テントって、テントだけでは使えないので、
テントと一緒に買いがちなのが、
グランドシート(グランドマット)とインナーマット。
何の為にグランドシートやインナーマットを使うのか?
理解すれば、出費も減るし、荷物も減りますので。
グランドシートの役割
グランドシートは、テントの底に敷くシート。
テント保護だけでなく、湿気、冷気を遮断する効果も有りますが、
テント内にはインナーマットも敷くわけで、
テント底を傷や汚れから守る為に敷く意味が強いと思われます。
グランドシートの代用品
グランドシートは、テント底に敷くペラペラのシート、
テントの下に敷ければなんでも良いわけで、ブルーシートでも代用は可能です。
ただ、グランドシートは、純正の物を用意した方が良いと思います。
テントの形状は様々であり、真四角では無いことも多い。
ブルーシートだとハミ出たり、見た目も悪いし、
グランドシートには、四隅に固定用のゴム紐も付いているから、
ペグダウンして綺麗に固定もできる。
逆を言えば、グランドシートはブルーシート代わりにも使えるわけで、
荷物置き場や日除けとかに使う事も可能。
大きくて厚手のブルーシートも、あんまり売ってもいないし、
ブルーシートなんかよりダンゼン質が良いからね。
ペグにも引っ掛けられるので、
テントやシェルター内の「お座敷スタイル」にも活用できる。
大きめのリビングシートみたいな使い方もできます。
ブルーシートより見た目も良いから、
我が家はブルーシート代わりに使うためにも常備しています。
インナーマットの役割
インナーマットは、テントの中に敷く大判マットです。
グランドシートとセットだったり、別売りだったり。
別売りの場合は、グランドシートよりも高額な物が多いです。
テント形状に有ったサイズで、
グランドシートより厚くクッション性が有るので凸凹地面も和らげる。
インナーマットには、テント内側を守るという面も有りますが、
主な役割は、底冷えを防くこと、あとはクッション性。
また、インナーマットには、R値(断熱力)も記載されていますが、
結局の所、マットは厚みが正義。
厚みがあれば保温力も高くなり、寝心地も快適になりますので、
別に高額なブランド品にこだわる必要も無いと思ってます。
純正品のインナーマットは、大きさこそ有るものの厚みが薄いので、
これだけでは快適に眠れません。
インナーマットの上に、更にマットを敷いている人も多いハズです。
インナーマットの代用品
インナーマットは、テント内に敷く大きいマット。
というわけで、厚みが有るマットや敷布団、絨毯等でも代用できます。
寝る目的だけなら、テントサイズに合わせる必要も無いのです。
インナーマット代用品
- 絨毯
- 敷布団
- 銀マット
- エアマット
- インフレータブルマット
- コット
ただ、薄手のマットや絨毯だけで寝るには厚みが厳しい。
インナーマットと一緒に使って、なんとか寝れる厚さとなるので、
何枚か重ねるとかしないと厳しいです。
エアマットも使ってましたが、
エアマットは穴が空いてしまうと使い物にならないし、
独特の膨らませた「浮き輪」みたいな感じが苦手なので・・・
インフレーターマットに乗り換えました。
最高なのが極厚のインフレータブルマット「ソトネノキワミ」。
圧縮の手間は有るけども、これ以上無い寝心地。
インナーマットは使わず、テント内はこれだけ敷いてます。
→DOD「ソトネノキワミ」レビュー。使って気づいたメリット・デメリット。
インナーマットに追加して、寝袋マットを敷くなら、
最初から厚手のマットだけ買った方が安いし快適。
純正品のインナーマットって圧縮もできず、かさばるからね。
厚みが有れば保温性も増すので、寝袋費用も抑えられる・・・
というよりも、私は寝袋も要らないと思っています。
→寝袋の役割と必要性。家族キャンプは羽毛布団の方が快適な理由。
別に純正品で無くても良い
グランドシートとインナーマットの何が悩むのか?
っていったらやっぱり純正品が高いから。
というわけで、別に純正品でなくとも良いと思うの。
他ブランド品でも似たようなサイズのテントは多いし、
正直、機能的にも大差無い。
・・・なのに、ブランドで値段はだいぶ違いますので。
スノーピークとかスンゲー高いんで、
エントリーパックTTには、コールマンのグランドシート使ってました。
→スノーピーク エントリーパックTT(ヴォールト)を使って気づいたメリット・デメリット
アメニティドームとかも、正方形なので、
他社ブランド品で、簡単に代用できるんですよね。
→スノーピーク アメニティードームのメリット・デメリット。アメドのLサイズを選んだ理由。
上位モデルとなると形が違うけども、多少形は違っても使えなくは無い。
ドックドームプロも、アメドLのグランドシートで代用したりしてました。
ほぼ同じサイズなのに値段はだいぶ違うからね。
マットの代わりにコットを使う
地面にマットやシートを敷かず、コットを使うという方法も有ります。
テント内にコットを広げても良いし、
吊り下げ式のテントやシェルターなら、
地面にコットだけで、快適にも寝れますからね。
足を付ければアウトドアベンチとしても大活躍。
椅子はヘリノックスじゃなくても良いと思うけど、
コットはヘリノックス一択。
ライトコットじゃない方が断然寝心地も良い。
安物のコットは沈むのに、ヘリノックスのコットはハリ感が全然違う。
地面は草のままでも寝れるけれど、グランドシート敷いておけば、
掛け布団が落ちても汚れないし、虫よけ対策にもなる。
ただ、コットの注意点として、
下側はペラペラなので保温性が皆無、
夏場以外は底冷え対策も必要です。
コットの上にブランケットを敷いただけでは、
保温力は弱く、寒いので・・・別途マットも必要となる。
なんだかんだでマットは必要となるわけで、
最近は、地面に直マットを極厚にして寝る方を好んでます。
コットは、動くときしみ音がするって難点も有るし、
家族分のコットを用意するのは、金銭的にも厳しいですからね。
グランドシート&インナーマットまとめ
グランドシートとインナーマットの役割は、
テントの保護、クッション性、断熱性の3つ。
グランドシートは、色々便利に使えるけど、
インナーマットは、別の物で代用しても良いと思いました。
インナーマットだけでは約不足だし、
純正品って高いですからね。
私なら、その値段で「ソトネノキワミ」を買うのです。
テントの下と中は、外から見えない部分だし、
見栄えという点でも、ブランドを揃える必要も無い。
インナーマットは寝るとこにだけあれば良いし、
ちょっと端がグチャっても大丈夫だから。
結局のところ、何が正解でもないので、
あれやこれやと考えるのがキャンプの楽しい所。
参考までに、各々で試行錯誤して頂ければ幸いです。
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