Oculus Quest 2、Valve Index、HTC Vive Pro 2の比較。PCVRゲーム用VR HMDの違い。

PC用VR HMDの比較と違い VR

VR端末は値段も高く、そのスペックも機器により様々。

せっかくVRするなら、最高のVR体験がしたい・・・

未知なるVR世界という事で、私も大いに悩み買い替えて来ました。

 

ゲーム機を買うたびに思う、なるべく買い揃えたくない気持ち。

スーパーファミコンから、セガサターンにするかプレイステーションにするか、

はたまた3DOにするかってくらいの悩み。

ネオジオもドリキャスもバーチャルボーイも買ってきた人生だったけど、

2021年は「HTC Vive Pro」を手放して、

「Valve Index」と「Oculus Quest 2」を選んだ理由について。

Oculus Quest・・・スンゲー進化してますね。

VR HMDスペックの違い

Oclus Rift、HTC VIVE、PSVRと発売された、2016年のVR元年。

2021年の現在では、新型VR HMDが多々登場してますが・・・

PC向けのVR HMDとなると、Oculus、HTC、Valveの3社になるかと。

Windows Mixed Realityも、ぜんぜん普及してませんからね。

VR HMDのスペック比較

Oculus Quest 2 Valve Index VIVE Pro 2 PlayStation VR
発売日 2020年10月 2019年11月 2021年6月 2016年10月
解像度 両目:3,664×1,920
片目:1,832×1,920
両目:2,880×1,600
片目:1,440×1,600
両目:4,896×2,448
片目:2,448×2,448
両目:1920×1080
片目:960×1080
ディスプレイ LCD(液晶)
視野角 約100度 約130度 120度 約100度
リフレッシュレート 90Hz 144Hz 120 Hz 120Hz
VR HMD重量 503g 748g 未公開 610g
価格 64GB:37,180円
256GB:49,280円
(コントローラー付)
138,380円
(フルセット)
178,990円
(フルセット)
38,478円
(カメラ付)
※CUHJ-16012
本体接続 USB Type-C
※Oculus Link
USB 3.0
DisplayPort 1.2
USB Type-C
(USB 3.2 gen1)
DisplayPort 1.4
USB
HDMI
トラッキング方式 インサイドアウト アウトサイドイン
外部センサー 不要 Valve Indexベースステーション VIVEベースステーション2.0 PlayStation Camera
コントローラー Oculus Touchコントローラー
※新型
Valve Indexコントローラー VIVEコントローラー(2018) PlayStation Move
モーションコントローラー
対応プラットフォーム SteamVR
Oculus Quest Store
Oculus Rift Store
VIVEPORT
SteamVR
VIVEPORT
PS Store
オーディオ 内蔵スピーカー
3Dオーディオ対応
オフイヤーBMR
直径37.5mm
Hi-Resヘッドフォン ステレオヘッドホン
発売元 Facebook Technologies
(米国)
Valve Corporation
(米国)
HTC Corporation
(台湾)
Sony Interactive
Entertainment

 

HTC VIVEには、ProシリーズとCosmosシリーズがありますが、

正直、Cosmosは何がしたいのか分からないので、

使うなら、上位モデルのProシリーズ。

 

最新モデルはVIVE Pro 2ですが、

Pro 2には、アイトラッキングも無いし、

有機ELでも無くなっちゃったから、VIVEで選ぶなら旧型のPro Eye。

HTC VIVE Pro、Pro Eye、Cosmos、Cosmos Eliteの違い。HTC製VR HMDのデメリット。 

 

というよりも、Vive Pro買うなら、Valve Index買った方が良い。

Valveのが値段が安くて、Vive Pro 2に劣るのは解像度のみ

視野角とリフレッシュレートでは、Valve Indexが上なのよ。

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私は、Valve Indexに乗り換えてます。

VR HMD「Valve Index」購入レビュー。HTC VIVE Proと比較したメリット・デメリット。

 

HTC ViveとValve Indexは、アウトサイドイントラッキング方式なので、

ベースステーション設置でルームスケール→モーション感知するのですが、

対するOculusは、インサイドアウトトラッキング方式へ完全移行。

 

また、PC不要のスタンドアローン機「Oculus Quest」も登場しており、

単体起動するけど、PCに接続すればPCVRのOculus Riftとしても動作するわけ。

Oculus Quest 2をPC用VR(Oculus Rift)として使う方法。Oculus Linkでできること。

今では、Oculus Rift Sも販売終了となっているので、

これから買うなら「Oculus Quest 2」一択なのです。

※参考→Oculus Quest 2、Oculus Go、Gear VR、Oculus Rift Sの比較。歴代Oculus VR HMDの進化と違い。 | 俺の動画。

 

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)のスペックで比較しがちですが、

PCVRゲームにおける処理は、

PC側のグラフィック性能に大きく依存するということ。

VR環境(HTC VIVE Pro、Valve Index、Oculus Rift S)に必要なPCスペック

 

例えば、Playstation VRは、120Hzまで対応してますが、

低スペックのPS4で、フルHD(1080p)で120fpsは無理であり、

VIVE Pro 2の5K解像度120Hz出力も、PCゲームでは現実的では無いのです。

 

そもそもトラッキング精度や、コントローラー性能も違うわけで、

ヘッドセットのスペック云々だけでも語れない。

結局のところコンテンツ、プラットフォームに依存する・・・

というわけで、続きます。

VRトラッキング方式の違い

VR HMDのスペックと同じく重要なトラッキング性能。

VRによりトラッキング方法にも大きな違いが有り、

トラッキング精度が違えば、対応ゲームも変わってきます。

アウトサイドイン方式

アウトサイドイン方式は、

外部センサーで、HMDやコントローラーの位置を把握する方法。

Vive Pro、Valve Indexが、アウトサイドイン方式を採用しています。

※初代Oculus Riftもアウトサイドイン方式でした。

IMG_2597

設置する外部装置が、ベースステーションというモノ。

ベースステーション1.0では、

2個設置で最大3.5m×3.5m(又は4m×3.5m)までしたが、

ベースステーション2.0では、認識角度が広くなり

2個で最大6m×6m、4個で最大10m×10mまで対応可能となりました。

ベースステーションにより、360度ルームスケールが可能。

Lighthouseセンサーは素晴らしく、モーショントラッキング精度も高い。

 

ただ、ベースステーションを設置する手間があるわけで、

配線だけでなく、高い位置に設置するのも大変なのです。

HTC VIVE、Valve Indexのセットアップと注意点。賃貸住宅でベースステーションを設置する方法。

 

ちなみに、PS VRもアウトサイドイントラッキングですが、

ルームスケールは未対応となっており、

PlayStation Cameraで認識するだけ、基本的に着座プレイのみです。

動きまわれないので、コントローラー操作が基本となります。

インサイドアウト方式

インサイドアウト方式は、ヘッドセット内蔵カメラで周辺スキャンし、

ユーザー位置、コントローラー位置を把握する仕組み。

ヘッドセットだけで動きを感知するので、

外部センサーの設置が不要となりました。

※Quest 2には4基、Rift Sには5基のセンサーカメラを搭載しています。

 

インサイドアウトトラッキング方式へ完全に切り替えたのがOculus。

「Oculus Rift S」「Oculus Quest 2」では、外部センサーが不要。

「Windows MR(Windows Mixed Reality)」も、

インサイドアウト方式を採用してます。

 

内蔵カメラで認識・・・という事で、

精度はアウトサイドイン方式に劣るハズなのですが、

最新のOculus Quest 2を使ってみた感想は、

あんまり違いが分からないレベル。

ポジショントラッキングにも対応してるし、

ワイヤレスVRで「ちゃんと動きまわれる」ってビックリした。

 

強いて言えば、ゴーグル前面側4辺にカメラが有るので、

ゴーグル近くに手を近づけると、トラッキングエラーが出がち

FPSでライフル構えて覗く動作とか、たまにエラー出る。

あとは、背面トラッキング精度が劣る・・・気がする程度。

普通にゲームプレイするだけなら、あんまり気にもなりません。

ただ、Oculusでは、頭、右手、左手の3点トラッキングが限界で、

ベースステーションも使わないので、Viveトラッカーにも未対応です。

Beat SaberやVRチャットで、フルボディトラッキング(フルトラ)したいなら、

やはりHTC Vive Proや、Valve Indexにした方が良い。

 

ただ、Oculus Rift SやOculus Quest 2(Oculus Link)でも、

Virtual Desktop導入→SteamVRで、

ベースステーションが使う方法は有ります。

※私はそこまでやらない人間です。

 

ちなみに、HTC Viveでも「Vive Cosmos」にて、

インサイドアウト方式を採用されてますが・・・

その精度は、Oculusに比べてスンゲー劣りました。

結果、Vive Cosmos Eliteで、アウトサイドイン方式に戻しています。

HTC VIVE Pro、Pro Eye、Cosmos、Cosmos Eliteの違い。HTC製VR HMDのデメリット。

VRコントローラーの違い

認識システムが異なれば、コントローラーの挙動も違い、

VR専用コントローラーの性能も大きく異なります。

 

HTC ViveのViveコントローラーはスティック型。

トリガー、グリップボタンだけでなく、トラックパッドまで付いている。

Viveコントローラーは、先端部分が大きく、

重心が先の方に有り、棒を握るという感覚が有る。

IMG_2595

 

対する、OculusのOculus Touchは、手にフィットする形状で、

ボタンだけで操作するタイプ。

親指、人指指、中指用の位置にボタンが有るので、

指のジェスチャー操作が可能となってます。

 

Valve Indexコントローラー(旧名称 Knucles)は、

Oculus Touchを更に進化させたようなコントローラー。

コントローラー内部に87個ものセンサーを内蔵しているので、

ボタン操作無しで、指の動きを認識してくれます。

掴む、落とす、投げる、といった動作がナチュラルにできるし、

握らなくてもコントローラーをホールドできるのは凄い。

 

VIVEの「握る」に対し、OculusとValveは「指を動かす」に特化。

Valve Indexの指操作には感動しましたが、

銃を打つ、剣を持つといった動作では、

握るVIVEの方がリアルなので、この辺は一長一短。

例えば、Beat Saberでは、Valve Indexコントローラーよりも、

VIVEコントローラーの方が、違和感が無いと感じました。

 

また、Valve IndexもHTC Vive Proも、

同じトラッキングシステム(Lihgthouseトラッキング)を使うということ。

両ベースステーションで、お互いのコントローラーも認識して使えます。

Vive ProでValve Indexコントローラーを使ったり、

Viveトラッカーも両端末で使えるわけです。

ValveもViveも、SteamVRベースの動作が基本ですからね。

SteamVR Base Station 1.0 SteamVR Base Station 2.0 VALVE INDEX Base Station 2.0
単体価格 17,315円(税込) 25,575円(税込) 21,780円(税込)
トラッキング SteamVR トラッキング 1.0 SteamVRトラッキング 2.0 SteamVR トラッキング 2.0互換
対応ヘッドセット VIVE HMD
VIVE Pro HMD
VIVE Pro 2 HMD
VIVE Pro Eye HMD
VIVE Cosmos Elite HMD
Valve Index HMD
VIVE Pro HMD
VIVE Pro 2 HMD
VIVE Pro Eye HMD
VIVE Cosmos Elite HMD
Valve Index HMD
対応端末 VIVE コントローラ
VIVE コントローラ(2018)
VIVE トラッカー (2018)
VIVE トラッカー3.0 (2021)
Valve Index コントローラー
VIVE コントローラ(2018)
VIVE トラッカー (2018)
VIVE トラッカー3.0 (2021)
Valve Index コントローラー

一方、Oculusは、HMDとコントローラーだけで動作し、

そもそも外部トラッキングを使わないので、

ValveやViveのHMDやコントローラーを使う事ができません

あと、Oculus Touchは軽いですけども、悪く言えば安っぽい。

質感やトラッキング精度だけでなく、操作性、拡張性という点でも、

Valve IndexやHTC Viveのが上です。

まぁ、値段も全然違うんで仕方ないけど。

 

ちなみに、PS VRは、PS Moveモーションコントローラを利用しますけど、

これも過去の製品の流用なんで・・・比べるほどのモノでも無い。

基本的に、デュアルショックコントローラーでプレイするのがPSVRです。

IMG_4823

Windows MR用のMixed Reality モーションコントローラーも有りましたけど、

どうなったんですかアレ?

VRコストの違い

VR体験する為には、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が必須ですが、

いわゆるゲーム機本体というよりも、これは周辺機器の位置づけとなる。

Oculus Quest以外のVR機器は、PCが無いと動作しないからね。

Oculus Quest 2 Oculus Rift S Valve Index Vive Pro 2 Cosmos Elite PlayStation VR
本体 不要(一体型)
※PC接続も可能
PC PC PC PC PlayStation
グラフィックボード
(推奨要件)
Geforce GTX1060
Radeon RX480以上
GeForce
GTX 1070以上
Geforce GTX1060
Radeon RX480以上
外部センサー 不要 ベースステーション1.0
ベースステーション2.0
PlayStation Camera
対応プラットフォーム SteamVR
Oculus Quest Store
Oculus Rift Store
VIVEPORT
SteamVR
Oculus Rift Store
VIVEPORT
SteamVR
VIVEPORT
PS Store

VRゲームには高度なグラフィック処理も求められる・・・

というわけで、既にゲーミングPCを所持していない場合は、

VR機器以外にも、多大な金額が必要となる。

 

VRに必要なPCスペックを考慮すると、

最低でも10万円以上は必要で、

快適にプレイするなら20万円~30万円のパソコンは欲しいところ。

VR環境(HTC VIVE、Oculus Rift)に必要なPCスペック。

 

一方、Oculus Quest 2は、本体価格37,800円だけ。

スマホVRよりも手軽だし、その性能は段違い。

正直、パソコン無くても十分楽しめるし、

ワイヤレスに慣れてしまうと・・・

有線メンドクサ!PC起動メンドクサってなってます。

 

あと、部屋に収納、場所が必要という点で、

PC接続型は、管理コストがかかります。

動き回るには長いケーブルも必要なので、配線も厄介なんですよね。

 

PS VRはコンシューマー機なので、PCに比べると敷居は低いけど、

対応ソフトの数も少ないし、ゲームソフト価格や周辺機器が高額ですからね。

結局、PCでVRやるのと金額的にも大差無いと思ってます。

VRシェアの違い

今後のVR市場と未来について、どうなるのか?

2016年のVR元年では、PC向けはOculusとHTCの2強でしたが、

OculusがFacebookの子会社となり、シェアを伸ばしまくり。

HTCと組んでいたValveは、独自でValve Indexを販売開始。

HTCはヤベー状況で、Oculus Quest 2はスゲー端末で、

結局の所、現在はOculusが圧倒的シェアを占めています

 

世界最大のオンラインゲームプラットフォーム持つSteamですが、

利用端末シェアの50%以上はOculus端末が使われてる事実。

2020年末の時点で既に50%以上でしたが・・・

2021年5月時点では、Oculusシェアが更に圧倒的に。

Oqulus Quest 2の登場で、シェアも一気に拡大。

Oculus Quest 2だけで約30%ってエゲツない数値。

2020年末に発売したばかりの端末であり、

これSteam上の数値ですからね。

※参考→Steam ハードウェア & ソフトウェア 調査

Oculusのメインのプラットフォームは「Oculusストア」。

実際のVRシェアは、もっともっと多いってこと。

 

Oculus端末が凄いってのも有るけども、

Oculus Quest 2単体で、Oculus Questゲームが遊べて、

PCに繋げれば、Oculus Riftゲームだけでなく、SteamVRゲームも遊べるのさ。

Oculusのクロスバイ対応ゲームなら、

1本買うだけでQuestとRift(PC)の両方で遊べるってのも良い。

ViveもValveも、Oculus限定ゲームは遊べないからね。

 

結局のところ、キラーコンテンツが有るかどうか。

レッドアラームの為に、バーチャルボーイだって買ったんだから。

やりたいゲームが有るか?ってのが何よりも重要。

コンテンツが増えれば、利用者も増える。逆もまた然り。

 

Oculusは、対応プラットフォームが豊富なので、

キラーコンテンツも漏れなく遊べる強み。

しかも安くて高性能なんだから、そりゃOculus買うでしょ。

既にVRソフトはSteamじゃなくて、Oculusから探してる自分も居る。

 

PS5の登場で、新しいVR端末は出るかもしれませんが、

正直、Oculus Quest 2が凄すぎるので、

このシェアはひっくり返せないと思ってます。

VR端末の違いまとめ

2021年にはVIVE Pro 2が出ましたけども、

結局のところ、Oculus Quest 2がスゲーって話でした。

VRゲーム抜きにしても、所持した方が良いですね。

 

一体型なので初期投資も不要、配線も不要で高性能。

ワイヤレスで動けるわけで、異世界への没入間も違いました。

PC向けVRに有ったデメリットも上手いこと消し込んでいる。

PC向けVR HMDを所持して気付いたVRゲームのデメリット 

コレが税込み37,800円で買えるっては異常です。

端末を「Oculsu Quest 2」に一本化したのも凄い。

さすがのFacebookです。

 

より高品質なVR体験をするなら、

アウトサイドイン方式の「Vive Pro」か「Valve Index」ですが、

いずれもPC前提の高額デバイスで、設置も大変なので、

正直、Oculus Quest 2を体験してからでも遅くは無い。

 

ViveもValveも、できる事は似通っている為、どちらか一つで良いし、

今から買うならValve Indexを推奨します。

VR HMD「Valve Index」購入レビュー。HTC VIVE Proと比較したメリット・デメリット。

 

Oculus Questの難点として、

Facebookアカウントが必須になったということ。

Facebookって規約上、偽名はNGだし、1人につき1アカウント。

複数アカウントも所持できませんからね。

Oculus Quest 2レビュー。PC用VRと比較したメリット、デメリット。

仮想世界なんだけど、現実世界と紐付けられる。

個人情報ってプライスレス、これが高性能VR端末が安く買えるカラクリ。

 

ただ、この辺は早いか遅いかの話だとも思ってる。

いずれ囲い込まれるのなら、

一足先にVRで居場所を作っておきたいんだな。

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