カングーを所有したら、やりたくなるのが内装カスタマイズ。
→カングーカスタムDIYまとめ。デカングーをオシャレにカスタマイズしてみた。
最初に思い浮かんだのが、後ろの荷台のドアパネルの部分。
というわけで、オリジナルのバッグドアパネルを作成してみました。
調べてみると、皆さん簡単そうに造ってるんですが・・・
意外と苦戦し、時間もかかりましたので、
作成までの流れと、手順を覚え書きしておきます。
素人カスタムなので、くれぐれも参考までに。
バックドアパネルのデザインを決める
まず、デザインに悩みました。
よく見かけるのが木目デザインのドアパネル。
私も、薄い板や有効ボードに色を塗って、
ナチュラルな雰囲気を醸し出そうかとも考えましたが、
ウッド調のドアパネルは、よく見かけるし、販売されていたりもする。
というわけで、せっかく作るなら、
オリジナル感あふれる派手なやつにしたいなと。
プリント合板だとデザインが限られるので・・・
ベニア板に壁紙を貼って、オリジナルデザインに。
壁紙も種類が豊富過ぎて、これまた悩んだのですが、
カングーカラーに併せてポップな壁紙にしました。デカングーです。
壁紙の色も悩んだので、色違いで配置。
左側は、車体カラーと同じブルーカラー。
右側ドアは閉じている事が多いので、イエローは隠しカラー。
我ながら悪くない・・・
というわけで、オリジナルバックパネルの作成手順へ。
バックドアパネルを外す
パネルの型取りをするために、パネルを外します。
左側の純正パネル。
右側の純正パネル。
クリップクランプツール(内張り剥がし)を使って、
固定されているクリップ「トリムクリップ」を浮かせます。
傷つきにくいソフトタイプがオススメです。
このクリップ凄い硬いので・・・クリップクランプだけでは無理。
ちょっと浮いたら、浮いた部分に指を入れて、
パネルごと引っ張って外してました。
半分くらい外した時点で、だいぶ指が痛い。
ドアレバーごと引っ張らないように注意。
左側のパネルの方が面積が大きいので大変。
無事、両方のパネルを外しました。猛暑なんで汗だくだく。
ベニア板を購入する
バックドアパネルのベースは、ベニア板で作るので、
丁度良さそうな大きさのベニア板を調達しに行きました。
パネルのサイズは、大きい方で縦横55cmくらいあれば足りるので、
2.3cm×60cm×90cmのベニヤを2枚購入。1枚398円でした。
ベニア板の厚さは、2.3mm~5mm前後まで有りましたが、
純正パネルが厚さ2.5mmらしいので、近い厚さの2.3mmにしました。
壁紙貼るから、一番安いベニア板です。
壁紙貼らない場合や、色を塗る場合は、キレイなベニアの方が良いかと。
厚さ4.5mmの綺麗なべニアで、カングーパネルを造っている人も見かけましたので。
ベニア板をジグソーでカットする
外したカングー純正のバッグドア用パネル。
純正のトリムクリップをパネルから外す。
買って来たベニア板に合わて型取り。といっても鉛筆でなぞるだけ。
クリップの穴の位置も忘れずに。ズレないように。
左右2枚とも型取りしたら、ジグソーでカット。
ジグソーは、DIYするなら一台あると便利。
細かい部分は、ジグソーだと厳しいのでカッターで切りました。
薄いベニア板なら、カッターで数回なぞれば切断できます。
クリップ取り付け部分をドリルで穴あけ。
私はドリルで頑張って穴空けましたけど、
これ正確に穴をあけるの苦戦しました。
ホールソー有ると、更にラクに穴空けられるかと。
仕上げにヤスリがけ。ゴリゴリと削って行きます。
壁紙貼るので、粗めの番手でOK。セットで安く買えますけど。
穴部分のヤスリがけは、
棒状のモノに巻きつけて両面テープで固定するとラクに削れます。
ちなみに、ジグソーで、ちょっと大きめにカットして、
後でヤスリで調整すれば良いかなって思ってたんですが・・・
大きめにカットするよりも、
ピッタリカット、もしくは小さめにカットした方が良いです。
純正のパネルは、固定部分ギリギリサイズなので、
同じサイズで作った私は、取り付け部分の凹みに干渉して入らなくなりました。
カベ紙も貼ってるので、微妙にサイズも大きくなっちゃってるからね。
市販の交換用バックドアパネルを見ても、
小さめで仕上がってるのが多かったので・・・
ちょっと小さいくらいでもイケてます。
まぁ、私は大きいサイズで、無理やり取り付けましたけど。
ベニア板に壁紙を貼る
ベニア板をカットしたら、壁紙を貼り付けて行きます。
私は、楽天市場の壁紙屋本舗で購入。
輸入壁紙の切り売りで、1m単位で購入できました。
左右で柄がズレると気持ち悪いので、柄合わせもしておきます。
カベ紙用のりをトレーに出して、ローラーで均等に塗りたくる。
綺麗に貼るなら、ハケも有った方が良いかな。
壁紙と糊とハケとローラー・・・まとめて壁紙屋本舗で買いました。
ノリが乾いたら、余分な部分をカット。
カベ紙は切りっぱなしではなく、内側に巻き込むので、
ひっくり返して、カーブの部分に切り込みを入れる。
はみ出た部分も糊付け。最終的に手で糊をペタペタ。
ほぼ完成。
カーブの部分が凸凹と・・・やや失敗。
右側パネルは、切込みを多くしてカーブを滑らかにしました。
2枚目の方が綺麗にできるのが人間。
パネル裏側の糊が乾いたら、最後にクリップ部分の穴あけ。
尖ったモノでぶっ刺すだけ。
カベ紙の素材が不織布だったので・・・
念の為、防水スプレーをかけておきました。多めにたっぷり。
効果有るかは謎なんで・・・気休め程度に。
雨の日は、バックドアも濡れますからね。
バックドアパネルを取り付ける
完成したパネルを取り付けます。
取り付けられていたクリップも再利用できますが、
今後の取り外し考慮して、新しくトリムクリップを購入しました。
ホンダ車用のトリムクリップ。
穴径8mmで厚さ5mm~8mmまで対応できるやつです。
カングー純正が、上のヒダヒダが付いてるやつ。
新しく購入したのが、下のクリップ。
押し込んでロックできるので、着脱も簡単。
早速、取り付けていきます。
差し込んでから、中央の出っ張りを押すだけで固定できます。
取り付け完了。完成です!
左側のパネルは、ちょっとサイズが大きかったようで、
取り付けに苦戦、むりやり取り付けたら、ちょっとシワりました。
まぁ、パット見わからないのでOK。
カーブの凸凹も、意外と気になりません。
苦労した甲斐有って、より可愛いく見える。満足です。
前方座席ドア内側の布貼りもしてみる
オマケです。
ついでに、前座席のドアの内側クッション部分も模様替えしました。
端切れ布で簡単にカスタマイズできるのです。
余っていたカベガミで、適当に型取り。
型取りした紙を置いて、適当に布をカット。
柄が激しいから・・・2パターンカットしてみました。
ちなみに、布は子供服を作った時の余り布。
丁度、ブルーとイエローの2色有ったので。
「つばめや」で購入したんだけど・・・今はもう売ってないみたい。
とりあえず、仮止めしてみる。
隙間に、布をグイグイ差し込むだけ。
私は内張り剥がしでやりましたが、定規とかでもできるかと。
思ったよりも悪くない・・・んじゃないかな。
やるとなったら、隙間に布を押し込むだけ。
完成。
続いて、反対側もやる。
同じ用にグイグイと。
完成。馬です。
バックドアパネルに併せて、左がブルー、右がイエローとなっています。
言わなきゃわからないやつです。
なんか派手な内装になりましたが、
やりたかったし、面白かったんで良し。
カングーってオシャレな外観なのに、内装はお粗末ですからね。
→ルノー「カングー」に乗り続けて気づいたメリット・デメリット
続いて、カスタマイズ定番のトノボード、
リアキャリアのフローリング化も、やった方が良いかなと。
使い勝手だけでなく、見た目もだいぶ良くなりますので。
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