ソニーのRX100シリーズを長く愛用しており、
RX100M6にも不満は無いのですが・・・
愛着が湧けば湧くほど、他社のコンデジも使ってみたいという欲求。
特に気になるのが、売れまくっているリコーのGR3。
RX100M6を購入した直後に発売され、
同じく高級コンデジとして人気の商品。
気になり過ぎたんで・・・ついに買ってしまいました。
癖の有るカメラで有ることは分かっていたつもりでしたが、
やはり使ってみると、色々と思うことは有るわけで。
ソニー慣れしている私は、なかなか苦戦。
いや、写りはホント素晴らしいんですが、
やはりGR3は、使い所や、人も選ぶカメラと感じました。
ソニーユーザーの戯言として、参考までに。
GR3とRX100M6のスペック比較
今更ながらスペック比較してみると、
スペックの時点で大きく違うことに気づく。
GR3は、そもそもRX100M6と比較するカメラでは無いということ。
コンセプトが違うわけで、カメラ性能も全く別物でした。
ついでにRX100M5Aも比較しておきます。
名称 | GR3 | DSC-RX100M5A | DSC-RX100M6 |
---|---|---|---|
発売日 | 2018年9月25日 | 2018年7月3日 | 2018年6月22日 |
価格 | 123,750円 | 109,801円 | 141,900円 |
センサー | APS-C (23.5×15.6mm 原色フィルターCMOS) |
1.0型(13.2×8.8mm Exmor RS CMOS 積層型) |
|
レンズ | 新GRレンズ(4群6枚) | ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ (レンズ構成:9群10枚) |
ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ (レンズ構成:12群15枚) |
画像処理エンジン | GR ENGINE 6 アクセラレーターユニット |
BONZ X | |
焦点距離(35mm判換算) | 28mm | 24-70mm | 24-200mm |
撮影距離(レンズ先端から) | マクロ時:6cm~12cm 標準時:10cm~∞ |
約5cm-∞ | AF約8cm-∞ |
絞値 | F2.8 | F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時) | F2.8(ワイド端時) -4.5(テレ端時) |
デジタルズーム | ズーム機能無し ※クロップモード35mm、50mm |
2.9倍(動画記録中光学ズーム対応) | 8倍(動画記録中光学ズーム対応) |
画素数 | 2424万画素 | 2010万画素 | |
ISO感度 | ISO100-102400 | ISO80-25600 | |
連射速度 | 謎 | 24コマ/秒 | |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 ※F2.8:1/2500秒まで、 F5.6以上:1/4000秒まで |
1/32000秒 | |
モニター | 3インチ(103.7万ドット) TFTカラー液晶、 アウトドアモニター |
3.0型(4:3)、1,228,800ドット エクストラファイン液晶 TFT LCD |
3.0型(4:3)、921,600ドット エクストラファイン液晶 TFT LCD |
ファインダー | × | 0.39型 電子式ビューファインダー(OLED)、2,359,296ドット | |
可動式モニター | × | 上方180度 下方45度 |
上方180度 下方90度 |
オートフォーカス | ハイブリッド方式 (コントラストAF+像面位相差AF) |
ファストハイブリッドAF ※合焦速度約0.05秒 |
ファストハイブリッドAF ※合焦速度約0.03秒 |
測距点数 | 25点分割全点オート | 315点(像面位相差AF)、25点(コントラストAF) | |
サイレント撮影 | × | ○ | |
手ブレ補正 | 4段分、センサーシフト方式、 3軸補正 |
光学式 | 光学式 ※4段分 |
動画 | フルHD(1920×1080) 60fps | 4K(3840×2160) 30p | 4K(3840×2160) 30p ※4K HDR対応 |
動画(スロー) | × | 960fps(1920×1080) | |
タッチパネル | ○ | × | ○ |
ネットワーク | Wi-Fi、Bluetooth | Wi-Fi、NFC | Wi-Fi、NFC、Bluetooth |
GPS | × | × | |
記録メディア | SDXC(UHS-I対応) ※内蔵メモリー約2GB |
SDXC(UHS-I対応) | |
サイズ | 109.4×61.9×33.2 mm | 101.6×58.1×41.0 mm | 101.6×58.1×42.8 mm |
重量 | 257g(総重量) 227g(本体のみ) |
約299g 約272g(本体のみ) |
約301g 約274g(本体のみ) |
バッテリー | DB-110 | NP-BX1 | |
撮影枚数 | 約200枚 | 液晶モニタ使用時:約220枚 / 約110分 ファインダー使用時:約210枚 / 約105分 |
液晶モニタ使用時:約240枚 / 約120分 ファインダー使用時:約220枚 / 約110分 |
動画撮影可能時間 | 謎 | 液晶モニタ使用時:約65分 ファインダー使用時:約65分 |
液晶モニタ使用時:約75分 ファインダー使用時:約70分 |
起動時間 | 約0.8秒 | 起動時間(約1.7秒) 撮影タイムラグ(0.15秒) 撮影間隔(0.45秒) |
起動時間(約1.4秒) 撮影タイムラグ(0.07秒) 撮影間隔(0.36秒) |
インターフェース | USB Type-C | マイクロUSB(USB2.0対応) マイクロHDMI(タイプD) |
|
NDフィルター | 2段(オート、オン、オフ) | – | |
ダスト除去機能 | 超音波振動クリーニング DR II | – |
バッテリー持ちが悪いのはどちらも一緒。
一番の違いは、センサーサイズ。
GR3のAPS-Cに対して、RX100は1.0型。
GR3の利点は、センサーサイズが大きいだけ。
ズームも効かないし、フラッシュすらも無い。
一方、RX100M6は、世界最速AF、8倍ズーム、4K撮影、
ファインダー、チルト液晶・・・の全部入り。
ただ、センサーが1型なんだよね。
コンデジサイズで、APS-Cセンサーって凄い。
センサーサイズが大きいだけで、なんだかそれっぽく撮れちゃうわけで、
ズームも動画撮影も要らないって人は多いでしょう。
私もRX100M6では、ズームや動画撮影は使ってないわけで・・・
うっかり、GR3を購入しちゃったわけです。
GR3とRX100M6の撮り比べ
スペック云々、うだうだ言っても始まらないので、
GR3とRX100を似たような状況下で撮影してみました。
完璧に同じ環境、全く同じ設定で撮影したわけではないですが、
まぁ、雰囲気としてどれくらい違うのか?参考までに。
GR3はPモード、RX100M6はプログラムオートで、
すべてJPEG撮って出しの写真。素人撮影でっす。
ボケ具合の違い
まず、手持ちで適当な被写体を撮影してみました。
コントローラーのグリグリの部分にフォーカスしたつもり。
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO125、露出1/25秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO250、露出1/30秒
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO125、露出1/15秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO500、露出1/30秒
色味や明るさの好みは有ると思いますが、
GR3のが色に深みが有る、黒もより黒っぽい。
RX100M6も単体で見ると非常に綺麗なんですけど、
比べてみると・・・結構違いますね。
小さいレンズ特有明るさ、スマホ感が有るかなと。
ズームとクロップの違い
続いて、夕暮れ時の屋外撮影。
同じ位置から撮影の為、三脚使用してます。
こちらも、踏み台上に有るコントローラーにフォーカスしたつもり。
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO200、露出1/250秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO125、露出1/160秒
同じ位置から撮影すると、
RX100M6の方が広角なので、写る範囲が広いです。
続いてズーム撮影の比較・・・
といってもGR3はズーム無いのでクロップ撮影です。
GR3:焦点距離50mm(クロップ)、F2.8、ISO200、露出1/320秒
RX100M6:焦点距離50mm(ズーム)、F4、ISO125、露出1/100秒
スマホやL版サイズで見る分なら、
正直、ズームでもクロップでも大差無く使えるかと。
ただ、更にトリミングしてみると、クロップ撮影とズーム撮影の違いが出る。
GR3のクロップ撮影を更にクロップ。やっぱり潰れてる。
RX100M6はズーム撮影なので、トリミングしても使えますね。
暗所撮影の違い
うっすら見えるくらいで撮影してみました。
三脚使用してます。最初は露出長めに撮影。ISO125固定。
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO125、露出4秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO125、露出8秒
ISO3200で撮影。
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO3200、露出1/6秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO3200、露出1/4秒
ISO6400で、クロップ撮影。
GR3:焦点距離50mm(クロップ)、F2.8、ISO6400、露出1/15秒
RX100M6:焦点距離50mm(ズーム)、F4、ISO6400、露出1/6秒
オマケで、ISO12800でも撮影してみましたが・・・
ノイズが多くて常用するには厳しいと感じました。
GR3:焦点距離50mm(クロップ)、F2.8、ISO12800、露出1/40秒
GR3は、ISO102400の高感度撮影も可能だけど、
ISO25600以上は、正直使い物になりません。
手ブレ補正を活かして、スローシャッターを利用した方が良いと思われます。
スナップ撮影時の違い
GR3はスナップ向きのカメラ。手持ちでサックリ撮影するもの。
というわけで、外出時に気ままにスナップ撮影して比較してみました。
ISO6400上限で、プログラムモード撮影してます。
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO200、露出1/100秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO125、露出1/50秒
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO1600、露出1/40秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO125、露出1/4秒
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO6400、露出1/6秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO6400、露出1/4秒
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO100、露出1/50秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO125、露出1/40秒
GR3:焦点距離28mm、F2.8、ISO400、露出1/40秒
RX100M6:焦点距離24mm、F2.8、ISO1000、露出1/100秒
どちらの写真も嫌いじゃないですが、
GR3の方が、カメラで撮影したっぽい雰囲気。
RX100M6の方は、無難に綺麗に撮れる感じ。
まぁ、細かい色味とかは、後でなんとでもなるし、
GR3は、カメラ内RAW現象もあるので、RAW撮影しておけば、
カメラ内で、後から色味、ホワイトバランス、エフェクトとかとかの調整も可能です。
ただ、私はやっぱりRAW撮影しない。
RAWって容量増えるし、後から現象も面倒。
RAWのままだと使い勝手も悪いし、
写真の現象までこだわったらキリも無い。
ソフトウェアも優秀だし、JPEGで十分綺麗ですからね。
RAW現象するよりも、とにかく数撮っとくわ。
使って気づいたGR3のメリット
サイズが小さく、重量が軽い
GR3は、RX100M6に比べて、持ち運びしやすいです。
同じくらいのサイズ感ですが、
実際に持ってみると、GR3のが断然軽い。
縦横サイズでは、
GR3の109.4×61.9mmに対し、RX100M6が101.6×58.1mm。
GR3方が大きく見えますが、厚みはGR3の方が薄い。
GR3が33.2 mmに対し、RX100M6は42.8 mm。約1cmの差。
レンズ部分も出っ張ってないので、
ポケットからもスムーズに出し入れできます。
総重量もGR3は257gに対し、RX100M6は約301g。
約50gも重さが違うわけ。
軽いだけで持ちやすいんだけど、
グリップ部分も大きいから持ちやすく、落としづらい。
RX100M6と違い、グリップも最初から付いてますからね。
私は起動待ちが嫌なので、よく起動しっぱなしもするのですが、
起動したままでもレンズも飛び出ないから、
首から吊るしたままでも、バランス崩れずぶつけづらい。
液晶モニターが固定式なのも、持ち運び点では優れている。
RX100M6は、可動式の液晶モニターが引っかかって飛び出ることよく有るから、
なんだかんだで収納には気を遣うんだよね。
また、GR3はストラップホールが3ヶ所ある点も良い。
縦方向に吊るす事もできる。
軽いと首かけした場合の、首の負担も違うので、
まぁ、とにかく持ち歩く気になります。
カスタムモードは3パターン保存可能
GR3は、撮影モードが最小限。
マニュアル撮影、シャッタースピード優先、
絞り優先、プログラム撮影のみ。
あとは、自分でカスタマイズ設定するカスタムモード。
U1、U2、U3と3パターン保存しておけます。
自動で綺麗に撮れるというよりは、
自分で調整して、好みの画を撮ることができるカメラ。
むしろ、初期設定だと癖強めなんで・・・
試行錯誤しながら設定した方が良いカメラ。
そいうった意味では、カメラ好きほどハマるかと。
細かいところでは、親指FnキーにAFボタンを割り当てる事も可能だったり、
より一眼カメラっぽい使い方も可能です。
2段分のNDフィルター内蔵
コンデジなのにNDフィルターを内蔵しています。
私はNDフィルターなんて正直使いこなせませんが、
コンデジで使えるならと試しましたが、まぁ面白いです。
NDフィルターが役に立つのは、屋外撮影の晴天時。
昼間もシャッタースピードを落として撮影可能となるので、
明るい屋外で背景ボケさせたり、
スローシャッターで残像残してみたり、
玄人っぽい写真も、コンデジで撮れてしまうわけです。
USB-Type C対応
バッテリーの持ちが悪いのは、両方の共通点。
ただ、RX100M6はMicro USB対応であり、
GR3はUSB-Type C対応となっています。
最近は、Go ProもOsmo StickもInsta 360も、
USB-Type C対応ですからね。
ケーブルも1本で済むのも有り難い。
USB Type-Cは充電するにも便利ですが、
USB Type-C接続経由で、MacbookやiPad Proへ直接画像を転送可能。
そのままiPadで画像確認したり、編集するにも便利です。
ちなみに、GR3のUSB端子のフタが凄い固い。
HDMI端子が無いのはGR3の難点だけども。
写真にHDMIケーブルなんて要らないってところに、
カメラとしてのコダワリも感じる。
使って気づいたGR3のデメリット
GR3は起動速度が早いが、AFがイマイチ
GR3の起動時間は約0.8秒とスゲー早いです。
RX100M6の起動時間は早いとはいえ約1.7秒。
起動だけでなく電源オフも早く、撮影後すぐに収納する事も可能です。
ただ、GR3は、起動速度こそ超早いのですが、
AF性能が低いので、撮影までの時間を考えるとそこまで早く無い
オートフォーカスで迷い、
フォーカスも決まらずブレる事も多い。
コンティニュアスAFとか、顔検出とかも微妙。
タッチシャッターもイマイチ使えません。
暗いと更にフォーカスは悩むので・・・
室内で動き回る子供の撮影とか、まず無理です。
その点、RX100M6は、AFが非常に優秀なので、
同じように撮影しても、全く失敗しない。
何も考えなしに撮影しても、ピントが合いまくる。
暗所での瞳AF、追尾フォーカス、超高速シャッター、
今更ながら凄いと感じました。
先程、スナップ作例を上げましたが、
GR3は、ブレまくりボケまくりの使えない写真も多かった。
ピントさえ合えば、写りは最高なんですけどね。
RX100M6のが広角で、最短撮影距離も短い
RX100シリーズの焦点距離に慣れていたので、
GR3での距離感に戸惑いました。
GRは35mm版換算で焦点距離28mm、
最短撮影距離は、標準時で10cm~∞、マクロモードで6cm~12cm。
一方、RX100M6は、35mm版換算で焦点距離24-200mm、
最短撮影距離は8cm~∞。
RX100M6の方が4mmほど広角で有り、
近場、風景と撮影しやすく、下がれない狭い場所でも助かる。
フルサイズ使って思ったのが、広角のが使いやすいってこと。
しかも、RX100M6は、被写体の近く8cmまで寄って撮れる。
※RX100M5Aなら5cmまで寄れます。
一見すると、GR3の方が寄れるじゃーんってなるのですが、
これはマクロモードで撮影した場合の話。
通常の撮影モードでは10cmまでなんで、
ふと近くに寄ってみたり、寄られると全くピントが合いません。
マクロモードに設定すれば良いわけなのですが、
マクロモードでは、撮影範囲が狭くなり、
今度は6cm〜12cm以外は、絶対にピントが合わなくなる。
体感的に10cm未満なのか?って判断しなきゃいけないし、
イチイチ設定を変更する手間も有るわけ。
マクロモードに設定したところで、
やっぱりAFに悩むから、俺の立ち位置が間違ってるのか、
GR3が悩んでるだけなのか、俺も迷ったり。
まぁ、この辺は慣れで、ある程度解消できるかとは思いますけど。
GR3本体がカタカタいう
GR3を振ると、微妙にカタカタいいます。
これは手振れ補正ユニットが動く音らしい。
たしかに、なんかスライドしてる感は有る。
RX100に限らず、他のカメラでは感じたこと無い感覚だったんで、
不良品を疑いまして、調べました。
まぁ、そういう仕様なら、きっと大丈夫なんでしょうけど。
やっぱりなんか嫌な感じが有ります。
RX100M6が多機能過ぎる
結局の所、RX100M6の機能が過ぎるので、
それを基準に、GR3のデメリットを挙げればキリが無いです。
RX100M6は、とにかく万能。
ファインダーも付いており、じっくり撮影する事も可能。
8倍ズームまであり、焦点距離200mm相当でも撮影できる。
これで4K HDR撮影や、スロー撮影も可能なわけですからね。
そりゃ高額なのも納得なわけ。
一方、GR3は、必要最低限の機能のみ。
ファインダーは無いし、フラッシュも無い。
動画は付いてますがフルHDまで。
いや、いっその事、動画も削ってくれて良いのだけど。
いずれも、タッチシャッターには対応していますが、その精度も別物。
GR3はフォーカスに悩み、結果ピント合ってない事も多いですが、
ソニーのタッチシャッターなら、即シャッターでピントもドンズバですからね。
RX100M6は、液晶モニターも可動するので、
低い位置から、高い位置からとタッチシャッターもスゲー使えます。
タッチパネルの操作性は、GRの方が好きなんですけどね。
再生時にスワイプ、ピンチアウトでズームとか、スマホみたいに使えます。
GR3とRX100M6の比較まとめ
ソニー派なんで、色々文句言ってますが、
万能モデルRX100M6と比べてしまうと、
色々な不便な点を感じるのは仕方の無いこと。
GR3は、意図的に全ての機能を省いており、
大型センサー搭載でコンパクトさを実現しているわけ。
RX100M6よりだいぶ軽いのも素晴らしい。
それでいて、写る画は一眼レフ並、
RX100M6では撮れない画が撮れるのは確か。
GR3で、一番難が有るのがAF性能。
結局のところ、ピント有ってるか?ってのが重要なわけで、
フォーカスを技術でカバーできるなら、
GR3のが綺麗に撮れるのは間違いない。
しっかりフォーカスできれば、最高のカメラ。
動かない被写体や、明るいところでの撮影なら、難易度も低い。
ただ、私みたいな凡人には、なかなか難しいのは否めない。
GR3は、最低限カメラの知識が無いと楽しめないし、
いじって試行錯誤できる玄人向けのカメラです。
万人受けするのは、やっぱりRX100シリーズ。
誰でもオートで簡単に綺麗に撮れる。
暗所撮影や、動く被写体を撮りたい場合も、RX100M6。
フォーカス速度0.03秒は、マジで逃さない。
値段がネックになるなら、
RX100M3、M4くらいでも十分満足できるかと。
ズーム、タッチパネルまで求めるなら、
RX100M6の一択です。
RX100M6とGR3の二台要るかと言われれば要らないけど、
そんなこと言っちゃったら、
交換レンズなんてほとんど要らないわけで。
使い所を考えながら、本日も苦悩しています。
まぁ、単焦点レンズを買ったと思えば安いわけで、
気兼ねなくガシガシ使っていければと。
GR3をカスタマイズしながら、一緒に育って行きたいと思いました。
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