カングーは背が高いけれども、収納には難が有り、
高く積み上げるには、天井スペースを上手く活用する必要が有る。
純正オプションの天井ネットや、荷室パーテーションも超高額だし、
ディーラーにフックを増設してもらうと手間賃も取られる。
カングーは国産車ではなく輸入車。パーツも割高なのよ。
→ルノー「カングー」に乗り続けて気づいたメリット・デメリット
というわけで、自分でフック増設してみました。
フックさえあれば、ロープやネット、固定の幅も広がりますからね。
内張り穴にフックを取り付ける
室内の後方天井には、内張りカバーを固定するクリップ穴が有る。
その穴をにボルト穴に加工して、フックを取り付けてみました。
内張り固定クリップを外す
まず、内張りのトリムクリップを外します。
バックドア付近に2か所、後部座席上にも3か所、クリップは全部で5か所です。
クリップは硬いので、内張りはがしが有るとラクです。
バックドアを外す時にも使ったやつ、クリップの形状も一緒です。
→カングーバッグドア用パネルをDIYでカスタマイズ。作成手順と必要だった物。
クリップを外すと、カバーの上部にボディの金属穴が見える。
ボルトがそのまま固定できるかな・・・と試してみたけども、
ただの穴なんで無理、引っかかりません。
というわけで、ボルトが固定できるネジ穴に加工していきます。
タップ穴加工する
穴にアイボルトが固定できるように、タップを立て(タップ穴加工)をする。
ネジ切り用の下穴はすでに空いているので、タップハンドルでネジ穴に加工。
私は、Amazonで売っている格安なタップセットを使いました。
天井に取り付けるのは、M8のアイボルトなのでM8のボルト抜きをセット。
穴に対して垂直に突っ込んで、まっすぐ軸がぶれないようにタップハンドルを回す。
荷室側は、天井がカーブしているので難しい。
ハンドルも壁に当たるので、ちょっと斜めに穴空いてたり。
穴を削ってネジ穴にするので、削りカスも出てきます。
アイボルトを取り付ける
M8のボルト穴を開けたら、M8のボルトを取り付けます。
5本しか使わないけども、無駄に10本セットを購入。
空いたネジ穴に回して取り付けるだけ。後部座席側に3ケ所。
バッグドア側に2ケ所。
ガッチリ固定できてますが、天板をネジ穴加工しただけなので、
あまり重いモノは掛けない方が良いかなって気はする。
隠れネジ穴にフックを取り付ける
2代目カングーには、後部座席上部にフックが有りますが、
荷室側にもフックが取り付ける為のネジ穴が有る・・・らしい。
というわけで、カバーに穴を開けてにアイボルトを固定してみました。
皆さん「ユーティリティフック」を付けてるあの場所です。
ボルト穴の位置を探る
カングーはモデルにより、車体デザインが異なるので気をつけて。
ボルト穴が有るとおもわれるのは、2代目カングーのデカングー。
ちなみに、我が家は2019年6月発売のカングークルール(1200cc)です。
念の為、カバーをこじ開けて、穴が有るか確認しました。
ネジ穴がある位置は、カバー同士の境目、右側から後ろ側へ14cm。
カバー下側の端から上側へ12cm。
事前に、紙に寸法測って書いておくとラクです。
カバーに穴を空ける
穴位置を書いた型紙をアテて、カバーに穴を開ける。
先の細いキリや、目打ちでサクッと。
カバーは柔らかい不織布みたいな素材。簡単に穴も空く。
軽く挿して、ボルト穴位置を確認したら、
穴の中心に合わせて、ズブズブと穴を大きくしておきます。
ロングアイボルトを固定する
ぶっ刺すフックは、M8サイズのロングアイボルト。
私が使用したのはTRUSCO(トラスコ)の「TIB-8ML」。
これもAmazonで買いました。
開けた穴に挿して、ネジを回すだけ。
グリグリグリグリ。どんどん入っていく。天板アツいんだな。
根元まで挿して完成です。
カングー天井フックまとめ
フックが有るだけで、収納方法に融通が効くようになるので、
カングーでやるべきカスタムの一つ。
カラビナやロープ使って、ここからまた色々とカスタムもできそう。
後部座席上部のフックに、ワイヤーネットをかけて、ヘッドレストで固定すれば、
セパレートネットや、ドックネットみたいにも使える。
ロープを張るだけで、荷物が落ちるのも防げたり。
ネットの代わりにロープを使ってみたり。カラビナで引っ掛けてみたり。
キャンプ積み込みで役に立つことは間違いない。
純正オプションにも似たような商品は、あるけども融通効かないんですよね。
純正のセパレートネットはフルセットで45,782円、
パーテーショングリルは32,560円、
室内ルーフネットも24,300円だし、ネットの耐荷重も約1kgが限界。
自分でやるなら数千円で済むわけで、30分くらいで完了しまたからね。
まぁ、カバーに穴を空けるし、天板も削ってるので・・・自己責任で。
カングーカスタムの中では、ちょっと勇気のいる作業。
簡単で便利になる工夫、他にもたくさんありますので。
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