わせを探すゲーム。
ギアが一つ違えば、全てを考えなおさなければならず、
その収納で四苦八苦しながら悩みまくるのも、
キャンプの醍醐味だと思ってます。
積載でソワソワしながら早起きする。
そして、ピッタリとハマった時の爽快感。
そして、たった少しのスペースの為に、ギアを買い換える。
シンデレラフィットの繰り返しで、人は成長していくんですね。
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