Appleのゲームサブスク「Apple Arcade(アップルアーケード)」。
2021年4月の大型アップデートで、超大作ゲームも増え、
Appleの本気度も見えてきました。
イメージとしては、Nintendo Switchに似ており、
子供が居る家庭ほどオススメ。
我が家もハマっちゃってるので、レビューします。
Apple Arcadeのメリット
月額600円で、家族6人で楽しめる
Apple Arcadeは、月額600円、
年契約なら年額6,000円→月額500円相当で更に安い。
ゲームサブスクとしても最安レベルなの。

ゲームサブスクサービスも、色々有りますが、
月額600円で、100本以上のゲームが遊び放題って他に無いし、
しかも、ファミリー共有にも対応であり、
月額600円で最大6人の家族で使えるのです。
6個の端末ではなく、6人のApple IDなので、
1人で複数台の端末を利用することも可能、
セーブデータもクラウド同期されます。
1人でも6人でも同じ料金ということは、
月額600円も家族6人で使えば、1人あたり100円。
Apple端末でゲームができるので、
ゲーム機本体を買う出費も無いからね。
2019年9月に開始してから、ゲームは毎月増えており、
2022年現在では200本以上に増加中。
配信ゲームが減ること無く、増え続けてるってのも凄い。
他社サブスクでは入れ替えも多いですから。
独占配信が多く、質も高い
月額料金も安かったので、ナメてたんですけど、
サブスクとは思えない質のゲーム、増えてます。
国内大手ゲームメーカーが作る、キラータイトル。
しかも、Apple Arcadeで独占配信ゲームなのですよ。
- スクウェア・エニックス:バリアスデイライフ
- ミストウォーカー:FANTASIAN
- SEGA:Sonic Racing
- カプコン:深世海 Into the Depths
- カプコン:モンスターハンターストーリーズ+
- クラップハンズ:CLAP HANZ GOLF
- バンダイナムコ:太鼓の達人 Pop Tap Beat
- コナミ:悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls
- プラチナゲームズ:World of Demons – 百鬼魔道
- 2K:NBA 2K21 Arcade Edition
- Tilting Point LLC:Star Trek: Legends
- ゲームロフト:The Oregon Trai
いずれも、スマホアプリを超えた大作であり、
iPhone、iPad、Apple TV、Macは、
コンシューマー機のゲームコントローラーにも対応。
PlayStationの「DUALSHOCK」や、
Xbox Oneの「Xboxワイヤレスコントローラー」を繋げれば、
ゲーム機でゲームをやってる気分になるのです。
他プラットフォームで、売っている買い切りゲームも有り、
例えば、Apple Arcadeで人気の「What the Golf」は、
Steam、Epic Games、Switchオンライン等で2,050円で売ってるソフト。
Apple Arcadeでプレイできちゃってビックリ。
また、App Storeの名作シリーズ「App Store グレイツ」も登場し、
スマホアプリのベストセラーゲームも、
Apple Arcadeで楽しめるようになったのです。
- Fruit Ninja Classic+
- Monument Valley+
- BADLAND+
- Blek+
- Threes! – Arcade
- Don’t Strave:Pocket Edition+
- Mini Metro+
- Reigns+
- Chameleon Run+
- The Room Two+
定番のボードゲーム「クラシックコレクション」では、
数独、チェス、ソリティア、クロスワード・・・も遊べるわけで、
大作ゲーム、スマホゲーム、ボードゲームと、万能なんだな。
広告が無く、追加料金不要
無料アプリとは違い、広告と課金要素が有りません。
追加料金は一切不要で、無駄な時間も取られない。
そして、「暴力的な表現や性的描写」への規制も有るので、
子供にも安心して使わせられるのです。
かたっぱしから、人気作品をダウンロードしまくってあげられる。
子供のタブレットをゲーム漬けにする不安が無い。
子供向けのゲームも多く、知育要素の有るゲームも多い。
グラフィックも美しく、全体的に上品でオシャレだし、
下手な知育教材よりも、ホント質が高い。
俺の頭も良くなってる気がしてる。ウホホイ。
Apple Storeのアプリって、対象年齢も明記されているから、
子供の年齢に合ったゲームも探しやすい。
で、子供におすすめのゲームは・・・パズルゲーム全般です!
てか、一通り試しても料金は変わらないし、
先入観持たず、色々試すべき。
まぁ、App Storeには、
レビュー評価システムも有るから選びやすいし、
子供の好みもそれぞれ、基本的にハズレも無いよ。
対応機種が豊富→マルチプレイ可能
Apple Arcadeの対応端末は、
iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV、Macといった、
お馴染みのApple端末。
端末の数だけ、コントローラーも増えるのです。
- iPhone
- iPad
- iPod touch
- Apple TV
- Mac
iPhone、iPadが、ゲーム機+ディスプレイ+コントローラーとなる。
家族でAppleユーザーなら、皆で一緒にゲームも楽しめてしまう。
Apple TVに複数コントローラー繋げて、大画面で楽しんだり、
iPhoneやiPadのユーザーとワイヤレス接続して、
複数画面でマルチプレイしても良いのです。
Apple Arcadeに加入=皆が同じゲームをプレイ可能ということ。
マルチプレイ対応ゲームも多く、家族で一緒にゲームをすることも増えました。
同じゲーム機と同じゲームソフトを、複数買う必要も無いわけでマルチプレイのハードルも凄い低い。
各自のスマホ&タブレットで、気軽にワイヤレスマルチプレイできる。
コレ素晴らしい。
パーティー向けゲーム、盛り上がるアホゲーも多いので、
友達とか、皆で集まる時だけ契約するのも有り。
1ヶ月契約したって600円、
即解約手続きしても、お金払った期間は使えるのです。
ダウンロード→オフラインで楽しめる
Apple Arcadeは、ゲームをダウンロードして遊ぶ仕組みであり、
オフラインプレイに対応したゲームも多いです。
外出時にモバイル回線も不要、
WiFiモデルのiPadでもOK。
データ通信量も気にすること無く、
子供の暇つぶしにも使わせまくれるのです。
ストリーミングゲームとも違い、
ゲームを端末にインストールするので、
ゲームが回線速度に影響されることも無い。
ストリーミングプレイのような遅延、画質の乱れも無い。
ストレスが無い。
モバイル端末で、PCゲームが楽しめる「GeForceNow」もありますけど、
あちらはストリーミングゲーミング。超高速回線も必要。
月額1,980円もするし、ゲームソフトは別途購入しないとダメだからね。
→GeForce NOW評判&レビュー。Steam Linkと比べたメリット・デメリット。
iPhone、iPadでは、GeForceNowは微妙でしたし、
2022年3月時点で、未だにiPhoneでフォートナイトはプレイ不可能です。
→GeForce NowをiOS(iPhone、iPad)で使って気づいたデメリット。フォートナイト難民にはAndroid端末をオススメする理由。
解約方法が簡単、セーブデータも残る
Apple Arcadeは、解約方法も簡単。
iPhone、iPadでは、設定→サブスクリプション→Apple Arcadeから、
解約手続き(更新解除)が可能です。

解約後は、ダウンロードしたアプリは起動不可となりますが、
ゲームデータは、iCloudに保存されているので、
解約してもセーブデータは消えません。
ゲームをアンイストールしても、ゲームデータは復元できるし、
契約中も、ゲームはバシバシ削除しても問題無し。
再契約すれば、解約前の続きからも遊べるわけ。
というわけで、やりたいゲームだけやって、
つまらないと思ったのなら、即解約したら良いのです。
単月契約なら600円で済むし、
1ヶ月、3ヶ月の無料トライアルもやってますからね。
注意点として、無料トライアル期間中は、
解約手続きと同時に利用できなくなります。
既に有料期間なら、有料期間を終えるまでは使えますので、
解約手続きだけ先にしておいた方が良い。
解約というよりも、自動更新を辞める手続きですね。
- ほとんどのサブスクリプションは、解約しない限り自動的に更新されます。
- 有料のサブスクリプションを解約した場合、次回の請求〆日までは引き続き利用できます。
- トライアル期間中に解約した場合は、解約直後に利用できなくなることがあります。
Apple Arcadeのデメリット
1人では割高
家族6人で使って月額600円なら安いですけど、1人で月額600円だと微妙です。
ゲーム自体の内容も、ファミリー向けのゲームが多く、
Apple端末ではスペックの限界も有る。
どちらかというとインディーズゲームが多く、ライトユーザー向けのサービスです。
コアなゲーム、ハイスペックゲームを求めるなら、やはりゲーム専用機には敵わない。
ゴリゴリのPCゲーマーにも、物足りないかなと。
まぁ、コンシューマー機のゲームサブスクも、
オマケ程度のサービスが多いから、この辺はなんとも。
ちなみに、1人で使うなら、Apple Arcade、Apple Music、Apple TV+、
iCloud(50GB)がセットの「Apple One」の方が良い。
Apple Oneは、上記4つのサービスセットで1,100円。
Apple Musicに+120円なら、Apple Oneにした方が良い。
個人 | ファミリー | |
---|---|---|
Apple Music | 980円 | 1,480円 |
Apple TV+ | 600円 | |
Apple Arcade | 600円 | |
iCloud | 130円 ※50GB |
400円 ※200GB |
Apple One | 1,100円 | 1,850円 |
ゲームし放題のApple Arcadeだけでなく、
動画見放題のApple TV+も、月額120円以上の価値は有りますから。
※参考→Apple TV+(アップルTVプラス)を契約して気づいたメリット・デメリット | 俺の動画。
iPhoneでは微妙
iPhoneでもできるけど、スマホサイズでは厳しいゲームも多い。
どちらかというと、iPad、Mac、Apple TVでプレイすべきサービス。
持ってないなら、価値は半減します。
iPhoneでもできるけども、iPhoneは外で仕方なくやる用です。
せっかく綺麗な映像も、小さい端末では意味ないし、
スマホスペックの限界もある。
スマホの疑似コントローラーでは操作も難しい・・・
そもそも、コントローラー必須のゲームも多いのです。
PS5のコントローラーも使えるけど、Xbox Oneのコントローラーが間違いない。
Windowsでも使えるし、値段も格安でコスパも良い。
ストレージ容量を喰う
Apple Arcadeは、大量のゲームが遊び放題・・・
とはいえ、ゲームアプリのダウンロードが必要なので、
ゲームを入れるほどに、本体のストレージ容量が無くなります。
あんまり考えずに入れまくると、50GBくらいあっという間に埋まる。
64GBモデルでは無理です。
気をつけるべきは、Apple TV。
Apple TVは、32GBと64GBモデルしか有りません。
※参考→Apple TV HDとApple TV 4Kの違い。新型Apple TV 4K(第2世代)のメリット・デメリット。 | 俺の動画。
64GBもスグに埋まり、インストールできなくなりました。
大作だと1ゲームで4GBを超えますからね。
また、ゲームのセーブデータも地味に容量食います。
ゲームを消しても、ゲームデータは消えないと言いましたが、
Game Centerも、個々のゲームデータも、iCloud Drive容量を使うということ。
無制限にセーブデータを保存できるわけでも有りません。

セーブデータを残すほどに、iCloudデータ容量は消費される・・・
複数端末でのデータ同期、クラウドセーブの弊害です。
無料のiCloud容量って、5GBしか有りませんから、
要らないゲームデータは、なるべく消した方が良いのです。
Apple IDはユーザー毎に必要
Apple Arcadeを使うには、Apple IDが必要です。
何を当たり前の事を言ってるか?ではなく、
ファミリー共有する場合、これを理解して無いと後で積みます。
特に子供に使わせる場合、これは厄介な問題。
子供毎にApple IDを管理するのも面倒ですし、
購入アプリを家族で共有するために、同じApple IDを使いまわしている人も多いハズ。
アプリ内購入(非消耗型のApp内課金)までファミリー共有してくれるアプリも少ないからね。
Apple Arcadeのデータは、Game Centerアプリを通してクラウド同期される。
そして、Game Centerのアカウント=Apple IDだということ。
複数人の家族で、同じApple IDを使ってしまうと、
全ての端末のゲームデータも同じになってしまう。
皆のゲーム進行具合がゴチャゴチャになるし、
マルチプレイも、同じApple IDでやるとエラー出ちゃうの。
というわけで、子供に使わせるなら、
子供毎にApple IDを用意しないとダメなのです。
13歳未満のApple IDは、保護者しか作れませんが、
保護者のiPhone、iPadからは簡単に作れますので、
Appleサブスク加入するなら、ついでにやっておきましょう。
設定→ファミリー共有→メンバー追加です。
必要な情報は、子供の生年月日、名前、管理者の電話番号。
あとは、子供の「Apple ID」と「パスワード」を決めるだけ。
Apple IDの作成で、iCloudのメールアドレスも取得できます。
忘れずに控えておきましょう。
13歳未満の子供は、アプリインストールに保護者の承認も必須なので、
Apple Arcadeのゲームインストールも非常に面倒です。
子供毎、ゲーム毎に承認作業が有り、スンゲー時間もかかる。
そして、「承認と購入のリクエスト」が機能しない時もあるからね。
ちなみに、iPhoneやiPadって、ユーザー切り替えはできないので、
1台のiPhone、1台のiPadにつき、1人のApple IDとなります。
サインアウトすれば、ユーザー切り替えは可能ですけども、
実際のところ、これは現実的では有りません。
一方、Apple TVのアカウント切替は簡単なので、複数ユーザーで共有して使えます。
設定→アカウント切り替えすれば、ゲームデータも自動的に反映してくれます。
近くに追加したいiPhoneやiPadが有れば、Apple TVへも簡単にアカウント追加もできます。
iPhoneやiPadで進めたゲームの続きをテレビでやる。
大画面でゲームをやった方が姿勢にも良いし、やっぱり面白いですから。

Apple Arcadeまとめ
他社でもゲームサブスクサービスが増えてますけど、
Apple Arcadeのコストパフォーマンスは圧倒的。
コンテンツが多いだけでなく、コンテンツが増え続けてるってのも凄いなと。
現在では200本以上のゲーム。
家族で楽しめて月額600円って・・・
動画、音楽、書籍よりも安いわけで、
ゲームの価値も、ゲームを所有する意味も、よく分からなくもなりますね。
Steamセールで、まとめて買い・・・しなくなるわ。
xCloud、Stadia、Lunaといった、
クラウドゲーミングも、しばらく来ないっぽいし。
対するAndroidのPlay Passも、未だ米国のみ。
今のうちに、Apple Arcadeを楽しむのです。
1ヶ月試して・・・微妙なら辞めたら良い。
私は、まだまだ辞めませんけど!
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