カングーは、カスタマイズしてナンボの車。
標準装備では、お世辞にも使い勝手が良い車とは言えません。
純正オプションパーツも微妙であり、
ディーラーや専門店にお願いしたところで、
まぁビックリするような金額も取られます。
だったら自分でやってみようと、
素人なりにやってみたら、そこそこできましたので、
ワタシが実際にやった、カングーカスタムまとめておきます。
主にキャンプで利用しているので、アウトドア目的のカスタムです。
収納カスタム作例
カングーで優先順位が高いのは収納カスタマイズ。
積載量が多くとも、収納は少ないわけで、
そのままではマジ使いづらいです。
リアキャリアフローリング化
カングーの床は、意味不明の起毛カーペット素材。
リアキャリアも同じ素材なので、キレイなウチに対策しておきましょう。
難易度が低くて、簡単なのに、非常に便利。
スライドしやすくなる、汚れたものをそのまま入れられる。
→カングー荷台(リアキャリア)の床をフローリングマット化してみた
必要なものは、フローリングマット。
使う道具も、内張り剥がし、トルクスドライバーだけ。
手順もマットをカットして、挟むだけなんで凄い簡単。
改造リスクも無いからね。
トノボード
リアキャリアの下段をフローリング化したら、次は上段です。
付属の純正トノボードはプラ素材、
見た目がイマイチなだけでなく、耐荷重も低い。
指定寸法で板をカットするだけ、カットも店舗でやってくれるから。
私は自分で裁断して、塗装もしたから大変でしたけど。
→カングートノボードを自作カスタマイズ。作成手順と必要だったモノ。
ツーバイ材でもトノボードを造りましたけど、こっちの方が分厚くて好き。
ピッタリ作らないほうが、実は便利に使えます。
→カングーリアキャリアにベンチ&テーブルを作成。ツーバイ材の頑丈トノボード。
フック天井
リアキャリアの床、棚と収納を強化したら、
次は天井スペースの有効活用。
カングーは、天井が高いので、フックがあるだけで収納の幅も広がります。
内張り固定クリップを外して、タップ穴加工をする方法と、
隠れネジ穴にフックを取り付ける方法。
→カングー室内天井にフックを増設。荷室の上部にネット用の収納スペースを作る。
定番なのは、隠れネジ穴にフックを取り付ける方ですけど、
カバーに穴を空ける必要が有りますので。
タップ穴加工は、穴をネジ穴に加工する方法。
真っ直ぐタップハンドルを回すのが難しい。ちょっと勇気も要りました。
ルーフラック(ルーフキャリア)
室内の収納を増やしたら、室外の収納。
カングーといえば、ルーフラック。
屋根の上にルーフラックを設置することで、
大物も積み込めるようになるってのもありますけど、
バスケットが載っかった見た目が、なにより最高なのです。
カングー純正オプションのルーフバスケットラックよりも、
YAKIMAメガウォーリアーとの組み合わせが好きです。
取り付け方法も、ルーフレールの展開に苦戦したくらいで、
あとは車を傷つけないように車の上に載せるだけ。
ただ、一人でやるのは厳しいです。
→カングーにルーフラックを装着。YAKIMAメガウォーリアーの取り付け方法。
我が家はキャンプ用品の半分が、ルーフキャリアに詰め込み。
これが無いとキャンプ無理なのです。
カングーでファミリーキャンプするなら必須かと。
リアラダー(ハシゴ)
ルーフラックが有るなら、付けたくなるのがリアラダー。
ルーフラックへ積載しやすくなるハシゴです。
カングー専用に作られたということで、思ったよりも簡単に取り付けられました。
ボディに穴を開ける必要も有りません。
見た目も良いけど、車に登れるって楽しいから。
子供も絶対乗りたいやつ。乗せて写真も撮りたいやつです。
ドリンクホルダー
カングー使えないランキング一位がドリンクホルダー。
ショート缶くらいしか入らず、丸いペットボトルも無理なやつ。
ホント同乗者も困るんで、増設したほうが良いです。
フロントドアの内側取り付けは、難易度が高そうだったので、
前後ドアの間に有る柱(Bピラー)に取り付けました。
カングーは、後部座席にもドリンクホルダーが無いですからね。
やる前は大変かなと思ってましたが、数分で取り付けられました。
柱カバーも簡単に外れるので、穴開ける勇気さえ有れば。
→カングードリンクホルダーを追加で取り付け。後部座席からも利用できるように増設してみた。
内装&外観カスタム作例
続いて、内装をオシャレにする、自己満カスタマイズ。
カングーって機能より見た目で選ぶ車ですからね。
バックドアパネル
カングーを買ったらやりたいカスタマイズNo.1。
リアキャリアの扉、バックドアパネルの交換です。
バックドアパネルを固定しているクリップを外すのが、まず大変。
ベニア板のカットも、ちょっと苦戦しました。
パネルは塗装ではなく、壁紙の貼り付けにしました。
綺麗に塗るのは大変だし、壁紙ならオシャレな柄も選び放題。
これなら他の人とも被らないと思いますので。
→カングーバッグドア用パネルをDIYでカスタマイズ。作成手順と必要だった物。
テーブルトップ
後部座席のテーブルトップに柄を入れる。コレ簡単です。
リアキャリアで余ったフローリングマットを、カットして貼るだけ。
ただ、テーブルトップの柄を変えたところで、
使い勝手は変わりませんので悪しからず。
アームレスト張替え
アームレストの汚れが気になったので、アームレストを張り替えました。
張替えといっても、上から別生地でカバーするだけ。
アームレストを外すのに、トルクスドライバーが必要です。
リアキャリアのフローリング化で使ったドライバー。
カット生地を両面テープで止めるだけなので、作業自体はとても簡単です。
フロントドア内張り布
フロントドアの内張り布も変えてみました。
こちらも張替えではなく、布を隙間に入れ込むだけ。
使う道具も内張り剥がしだけ、アームレストの張替えよりも簡単です。
アームレストの柄に合わせると、統一感が出て良きかな。
カングーロゴのトリコロール化
車の後ろ側、バックドアに有るカングーロゴ。
トリコロール化するための専用シールが売られています。
エンブレムを綺麗に拭いて、ズレないようにシールを貼るだけ。
しっかり張り付いているようで、洗車しても全然剥がれません。
ドアミラー塗装
デカングーのドアミラーには、トリコロールカバーが無い。
というわけで、自分でトリコロール塗装してみました。
大変なのは、最初の塗装を削る作業。
綺麗に塗装するには、最低限の塗装知識も必要でした。
繰り返し塗装するので、時間もそれなりにかかります。
→カングーサイドミラー(ドアミラー)をトリコロール化。ミラーカバーを塗装してみた。
見た目のインパクトは大きいので、手間でもやる価値はあるかなと。
ホイールキャップ塗装
カングーの車体カラーに合わせて、白ホイールにしたい。
というわけで挑戦したホイールキャップ塗装。
ドアミラー塗装に比べ、面積が大きいので凄い大変でした。
→カングーホイールキャップの塗装手順。ホイール塗装して気づいた注意点。
白ホイールの見た目は非常に良いのですけど、
カングーはブレーキダストが多いので、一瞬で黒くなるのです。
これが・・・
こうなっちゃうから。あんまりオススメできない。
その他カスタマイズ作例
テールランプ交換
3年目にブレーキランプが切れてしまったので、自分で交換しました。
電球自体は非常に安いんで、ほぼ工賃ですね。
私はケチって自分でやってましたけど、カングーはなかなか大変。
ちょっとボディも破損させてしまったので・・・やるなら覚悟して。
LED電球とかに交換するのも面白いと思います。
→カングーテールランプの交換方法。ブレーキランプがつかないので自分で交換してみた。
シェードカーテン
カングーのバックドアには屋根が無い。
屋根があれば、ドアを開けたまま休憩スペースにできる。
というわけで、シェードカーテンも作ってみました。
→カングーリアキャリアのシェードカーテン。バックドア用の日除けタープを自作してみた。
あまりにも気に入ったので、スノーピークバージョンも作ってます。
→スノーピークテントをリメイクして、スノピ風カングーシェードカーテン作成してみた。
カーサイドタープ
シェードカーテンを作って余った生地で、
カーサイドタープも作ってみましたが・・・
こっちの方が使えました。
私は、スノーピークのテントを解体→継ぎ接ぎしたので凄い大変でしたけど、
大きい布で作れば簡単なハズ。タープって四角く縫うだけですからね。
ルーフキャリアが有れば設営も簡単なので、予想以上に使えるやつ。
ちょっとした屋根が必要な場合、
小さめの簡易タープとしても使えるのも便利。車に常備してます。
レザーキーカバー
オマケです。
カングーのレザーキーカバーも作ってみました。
鍵を包み込んで仕上げたので、電池交換の際に困るやつ。
ジャックナイフパターンのキーケース。
横から鍵が出るので、ウェットフォーミングで型取り。
試行錯誤して70点くらいの出来。再挑戦の予定は無し。
素人なんで縫製もガタガタなんですけど、
ヌメ革の味が出てきて、良い感じに分からなくなってます。
カングー自作カスタムした感想
車のカスタムって、高いイメージ。
自分でやれば、材料費とパーツ代しか掛かりません。
当たり前なんですけども、
意外と安くできるもんだなと感じました。
その代わり、失敗して、材料を無駄にする。
余計に買った材料費、パーツ代、
全部含めてもやっぱり安かったし、良い勉強にもなりました。
やり方を知っているか知らないかだけの違い。
やり方を知らないだけで、ホントやろうとも思わないし、
その分、知らない人にとっては、
自分でやったの?凄いねって言われるわけで。
せっかくカングー買うなら、DIY挑戦も面白よって話。
最初は、ちょっと失敗したかなって思ったカングー。
これだけ手を加えたら、そりゃ愛着も湧くし、
今となっては家族みたいな存在なのでした。
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