カングーの軟弱な荷台(キャリア)の棚板トノボード。
見た目もイマイチだし、強度も不安なので、自作してみました。
カングーDIYの中でも、やるべきカスタムの一つです。
→カングーカスタムDIYまとめ。デカングーをオシャレにカスタマイズしてみた。
トノボード作成って言っても、主な作業は板のカット。
カットサイズの採寸が一番の肝。
カットは店でやってもらえば超簡単なんだけど、
私は試行錯誤しながら自分でカットしたので、なかなか大変でした。
キャリアサイズに、純正トノボードサイズ、購入した板のサイズ・・・
具体的に使った数値を載せておきます。
純正トノボードの不満点
カングーといえば、大きなボディに伴う荷室の広さ。
特に車高が高いので、荷室も広いんですが、
肝心な収納まで考えられておらず、収納スペースも少ないのです。
→ルノー「カングー」に乗り続けて気づいたメリット・デメリット
高さを活かすて、上までビッチリ積めるとなると、
棚が必要になるわけで、純正トノボードでは、ちょっと心許ない。
純正トノボードの耐荷重は、均等荷重で50kg。
ちょっと重いもの載せたら、曲がるからね。
強度だけでなく、棚面も凸凹しているので大きな荷物は安定しないし、
キャンプ用品にも到底絶えられない。
表面も不織布で汚れやすいからね。
というわけで、木製トノボードを造っていきます。
純正トノボードのサイズを測る
純正トノボードのサイズは、前後幅は約650~660mm。
折りたたみ部分を境に計測してみると、
後ろ側が約300~310mm、前側が約350mm。
トノボードの横幅が、約1,155mm。
前側に横1,155mm×縦350mmを1枚。
後ろ側に横1,155mm×縦300mmを1枚。
2枚の板を用意すれば良いのかなと。
板を用意する
ホームセンターに行くと、
300mmと350mm幅で丁度良いサイズが売ってました。
厚さ18mmのパイン集合材(ラジアタ)です。
- 幅300mm×長さ1820mm×厚さ18mm:2,850円
- 幅350mm×長さ1820mm×厚さ18mm:2,400円
思ったよりも高いけど、探すのも面倒なのでこれで決定。
キャリアの荷幅に合わせて長さを1,820mm→1,155mmにカットしてもらいました。
とりあえず、そのまま置いてみる。
とりあえず、幅は問題無さそうです。
板をジグソーでカットする
トノボードを固定するツメの形に合わせて、
板をカットするため、ツメの位置を把握しておきます。
シートからちょっと距離あるし、シート斜めになっているし、
板乗せる部分も微妙に斜めになっているので、ピッタリカットは判断が難しい。
横側は約2cm強なので、2.2cmカットくらいかな。
結局、採寸だけでは判断が難しかったので、ダンボールで仮の板を作成。
板とは厚みが違うので、これまた判断に悩むのだけども。
最終的に前側の板は、90mm×22mmと55mm×22mmにカット。
後ろ側の板は、前の板に合わせて切り落とす方向で。
ちなみに、板は中央部分の窪みにハマれば動かず固定できますので。
前側が210mm、後側が175mmでした。
前後の板で隙間無く作ることにこだわらなければ、
窪みの間隔だけ合わせて、トノボードも作れます。
→カングーリアキャリアにベンチ&テーブルを作成。ツーバイ材の頑丈トノボード。
採寸した寸法をもとに、カットする部分を鉛筆で下書き。
ジクソーでカットしていきます。
カットする部分は直線だし、距離も短いので簡単。
前の板に合わせて後ろ側の板もカットして、仮置きしてみた。
微妙に誤差はあるものの、良い感じにフィット。
で、ここで想定外のトラブル。
後ろ側がギリギリ過ぎて、微妙にドアに当たってる気が・・・
ドアが閉まらないことは無いのですけど、
気持ち悪いので、追加で1cmほどカットしました。
これくらいだとはみ出るコト無く安心です。
下段にも置いてみました。
ちなみに、後ろ側の板はツメに合わせずカットしてしまったので、
後ろ側に重心がくると板がひっくり返ってしまいます。
まぁ、大きい荷物を乗せる時は問題無いし、
後ろ側の板は、キャンプの時しか使いませんので。
なんにせよOKです。
板をヤスリがけして塗装する
仕上げです。
板にヤスリ掛けして、トゥルトゥルにします。
頑張ったので、トゥルトゥルです。
木目そのままでも良いですけど、
せっかくなので、造った感を出すために色塗りたい。
ニスとか塗るのは面倒なので、塗りっぱなしでOKのやつ。
水性WOODジェルステインってやーつ。
手前の板はボルドーカラー。
板をヒックリ返して反対側も、板の切れ端を下に置いて乾かしながら。
奥の板は、ホワイトカラー。
布だけでムラ無く綺麗に塗れる。
乾燥中。
1度塗りでは、ちょっと薄かったので、2度塗りしました。
トノボード完成
完成です。
床のクッションマットの木目と合わさって良い感じ。
→カングー荷台(リアキャリア)の床をフローリングマット化してみた
普段使いなら、1枚が使いやすい。
純正トノボードを使えば、2段棚にもできます。
薄くて耐荷重が不安だったのですが、パイン材は以外と頑丈でした。
割れても良いかなくらいで使ってるんですけど、思ったよりもしならない。
下段に重いものとは思ってますけど、
まぁ、あんまり気にせずともイケるのかなと。
強度が心配なら、ツーバイ材でも作れますので。
ピッタリにこだわらなければ、こっちのが簡単で便利です。
→カングーリアキャリアにベンチ&テーブルを作成。ツーバイ材の頑丈トノボード。
実際の積載では、隙間が有った方が融通も効きますので。
ちなみに、何故、2色にしたのかというと、
フランスカラーのトリコロールを意識して。
車体がブルーなので、ホワイトとレッド的な・・・
言わなきゃわからないやーつ。
DODのテキーララックとしても使える
おまけです。
自作トノボードを造ったなら、キャンプでも使いたい。
DODのテキーラレッグ、キャンプ棚としても使えます。
テキーラレッグMなら、
テキーラプレート(W910×D140×H19mm)が3枚入るので・・・
幅420mm×厚19mm+αくらいの板まで使えるわけで、
自作トノボード両方使って、2段棚として活用可能。
テキーラレッグSは、テキーラプレート2枚入るので、
幅280mm×厚19mm+αくらいの板が使える・・・
外側のトノボードが丁度良いサイズでした。
収納の役にも立って、キャンプでも棚として。
一石二鳥で満足です。
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